スカイリム(SkyrimSE) デイドラクエスト編 第2話 デイドラの友情 | TES&fallout forever

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 俺はファルクリースの衛兵に聞かれた大きな犬の件について確認するために、デッドマンズ・ドリンクを訪れた。ロッドという名前のノルドの男性が依頼したらしい。鍛冶屋を営んでいるようだ。

 ロッドによると、野良の猟犬を探しているらしい。毛並みが良くて立派な図体の犬とのこと。ファルクリースの近辺をうろついているようで、衛兵達に探すように依頼したと話してくれた。

 探してくれるならば新鮮な肉を渡すと言っており、成功したら幾らか報酬をくれると言ってくれた。俺に出来る事なら手伝おうと思い、了承した。

 

デイドラ同士の仲直りを手伝え!

 俺達は街を出て探そうとした矢先に、黒く図体が立派な猟犬を見つけた。ロッドの言っていた犬だろうと思い、新鮮な肉をあげようとしたら、その犬は「お前さんをずっと探していたよ!」と言った。待て、聞き間違いか?犬が喋ったぞ!?

 その犬は自分が人語を介した事を特におかしいと思っておらず、ドラゴンが空を飛び、巨人が我が物顔で歩き回り、猫族であるカジートが同じく人語を介し2足歩行で歩き回るのに犬が喋ったぐらいで驚くのかと反論した。それを言われるとぐうの音も出ないな...。

 その犬は自分の名前をバルバスで、主人はヴァイルだと言った。どういった人物か聞こうとしたら、バルバスは本名はクラヴィカス・ヴァイルだと言った。またもやデイドラ・プリンスか!確か本の内容通りならば、契約や取引を司るデイドラの一柱ではなかっただろうか?オブリビオンは腐敗した風が吹く田園風景が広がっているという悔恨の草原と呼ばれる地だった気がする。

 この神は契約をして利益を得る事が出来るが、大抵碌な結果にならず、歪んだ形で叶うらしい。それで契約者は絶望するのだ。関わって大丈夫だろうか?バルバスは続ける。この喧嘩の仲裁役を見つけるために放たれたので、俺を見かけて適役だと判断したと言った。生きて帰れることを願うよ。

 場所はハエマールの不名誉と呼ばれる洞窟の中に信者の一団がおり、その祠に話し掛けると良いらしい。ただし、クラヴィカス・ヴァイルの取引には応じないようにと念を押された。俺としてもそのつもりだ。

 道中ではバルバスは果敢に山賊に立ち向かう姿を見れた。矢が刺さったり、剣で斬られても動じなかった。耐久力が違うのかもしれない。デイドラだろうし。あの姿が本当の姿という確証はないので本来の力を制御しているだけかもしれない。

 ハエマールの不名誉に到着し、内部を調べると吸血鬼が襲い掛かってきた。信者とは吸血鬼だったのか。それならモラグ・バルではないか?その疑問が解消しないまま最深部まで目指し、残りの吸血鬼達を殺した。またしても同族殺しをしてしまった。慣れるしかないのだろう。

 全て片付いた後に、クラヴィカス・ヴァイルの祠に話し掛けた。彼(もしくは彼女?よく分からん...。)は俺が最後の崇拝者の死に際の願いを叶えたから聞いてやると言った。

 どうやら、吸血症に苦しむ信者達がこの苦しみから解放される事を望んだが、そこに俺が現れて苦しみを終わらせたのだと言った。自分が思いつかなかった方でだと面白そうに言った。何だか先程の吸血鬼達が哀れに思えてきた。話を聞くべきだったかもしれない。

 俺は気を取り直して、バルバスと仲直りするようにお願いしたが即却下された。延々と文句を垂れ流したが、どうすれば納得いくかと聞くと、斧を取り返して欲しいと言った。その斧は強大な力を有しており、クラヴィカス・ヴァイル自身が十分に満足出来る代物らしい。場所はライムロック窟にあると教えてくれた。

