俺達はサースタンさんの待つ遺跡に行く前に補給物資の調達をすることにした。フェシス・アロールという名前のダークエルフの男性の店に立ち寄ったが、かなりやり手のように振る舞っていた。ここのグローヴァ―・マロリーという名前の人物とは良い取引を行っているらしい。
フェシスはどうやら東帝都社と繋がりがあるらしく、ヴィットリア・ヴィキという名前の女性とも知り合いだとか言っていた。かなりの地位らしい。面倒くさいタイプではあるが悪い人でないと思うので、その自慢を聞き流すことにして、補給物資を買ってその場を後にした。
ヴァーロック遺跡を調査せよ!
早速サースタンさんの待つ遺跡に向かった。地震で現れたものではあるが状態は良いようだった。考古学者だけあって遺跡の仕組みに詳しく何と竜語まで読めるのだとか。凄いな!
一番最初の仕掛けには「生贄は探し求めるものに近づける」と書かれていた。どういう意味か分からなかったが、ミラークが近くに遺棄されているドラウグルの死体をトラップの焼却炉に入れるように耳打ちした。
実際にやってみるとすんなり仕掛けが解除された。流石は古代のノルドだ、これには助かった。サースタンさんにはミラークの事はバレていないようだったのでそういう意味でも助かった。とりあえず左の道から行こうと思う。
道なりに進むと2つ目の仕掛けを見つけた。中央の光る柱にそれを囲む柱が3つあるといった形だ。石板を解読してもらうと「すべての人は死ぬ。多くが自ら生み出したものによって」と書かれていたらしい。
意味は同じく分からなかったが、3方向それぞれに武器が置いてあった。よく見れば光る柱にも武器の絵が刻まれていた。
1つ目は水色の光る柱の後ろには氷雪の杖、2つ目は緑色に光る柱の後ろには古代ノルドの弓、3つ目は赤色の光る柱の後ろに古代ノルドの剣を当てることで仕掛けが解除出来た。この調子で次も進もう。
最深部ではドラウグルとドラウグル・デス・オーバーロードが襲い掛かってきた。ミラークは揺ぎ無き力を完璧に使いこなしてオーバーロードとの格の違いを見せつけていた。やっぱり強いなぁ。セロもセラーナも負けじとドラウグルに攻撃した。俺も負けていられないな。
全滅させた後にドラウグル・デス・オーバーロードからアメジストクローの左半分を見つけた。これで後使うことになると思うので持っておくことにした。
その後サースタンに再び解読してもらった。言葉の壁も解読出来るようで、ここの遺跡がミラークを倒したガーディアンについて書かれていると言った。つまり因縁のある相手か。ミラークの気の張りつめようはそのためか。どんなガーディアンなのだろう?
最後に言葉の壁の言葉を吸収した。戦いの激昂というシャウトで、第1節は忠実だった。残りもここで見つかるだろうか?
今度は右側の道に進むことにした。そこで3つ目の仕掛けを見つけた。解読してもらうと「道を歩み続け、来た道を戻るなかれ」と書かれてあった。サースタンさんは2つの事が分かったと言った。1つ目はこのトラップでよくある床を踏むこと、2つ目は自分は近づかないということだ。2つ目はちょっとズルくないかい?
まぁやるしかないか。一度で済ますために旋風の疾走を使って一度で終わるように行動した。上手くいかせるのに時間が掛かったが、数分後には解除出来た。
解除後に言葉の壁に近づくとやはりドラウグルとドラウグル・デス・オーバーロードが襲い掛かってきた。返り討ちにした後に再びアメジストクローを見つけた。今度は右半分だ。これで揃ったと見ていいだろう。
言葉の壁に近づくとシャウトを吸収した。戦いの激昂の第2節である勇気を学んだ。もしかしたらここで全て揃うかもしれない。
再びサースタンさんに解読してもらうと、ガーディアンは人間にもドラゴンにも称えられた人物らしい。どちらのガーディアンかは分からない様子だった。後で分かるかもしれない。
最初に来た道に戻り、アメジストクローを左右の鍵穴に設置して進んだ。その後、魔法で瞬間的に生まれる床を渡りつつ仕掛けを解除して進んだ。終盤にかけて早くなるので大変だった。
消える床を走破した後に物語の間に到着した。アメジストクローには順番が刻まれていなかったので、再びサースタンさんに助力してもらった。最初はそよ風、次は夜空と月、最後は火と鱗だった。その並びで考えると、鷹、オオカミ、竜となる。
その並びに変えた後にアメジストクローを挿入したら扉が開かれた。サースタンさんに感謝だ。おかげで順調に進めている。
ドラゴン・プリースト、ヴァーロックを倒せ!
