スカイリム(SkyrimSE) ドラゴンボーン編 第2話 ハルメアス・モラの謀略 | TES&fallout forever

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 ミラーク聖堂を脱出すると朝を過ぎた頃だった。うだるような苦しみを他所にフリアさんはある方角を指さした。それは風の岩と呼ばれる岩が汚染され、村人が操られていると教えてくれた。早く開放しなければならないだろう。

 そして、スコール村に到着した。そこは障壁のようなものが張り巡らされており、ストルンの力で守っていると教えてくれた。個人でここまで出来るなんて凄いなぁと俺は思った。

 

ミラークの呪縛から人々を解放せよ!

 ストルンはみね歩きのストルンの異名を持ち、皆から慕われているようだ。俺も初対面だけど好感が持てると感じた。

 そして、ミラーク聖堂で不可思議な本を読んだことでどこかに飛ばされた事を伝えた。それは伝説にも登場し、凄惨な戦いが行われ、怒ったドラゴンに焼き尽くされたのだと言った。だが、ミラークは死んでおらず、遂には戻ってきたのだと確信していた。

 ドラゴンボーンである事にミラークと俺には何かしらの繋がりがあるとストルンは感じており、救いになるか破滅になるかは分からないと言った。俺としては世界を破壊したいなんて願望はないので杞憂だと思う。

 ストルンはサエリングズ・ウォッチへ行ってミラークが使うシャウトを学ぶように指示された。その力を用いれば祠を破壊出来るかもしれないと考えているようだ。力の源を考えれば理にかなっている。

 ミラークの洗脳は日に日に力を増しているので早急な対処が必要になる。早速向かおう!

 サエリングズ・ウォッチへの道中は見たことが無い敵も大勢いた。ゴブリンよりも小柄なリークリングやウェアベア(熊に変身する人間)等だ。リークリングは槍を投擲したり、イノシシに騎乗して襲い掛かったりして慣れるのは大変だったし、ウェアベアは1人ではなく徒党を組んで攻撃してきた。ミラーク以外にも注意して取り掛かるべきだろうと俺は感じた。

 やっとのことで到着すると、ドラウグルやフロスト・トロールの攻撃を受けたので返り討ちにして進むと、ドラゴンが襲来した。もしかしたら縄張りだったのかもしれない。

 俺はイナゴの嵐で空中にも対応出来るようにした。ドラゴンは苦しみ落下して地上戦に持ち込むことが出来た。その後はセロやルパート、セラーナと協力して倒したのだが、ミラークの幻影が現れてドラゴンソウルを吸収して持ち逃げしたのだ!チクショウめ!なんて奴だ!人が折角倒したドラゴンソウルを横取りするなんて!

 まぁ気にし過ぎても始まらない。俺は言葉の壁に赴いてシャウトを吸収した。服従と呼ばれるシャウトで、第1節は大地だった。これを風の岩に叫べば村人を解放出来るのだろうか?

 早速風の岩へ向かい、俺は服従を叫んだ。「ゴル!」と叫ぶとミラークの祠は脆く崩れ去り、村人は正気を取り戻したが、魚顔の巨人が出現してきたのだ。解放されると出現するする仕組みになっているのだろうか?

 口や足から触手を出したり、殴る蹴る等の攻撃は脅威だが大振りだ。攻撃した後のタイミングを見計らってこちらも攻撃すればあまり苦労せずに倒すことが出来た。複数現れたら話は違ってくるけどね...。

 スコール村に戻り、ストルンさんに村人の解放を報告すると、スコール村に見た化したのだから我々も味方すると言ってくれた。それはありがたい。ミラークと戦うのに大きな力になるだろう。

 

大地の岩を浄化せよ!