 詳細はバルバスに聞くように言われたが、力を奪うかもしれないと言って俺を扇動しようとした。バルバスからの忠告はこれの事だろうと察しがついたので、適当に答えた。

 バルバスに詳細を聞くと、クラヴィカスの悪ふざけだと前置きしつつ、セバスチャン・ロートという名前のブレトンの男性魔術師がおり、その娘がウェアウルフに変貌する様を目の当たりにして正気を無くし、クラヴィカス・ヴァイルに助けを求めたらしい。その願いを受けて、斧を授けたと言った。

 この話も一筋縄ではいかないんだろうなぁ。しかし、やるしかないためライムロック窟に向かうのだった。

 洞窟内部に侵入すると、炎の精霊が警備していた。俺にとっては脅威なので、シドゲイル首長から貰ったシルバーウィンドを使用して攻撃した。威力といい、精密さといい実に素晴らしい代物だと思った。

 そして、後ろ向きになって作業しているセバスチャン・ロートを背後から射った。痛みで気付いたセバスチャンは破壊魔法の火炎を多用したが、十分距離を取った俺のシルバーウィンドによる攻撃で、あまり苦労せず殺す事に成功した。

 彼も被害者で助かりたかっただけなのだと思うが、俺にはこれしか出来ないんだ。その重い気持ちを振り払いながら、目的の斧である悔恨の斧を見つけた。今の俺にはその名は重い...。

 悔恨の斧を持ち帰ると、クラヴィカス・ヴァイルは勇者とその仲間が宝を見つけて、大公の下に持ち帰る状況をおとぎ話みたいだと表現した。あまり楽しそうではないような話し方だった。

 

仲直りするデイドラ達

 俺は返そうとしたが、クラヴィカス・ヴァイルは斧を返すよりも欲しくはないかと提案してきた。それが欲しいならバルバスを殺すように唆してきたのだ。俺は斧を返すからバルバスを戻すように再度説得したら、つまらなそうにではあるがそれを受け入れたのだった。

 力が戻ったらタムリエル中を渡り歩くつもりのようで、とてもウキウキした様子だ。定命の者にとっては傍迷惑名話だと俺は内心思った。不貞腐れながらもクラヴィカス・ヴァイルはバルバスに戻るように命じた。

 バルバスは自分が信じたように、今度は俺が信じて欲しいと言った。クラヴィカス・ヴァイルに光を見せるのだと決意を述べたのだ。彼の覚悟が伺えた気がする。

 力が戻ったクラヴィカス・ヴァイルは絶好調の様子だ。大仰な例え話を聞いている内にセラーナは呆れ顔をしていた。まだ終わっていないんだから待とうな。

 俺がバルバスを戻すように言った事で、面白くない奴と思われてしまい、閉じ込めたり芋虫に変えたりしようかと思案したが、何を考えたか止めてしまった。魅力的な取引が待っていると語り、報酬としてクラヴィカス・ヴァイルの仮面と呼ばれるアーティファクトをくれた。話術が上がる能力があるらしい。クラヴィカスらしい代物と言えるだろう。

 上手く済んだから良かったようなものの最近デイドラ・プリンスに会う頻度が高くなっていないか?何かの予兆だろうか?

 帰りがけにサンダーストーン渓谷と呼ばれる場所を訪れたら魔術師達に攻撃されてきたので応戦する事となった。内部では破壊魔法の火炎や氷雪を多用してくる敵が多かったので俺もセラーナも苦戦した。1対1に持ち込んで何とか全滅させる戦法で勝つ事が出来た。

 最深部では言葉の壁を発見した。例によって近づいてシャウトを吸収した。そのシャウトはファイアブレスであり、第1節の炎であった。ドラゴンのよく使う技だ。吸血鬼の天敵の炎のシャウトを習得するなんて皮肉もいい所だと俺は思った。

 その後、ファルクリースに戻り、ロッドさんに犬の件はダメだった事を報告した。彼はそれを怒ることなく受け入れてくれた。そして報酬までくれたのだ。彼には頭が上がらない思いだ。

 ロッドさんは忠義を重んじている様子だったので理由を尋ねると、前首長のデンジェールの身辺警護を何年も務めた事があるらしく、命懸けで守った事は1度や2度ではないと語った。ゴールドや宣誓のためではなく、友達だからであると誇りを持って言った。それは素晴らしい事だと俺は感じるのだった。

 

吸血鬼、家を買う!