最深部には言葉の壁があった。近づくと棺からドラウグルに似た敵が目覚めた。サースタンさん曰く「ドラゴン・プリースト」と呼ばれる存在らしい。宙に浮いており機動性の高さが伺える。破壊魔法の火炎球や魔力の盾等を使用してくる強敵だ。それにここは炎が噴出する床が敷き詰められており、俺は苦戦を強いられた。ルパートは今回待機してもらった。ぬいぐるみだからね、燃えたらいけないし。
そこへセラーナのアイススパイクとミラークのサイクロン、セロの炎の精霊で遠距離からの攻撃を行い、俺も破壊魔法で応戦することにした。
そこで俺が使用したのは、アポクリファで見つけた呪文書を読んで学んだもので「死の稲妻」という雷撃系の破壊魔法だ。直撃すれば攻撃を中断させることが出来るし、高所から攻撃して敵の落下を容易に行えるという優れた魔法だ。しかし、巻き添え被害も発生しやすいので使い所は気を付けねばならない。
俺は何とか水辺に追い詰め死の稲妻を直撃させて、皆の攻撃を一斉に受けてドラゴン・プリーストはついに力尽きて死んだのだった。
ドラゴン・プリーストを殺した後に言葉の壁に近づくと、再びシャウトを吸収した。戦いの激昂の第3節、激励を覚えた。これで戦いの激昂は完全に習得したことになる。その内ドラゴンソウルが貯まったら使えるようにしようと思った。
サースタンさんに最後の解読をしてもらうと、言葉の壁があるこの場所はガーディアンの墓であり、忠実故に名誉ある死を与えられたそうだ。名前はヴァーロックという名前で遺跡にもその名前がついたらしい。きっと重要人物だったのだろう。サースタンさんも同意見だった。
そして、遺跡探索の報酬として1,000ゴールドをくれた。こんなにくれるなんてありがたい。
この墳墓がトラップが多いのは迷惑な訪問者撃退と試練のためであること、ヴァーロックがここに眠っていたのはミラークを討伐した功績により建てられたこと、人間やドラゴンにも一目置かれる位認められていたこと、ソルスセイムに来たのはその看守のためと一緒に渡った古代ノルドが今のスコールの先祖であったかもしれないことが分かった。
憶測や推測の部分が大きいために断言出来ないが、関連はありそうだ。いい勉強になった。隣で聞いていたミラークは苦い顔(仮面で分かるわけないけど)していたけどな...。
先祖の無念を晴らせ!
俺達はレイヴン・ロックに戻ってきた。補給物資の調達のためと武器の修理等だ。物資調達を完了し鍛冶屋を当たると、あるブレトンの男性が話し掛けて来た。フェシスさんが言っていたグローヴァ―・マロリーその人だったのだ。
グローヴァ―はクレシウス・カエレリウスという名前のインペリアルの老人に、自分のつるはしを持っていかれたので取り返して欲しいという依頼だった。そのつるはしはスタルリムの鉱脈をも砕くことが出来るらしい。どうやって入手したのかを尋ねると、しどろもどろになりながら「譲ってもらったのさ」と言った。もしかしたら盗品かもしれない。まぁやるだけやってみますかね。
色々話を聞いてみると、骨削の鎧の製法にも詳しいようだ。リフテンで技術を磨いたようで、その友人はヴァンリスという名前のダークエルフらしい。ソルスセイムに来たのは今までの成果を試すためなのだとか。盗人疑惑はあるが中々素晴らしい職人気質だと俺は思った。
俺達はクレシウスがいるとされるレイヴン・ロック鉱山へ赴いた。そこではダークエルフの女性とクレシウス本人と思われるインペリアルの老人との言い争いが起きていた。どうやら女性はクレシウスの妻らしく、エイフィア・ヴィローティという名前らしい。心配で仕方がないようだ。
俺が仲裁に入ると落ち着きを取り戻したクレシウスは、ここにレイヴン・ロックを復興させるだけの秘密が眠っていると言った。それは彼の曽祖父のグラティアン・カエレリウスがここで命を落とした事に起因しているらしい。
東帝都社がこの一件に関わっているらしく「大いなる悲劇」と銘打って事実の公表をしなかったらしい。それはグラティアン・カエレリウスに黒檀の鉱山で見つかったものを調査して欲しいと書かれた手紙と鍵をクレシウスとエイフィアが見つけた事でその疑念が確実になったと思ったかららしい。
クレシウスはどうやら俺達にその代行を依頼したいらしい。妻の言い分も分かるがグラティアンの死の真相も調べたいのは変わりない。しかし、時間という敵に追いつかれてしまったために上手くいく保証は無い。そのために依頼するようだ。
グラティアンは生前探索の際に日記に書き記していたらしい。それを見つければ手掛かりになるだろう。クレシウスの気持ちを汲んでその依頼を受けることにした。
探索の前にグローヴァ―さんから取った古代ノルドのつるはしを返してもらうようにお願いすると、売り物じゃないと言って怒った。しかもスコールから盗んだ疑惑があるようなのだ。やっぱり盗品なのかねぇ。まぁ約束なので俺は説得して返してもらうことに成功した。その内渡しに行こう。
その他にエイフィアと言い争っていたのは年を取り過ぎたせいで耄碌したと思われたかららしい。もし言う通りだったら2度と鉱山には入らず,腰を落ち着けて平穏に過ごす事にするらしい。
だが、代々鉱山労働者として過ごしてきたために、この鉱山がそんなに脆くないという直感を抱いていると言った。当たっているかは不明だが頑張って調査しようと思う。
道中ドラウグルやドラウグル・デス・オーバーロードの襲撃を受けたがこれを返り討ちにして進み、遺跡と思われる扉のある場所まで到着した。そこではグラティアン本人と思われる遺骨とエリアスという名前の人物の遺骨を発見した。
失敬してグラティアンの遺骨を調べると、日記とブラッドスカルの剣と呼ばれるグレートソードを発見した。日記を読めば分かるだろうか?