 岩の浄化だけではなく、ミラークを殺さねば事態は解決しないだろうと思ったのでどうすればいいのかを尋ねると、それには力になれないと言われてしまったが、他に力を貸せそうな人物を教えてくれた。その人物はネロスだった。レイヴン・ロックで洗脳された人々を観察していた風変わりな魔術師だ。

 そのネロスは黒の書を1冊保有しているらしく、全創造主由来の物ではなく邪悪な物であると感じたらしい。危険だが関わるしかなさそうだ。

 大地の岩は全部で6つあるらしく、風、水、大地、獣、太陽、樹の岩があるとされる。但し、樹の岩はミラークが正道を建て終えてしまっているので、殺してからではないと解放は出来ないようだ。

 風の岩は解放したので残り4つを解放しよう。復活は止められなくても帰還は遅らせることは出来るとストルンさんは言っていたのでそうすべきだろう。

 岩の浄化に行く前に、スコールについて知らない事が多いのでこの機に知っておこうと思ってストルンさんに色々聞いてみた。

 全創造主とは何かと尋ねると、万物を生み出せしものであり、命は大河の如く、その存在から流れ、最後には帰っていくという。

 この教えは奇妙かもしれないが、スコールの民から見れば九大神の信仰も自分達から見れば奇妙に映るとストルンさんは言った。宗教観はその土地、その人々に根差すものなのでとやかく言うべきではないだろう。

 ストルンさんの村での役割を尋ねると、呪術師であると同時に導き手であり、伝統の守りてなのだそうだ。そして、全創造主と共に生きるように奨励しているのだと誇りを持って語っていた。スコールの事を大事に思っているのが端からでも感じられた。

 俺達は近い順から岩の浄化に取り掛かった。水、大地、獣、太陽の岩にそれぞれ服従を当てると祠が崩壊するが、必ず魚顔の巨人が防衛装置として出現する。中には2体同時に出現するのもあって大変だった。

 最後は水の岩の浄化だったが、魚顔の巨人だけでなくドラゴンまで現れたので大変だった。流石にファイアブレスはキツイからねぇ...。

 

黒の書を求めて

 樹の岩を残して浄化が完了したので、ネロスが住まうテル・ミスリンと呼ばれる場所に向かった。そこはキノコを家に改造したような建物だった。中に入ると階段が無かったが、浮遊魔法を固定化してあるらしく、そこに乗っかる形で最上階まで進めた。でも下手したら死んじゃうなこれ...。

 ネロスは読書中だったが俺の話に耳を傾けてくれた。黒の書に関して尋ねると、それはハルメアス・モラが世界中にばらまいた禁断の書である事を教えてくれた。あのハルメアス・モラが関わっているとは思いもしなかったなぁ...。今度は俺がセプティマスさんみたいになるのか?

 気を取り直して俺はオグマ・インフィニウムを見せた。黒の書に関わるための証拠になると思ったからだ。それを見たネロスは驚いたが、ハルメアス・モラは厄介なデイドラ・プリンスの中では控えめな存在らしい事を教えてくれた。あれでか?使い潰したセプティマスさんは殺したのに?

 そもそも黒の書とは過去だけでなく、未来の出来事を書き記した内容の物もあるらしい。ハルメアス・モラの権能に寄るのかもしれないとネロスは考察していた。それが本当なら魅了される人々が後を絶たないのは頷ける気がした。

 そして、ネロスが所有している黒の書はミラークには関係する内容の物ではない事が明らかになった。

 手詰まりかと思ったが、ドワーフがかつて所有していた物が残っている事をネロスは教えてくれた。チャルダックと呼ばれる遺跡にてそれが隔離されて保管されているので、協力して入手することになった。その方が手っ取り早いだろう。俺達は了承して共にチャルダックへ向かった。

 チャルダックはネロスの話通りに水没した遺跡だった。しかし、そこは強奪者達がどうにかして入ろうと躍起になっていた。彼等は俺達に気付いて攻撃してきたが、戦力はこっちの方が上なのですぐに全滅した。すぐに逃げていれば殺さずに済んだのになぁ...。

 この遺跡はセプティマスさんが貸してくれた時と同様にキューブを使用してドワーフのカラクリを解除して進むという流れだ。チャルダックに入るとすぐ目の前に黒の書があった。しかし、特殊なケースで守られており取り出すことは不可能だ。ネロスの言う通りにボイラーの蒸気を利用して開けるしかなさそうだ。

 

キューブを入手してカラクリを解除せよ!