 突然だがホワイトランに戻る事にした。長旅で装備や武器等を片付けたいのでブリーズホームを購入する事にしたのだ。今までの旅で大体10,000ゴールドを稼ぐことが出来た。

 どこかの組織に参加すれば早々と貯まったのだろうが、生憎俺は吸血鬼、ヴォルキハル派の一族に身を置いているので表立っては入れるとは思えなかったのだ。

 プロベンタスさんに5,000ゴールド支払い、ブリーズホームの鍵を受け取った。それと室内装飾ガイドも貰った。この際だから家を飾るために一式購入する事に決めた。寝室用品や台所用品、ダイニングの装飾等、色々購入した。これで行く頃には整った状態になっているだろう。実に楽しみだ。

 購入手続きを完了した後、ファレンガーさんに出会ったので色々ドラゴンボーンやシャウト、ドラゴンについて尋ねてみた。それ等に関してはバルグルーフ首長やプロベンタスさんと同じような返答だった。中にはマーティンやオブリビオンの動乱等の聞いたことが無い名前や出来事の単語を聞いた。その内調べてみようかな。

 そして、ホワイトランに魔術師は1人だけかと尋ねると、司祭や女司祭、錬金術師がいるので厳密には1人ではないと返答された。

 それを言い終わると何かを思い出したらしく、氷の塩鉱石をアルカディアさんに届けるようにお願いされた。報酬は彼女から貰うように言われた。それ位お安い御用だ。俺は了承した。その後ファレンガーさんは「こういう単純作業はお前に向いている」と割と失礼な事を言われた気がするが我慢だ。

 届けに行く前にもう少しだけ話す事にした。

 ドラゴンズリーチでの役割はと聞くと、脅威や魔術的性質の不可思議に直面した時には助言や取るべき措置を提言すると教えてくれた。

 帝国に忠誠を誓っているかという話では研究が没頭できるならどちらでも構わないと言っていた。研究一筋なのだろう。

 ドラゴンを見た事は無いらしく、隻眼のオラフがかつてそうしたようにドラゴンズリーチにドラゴンを連れて来ないかと期待している様子だ。そんな事が可能だろうか?実現する見込みは無いと思うなぁ。

 そして、アルカディアさんにファレンガーさんから預かった氷の塩鉱石を渡した。彼女は喜び、これで愛の霊薬を作ると意気込んでいた。試しにファレンガーさんを実験台にするつもりのようだ。何だか嫌な予感がしてきたのう...。

 報酬として持久の薬や幻惑の薬、回復薬をくれた。俺は早々に退散する事にした。セラーナは後ろで呆れている様子だった。

 その後、念願の家であるブリーズホームに行くと、狭いながらも整った趣がある内装をしていた。心が落ち着くのを感じる。我が家というものはいいものだと思った。その後、リディアが警備として派遣されて来た。俺達が不在の間は彼女に守ってもらおう。

 

襲来!ドーンガード!

 ブリーズホームの出来に満足した俺は昼間であったが気分が良かった。だが、そこにオークの武装した男性が近づいてきて、突然攻撃してきたのだ!見た事が無い弓矢の様な武器を使用してきたので対応が遅れたが、距離を詰めてドラゴンベインで攻撃した。

 徐々に劣勢に追い込まれたオークは逃走を図ろうとしたが、俺は背中から羽交い絞めにして心臓を一突きにして殺した。衛兵は俺の正体に気付いていないので、ドラゴンボーンを殺そうとした悪漢だと勘違いした様子だった。

 その殺したオークは名前をデュラックというらしく、ドーンガードと呼ばれる吸血鬼ハンターに所属している事が装備品を調べて分かった。吸血鬼は定命の者全ての敵なので、このような組織が生まれるのも必然。俺はその組織とも戦う事になるのだろうと悟った。