日記によると、東帝都社からの依頼でこの遺跡を調査することになったグラティアンは助手のミリアスを引き連れてここまで来たらしい。道中にこのブラッドスカルの剣を見つけたが、ミリアスに反対されながらも引き抜いた事でドラウグルを目覚めさせ、戦うことになってしまったようだ。
不幸なことにミリアスは戦死し、グラティアングラても深手を負ってしまった。何とか脱出するためにブラッドスカルの剣駆ら光波を発することが出来る事実を見つけたが、体力の限界を迎えてしまった。この日記を東帝都社の上司に届ける事と妻への愛を想い、アーケイへ死後の安寧を願って事切れたようだ。何とかその無念を晴らそうと思う。
門には縦向きや横向きの赤い線が見えた。日記を頼りに縦一文字や横一文字に光波を出して仕掛けを起動させた。最後は入り口に向かって縦一文字に光波を放って扉を開けることが出来た。
その後、ギロチンのトラップを俺とミラークは旋風の疾走で擦り抜けた。セラーナとセロ、ルパートはタイミングを見計らって潜り抜けた。
最深部には言葉の壁と宝箱を見つけた。それを開けようとすると水辺からドラゴン・プリーストが現れた。
ドラゴン・プリースト、ザークリソスを倒せ!
そのドラゴン・プリーストの名前はザークリソスという名前で、ミラーク曰く元部下らしい。破壊魔法の雷撃を得意とし、水上歩行しつつ達人魔法であるライトニングテンペストを駆使するようだ。俺は死の稲妻を使用して動きを封じ、ルパートは氷雪の杖、ミラークにはサイクロンで援護してもらった。
しかし、ドラゴン・プリーストの実力は確かに凄かった。死の稲妻を潜り抜け、背後に回ろうとしたのだ。セラーナはドワーフの弓で応戦し、俺もそれに続いてブラッドスカルの剣の光波を何度か繰り出した。最後はセロにとどめを刺してもらった。他にもいるかもしれないので、遺跡や言葉の壁に行く時は注意が必要だろう。
最後に言葉の壁からシャウトを学んだ。ドラゴンアスペクトの第3節、ウィルムを覚えた。これで完全に使えることになるだろう。これもドラゴンソウルが揃い次第使おうと思う。
黒の書、変化の風を学べ!
脱出しようとしたら黒の書を見つけた。変化の風と書かれていた。ハルメアス・モラとは決別したが、その知識から学べる事は有益だ。得られるものはしっかり得て冒険の役に立てようと思ったので、俺は再びアポクリファに旅立った。
そこでは毎度お馴染みのシーカーとルーカーを返り討ちにして、最深部で変化の風を読んだ。
その内容は、俺が行う物理攻撃やシャウト、破壊魔法などの巻き添え被害を防止する同胞の洞察、本を読んで得た知識を更に有効に使用出来るようにする学者の洞察、異性に対する攻撃や商取引が少し有利になる恋人の洞察等だ。
旅で仲間も増えたので俺は同胞の洞察を学ぶことにした。その方が巻き添え被害を出さずに戦いに集中出来るからだ。
アポクリファから脱出後、遺跡を出るとそこは強奪者の巣窟に出てしまった。俺達はそれを返り討ちにして進み、その時吸血魔法の「吸血鬼の種」と呼ばれる魔法を使用した。俺の骨を敵に打ち出し、食い込ませてから遠距離でも吸血出来る優れた魔法だ。
ハルコン卿を殺してしばらくしてから学んだ吸血鬼の王としての魔法だが、意外と有効だ。山賊や強奪者相手限定で使用していこうと思う。
先祖と依頼人の尊厳を取り戻す事に成功
俺達はクレシウスさんにグラティアンの日記を渡しに行った。彼は自分の考えが当たっていた事を喜び、先祖の無念を晴らしてくれたお礼に500ゴールドを報酬としてくれた。
俺はクレシウスさんの家計について聞いてみることにした、かなり苦労したと思うので身の上話を聞こうと思ったのだ。グラティアンは入植当初からここに移り住んだという。彼が無くなって残されたのは妻と後の祖父になるレリカスであった。その後父親の名前は出てこなかった。かなり複雑な家庭だったようだ。
その後、母の願いを叶えるために彼女だけ帝都に行かせたと語った。死ぬ前に故郷を見せたかったらしい。親孝行は良いことだと思う。そして、黒檀の鉱山が枯れたと分かるや否やインペリアルはクレシウスを残し出て行ってしまった事に愚痴を零していた。だが彼の勘は代々培ったものでや養われており、その屈辱が報われたことに歓喜していた。俺としても彼の喜ぶ顔が見れて良かったと思う。