 ネロスさんはチャルダックについて詳しく知っていた。百の塔の街という異名があり、ドワーフの最も大きく、最先端の書庫だったことを教えてくれた。大昔のノルドの侵略時には、あえて水没させて難を逃れる戦法を取った事もあるとか。今ではそれに関係なく水没してしまっているが。

 蒸気を活用するためのポンプはキューブの数が少ないために機能しなかった。合計4つのキューブを揃えて起動させねばならない事を知った。それは下層に置いてあるようだ。

 ここを見た時にネロスさんは、チャルダックは最初のレッドマウンの動乱時には既に沈んでいたのではと考察した。もしくは残されたオートマトンが機能するように保全していたのかもと考察していた。そういう歴史考察は俺も好きだが、ミラークの脅威もあるからこのくらいにしておこうと思う。

 キューブ捜索は順調にとはいかなかった。ドワーフ・スコーピオンやセンチュリオン、初めて確認されたバリスタ等のオートマトンの妨害やドワーフ特有のトラップが仕掛けられていたからだ。ネロスさんが賛美した大工房がわずかでも機能していたのだろうか?いやはや、ドワーフ恐るべしである。

 最後のキューブ捜索の時は、濡れるのが嫌なのか俺に押し付ける形で捜索することになり若干腹が立ったが、最後には4つ全て入手出来た。

 台座に設置したら、ドワーフ・センチュリオンで一番強い奴、仮にマスターと呼称するが蒸気のブレスや武器による攻撃、突進は脅威だった。だがネロスさんは破壊魔法を応用して攻撃していくことでかなり優位に立てた。最初からそうして欲しかったと俺は思った。

 

アポクリファで服従を学べ!

 ボイラーが完全起動した事でケースを開くことが出来た。しかし、ネロスさんは最初に読む権利を俺に譲ると言ってきた。危険を被りたくないだけじゃないのか?セラーナにしても後で感想を聞かせて欲しいだなんて言われたので、なんだかなぁと思いつつ黒の書を開いた。

 再び意識が飛ぶとミラークと邂逅した時と似たような場所に飛ばされた。そこへハルメアス・モラが再び現れたのだ。いつの間にか俺を勇者と認めているようだ。都合のいい駒のような気もしないでもないけどね。

 ここはアポクリファであり、無限の書庫だとハルメアス・モラは言っていた。まさかオブリビオンに来ることになるとは思ってもみなかったが、ミラークを殺すためならばしょうがない。

 ここアポクリファは底なし沼のような液体で地面が満たされているため、落ちないで移動する必要がある。液体に近づくと触手で攻撃されるので要注意だ。道中はスクライと呼ばれる植物を操作して扉や橋を操作する仕組みで、第2章等と書かれている本を読むと別の場所に移動出来ることが分かり、徐々に覚えながら進んだ。

 知識の宝庫だけあって本が大量に保管されていた。乱雑に放置されているといった表現が相応しいかもしれない。ハルメアス・モラは案外無精者かもしれないと思った。土産代わりに持って帰ろう。

 ミラークとの邂逅時に見た海洋類の怪物はシーカー、岩の浄化時に現れたのはルーカーである事がこの時分かった。どちらも眷族なのだろう。両者は話通りに繋がりがあったのだ。

 第4章まで進んで最深部に到達すると、黒の書を見つけた。手紙の書き方に関する見識と題名が書かれていた。意味は分からないがとにかくこれでいいのだろう。

 黒の書を開くとハルメアス・モラが現れ、1人で禁断の知識を発見した俺を称えた。俺の事を都合のいい駒にしたい態度を醸し出しているように感じた。

 俺が世界を支配したい力を求めていると言っており、否定したが再びモラグ・バルの現身のくせに控えめに過ぎると言われた。ハルメアス・モラは「もう1人の番人気取りと同じく定命の者の振りをするのが上手くなった」等と意味の分からない事を言っており、いい加減腹が立ってきた。

 だがそれをも織り込み済みで楽しんでいる様子なので、必要以上に言わないでおくと報酬として服従を伝授された。第2節で精神の意味が込められていた。そもそも服従はミラークが編み出したものではなく、ハルメアス・モラが生み出したものであると告げられた。どうやって作り上げたのだろうか?ドラゴンと何らかの関りがあったのだろうか?

 

スコールの秘密を明け渡せ!

 だがここである要求を突き付けられた。ハルメアス・モラはスコールの秘密を明け渡すように命令してきたのだ。労働に対する報酬のように、彼の場合は知識に対して知識そのものを要求しているのだ。

 断る選択肢は無いに等しく、ミラークならば必ず手に入れただろうと言い、ミラークを超えたければそうするしかないと断言された。どうにかして穏便に済ます方法が無いかスコール村に戻ってストルンさんに確認しなければならない。

 ハルメアス・モラが去った後、黒の書の知識からドラゴンボーンの冷気を学んだ。フロストブレスを強化する内容のようだ。これもいずれ役立つだろうと思い学ぶことにした。

 アポクリファから帰還すると、ネロスさんが向こうではどうだったかと聞いてきた。俺は服従を学んだ事を伝えた。ネロスさんはドワーフが興味を持ち、ミラークが力を高めるために使用した1冊であることに合点がいった様子だ。

 そして、交換条件があるはずだと言われたのでスコールの秘密を明け渡すように言われた事を報告すると、ネロスさんは大した要求じゃないと呆気に取られた風に言っていた。

 秘密がホーカーの斬新な皮剥ぎと呼ばれる知識なのではと言っていたが、本当にそうだろうか?ハルメアス・モラが知識の探求者であることは明白だが、手当たり次第に欲しがるのだろうか?だが本当に大した要求じゃないのか俺には判断出来ない。

 思案している俺を他所に、ネロスさんは黒の書の探索に大いに刺激を受けたので他の黒の書を探すヒントになったと言って、テルミスリンに帰ってしまった。忙しい人だなぁ。

 チャルダックを出ると、ミラークが差し向けたドラゴンと戦闘になった。クロサルハーという名前のドラゴンらしく、かなり好戦的だった。俺はそれに応戦し、慣れつつあるイナゴの嵐を使用して地上戦に持ち込み勝利した。ミラークのドラゴンが現れるようになるとは思わなかった。決戦は近い。

 

ハルメアス・モラの謀略

 スコール村に戻ると村人が言い争いしているのを見かけた。女性の方は強い声のファナリという名前で、男性の方はディーオ・ウッドカッターという名前らしい。バルドール・アイアンシェイパーという名前の人物が行方不明になったかもしれないようだ。

 俺は詳しく話を聞くことにした。バルドールはスコール唯一の鍛冶師であるが行方不明らしい。森にいた時にエルフを見かけたようなので、何か関係があるに違いないと思った。ここから南西の方角に行け場手掛かりが掴めるかもしれない。

 ミラークの件が片付いたらやることにしよう。今は急を要するために悪いが後回しにした。

 俺はストルンさんにミラークの背後にはハルメアス・モラがいて、スコールの秘密を求めていると報告した。彼はミラークの力の根源を把握した。スコールの民にとってハルマ・モラという名前として大昔からの宿敵である事を俺に教えてくれた。

 伝説では遂にハルマ・モラが勝利する日が訪れることも伝えられており、その役割を引き受けるために黒の書を自分が読むとストルンさんは言った。上手く交渉出来ればいいが。

 フリアさんは黒の書に関わるのは止めるように忠告したが、ストルンさんの意志は固かった。これは全創造主の定めた運命として受け入れており、必ず成功させることを誓った。

 しかし、ハルメアス・モラは約束を守るつもりは一切なく、触手をストルンさんに突き刺して直接知識を吸収したのだ。ストルンさんは騙したハルメアス・モラに抵抗したが敵わずに殺されてしまった。

 ハルメアス・モラは約束を守ると言って、服従の第3節を俺に授けた。意味はドラゴンだった。しかし、こんなやり方はあんまりだろう!彼はミラークの好敵手か後継者になるだろうと言って姿を消した。

 フリアさんは悲しみに打ちひしがれながらも、ストルンさんの死はミラークを殺すために犠牲になったと自分に言い聞かせた。俺にその敵討ちをお願いしてきたのだ。

 その気持ちは汲むつもりだが、俺はハルメアス・モラの手の平で踊らされている感じがしてならなかったのだ。