スカイリム(SkyrimSE) サイドクエスト編 第3話 冒険者吸血鬼の日常の終わり | TES&fallout forever

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 俺はバナード・メアに場で食事を摂っていた。だがふとした瞬間に吸血鬼の力が増大したのを感じた。そうする事で再びあの囁き声が聞こえてきた。

 その老人は「吸血鬼のランクがまた上がったぞぉ!今度はミストウォーカーだとなぁ。いよいよ苦しいんじゃないのかぁ!?そこら辺の奴を手当たり次第吸血しまくったらどうだ?」と煽ってきた。

 俺は誰かれ構わずに吸血する程落ちぶれてはいないと自負している。節度を忘れたら怪物と同じだ。だからその声が消えるまで我慢していた。だが如何せん血の飢えは消し去りがたい。どうすればいいのだろうか?

 

家宝の剣を取り返せ!

 少し気分転換しようと思ったら朝方だった。気分がさらに落ち込みかけたが、とあるレッドガードの夫婦が口論しているのを見かけた。気になったので夫の方に話し掛けてみた。彼の名前はアムレンというらしい。

 その口論の内容は、父親の剣が盗まれてしまったので捜索するのに時間を掛け過ぎることを妻のサフィ―ルが快く思っていないという話だ。その父親は愛剣を振るって家族全員を養っていたらしく、それをどこぞの盗賊の蔵で埃を被った状態で寝かせておくのが我慢ならないらしい。

 どうやらホワイトラン近辺の山賊が盗んでいたらしく、どうにかして取り返したいが子供がいるので馬鹿な真似はしないと言い、衛兵か同胞団に依頼する事を考えているようだ。俺はさっきの声の憂さ晴らしも兼ねて取り返してくることを約束した。

 それを聞いたアムレンは気分を良くした。上手く取り返したら、戦闘技術を教えてくれるそうだ。少し打ち解けたのでスカイリム出身なのかと聞くと、家族は帝国内の出身だが、幼少期に故郷を離れたのだそうだ。彼も色々大変な苦労をしていたのだろう。しっかり解決せねばなるまい。

 衛兵から近辺の山賊の潜伏先を教えてもらい、ホルテッド・ストリームの野営地に行くことにした。そこで山賊の攻撃を受けたが俺は弓矢で応戦し、外にいた山賊達を全滅させた。

 順調に内部に侵入すると、オークの山賊が数名いた。オークは腕っぷしが強い。なので1対1の戦いに持ち込む必要があったが、山賊長のオークも現れ劣勢になった。回復薬の薬を3つ消費したが、勝つことが出来た。隠密を鍛えた方が良いのかもしれない。そうすれば音もなく殺すことが出来るだろう。

 最後に宝箱に閉まってあったアムレン家の剣を見つけた。これを持ち帰ることで仕事は完了するだろう。

 家宝の剣をアムレンさんに手渡した。彼はとても喜び、探して数カ月経ったと言っていたので心から安堵したのだろう。そして、報酬として剣と盾の技術を教えてくれる事となった。俺はそれをしっかりと学び、自身の糧とした。

 

付きまとう吟遊詩人を買収せよ!

 その後は、食料品を買いにカルロッタ・ヴァレンシアという名前のインペリアルの女性の店に立ち寄った。パンや野菜を買い込んだ後に、吟遊詩人に付きまとわれて困っていると打ち明けてきた。彼女はホワイトランの殆どの男性達にプロポーズされたらしく、とてもモテるようだ。だが娘のミラの事で頭がいっぱいらしい。

 そして、吟遊詩人のミカエルという名前のノルドの男性のようだ。カルロッタを口説き落とすとバナード・メアで吹聴して回り、生粋のノルドはどんな獣も屈服できると豪語しているらしい。これは止めないと修羅場になるな。俺が出来る事なら頑張って食い止めよう。

 バナード・メアに入るとミカエルが赤のラグナルを歌っているのを見つけた。終わる頃にカルロッタの件を持ち出してみると、自分に目を付けられたら逃げられないだの、自分の魅力に気付いていないだけだと自信たっぷりに言っていた。

 俺は手を引くように説得したが、ミカエルはそれを「嫉妬丸出し」だと言って相手にしなかった。それならばと思い、ゴールドで買収を試みた。すると彼は態度を変えて、生活費として受け取るから身を引く事を了承した。

 うまく買収出来た事をカルロッタさんに伝えると、肩の荷が下りた様子で喜んでいた。神への感謝よりも俺に感謝すると言って、報酬のゴールドをくれた。生活が厳しいはずなのにくれるなんてありがたい限りだ。これは大切に使うとしよう。

 

ホワイトラン散策

 それなりに働いた後なので、少し休もうと思いホワイトランを散策する事にした。最初はアルカディアの大ガマと呼ばれる錬金術の店だ。そこの店主はアルカディアという名前のインペリアルの女性だ。自分の名前を店の名前にしたらしい。

 アルカディアは治癒師でもあるらしい。名ばかりではあるが腕は悪くないと自負していた。ほぼあらゆる病気に効く薬を調合出来るだけの素材はすべて揃えていると豪語していた。何か調合することになったら立ち寄ろうと思った。

 シロディールには戻ることはあるのかと聞くと、その気は無いらしく、ここに住んで20年になるらしい。なので、ストームクロークはオブリビオンの中で滅びればいいとさえ言い放った。彼女の今のスカイリムでの暮らしを続けたいという考えが伺えた。

 その次は酔いどれハンツマンと呼ばれる変わった酒場だ。そこでは弓矢の取引もしているらしい。店主はウッドエルフのエルリンドルという名前の男性で、店の名前を尋ねるとハチミツ種を飲み過ぎて泥酔した弟のアノリアスがともに月夜の狩猟に出かけ、はぐれた際に鹿に間違えられてしまい、矢を誤射して彼のお尻に刺さってしまったとのこと。

 その忘れられない出来事を店の名前にしようと決めたらしい。一風変わっているなぁと思ったらそんな事情があったのか。品揃えも豊富そうなのでここで取引するのも悪くないかもしれない。そう思い鋼鉄の矢を30本くらい買ってその店を後にした。

 さらに別の店を見て回ろうと思った。戦乙女の炉と呼ばれる鍛冶屋に入った。名前の通りではなく、きちんと男用の武器や装備も取り扱っているとウルフベルス・ウォー・ベアという名前のノルドの男性は言った。

 ここの武器や装備はエイドリアン・アヴェニッチという名前のインペリアルの女性が製作したらしい。名前からしてプロベンタスさんの家系だろうか?店の名前は彼女が子供時代から鍛冶場で剣を作って遊んでいた事で、父親があだ名でそう言っていたらしい。その経緯にちなんで命名したようだ。製品の品質は自信を持っているようなので、ここで取引するのも良いだろうと思った。

 俺は外にいるエイドリアン・アヴェニッチに挨拶をすることにした。1日中鍛冶場にいるらしく、エオルンド・グレイ・メーン位に有名になるために修行中の様子だった。

 その中で最高の剣が仕上がったと誇らしげに言った。これはバルグルーフ首長のために作ったが、プロベンタスさんに仲介して渡すようにお願いされた。忙しい首長のことなので、執政のプロベンタスさんが渡す方が上手くいくと考えてのことだ。俺はそれを了承した。

 

鍛冶屋の勉強と配達業務

 俺は剣を渡しに行く前に、鍛冶場で仕事が無いか聞いてみた。エイドリアンは鉄のダガーを作ってくれないかとお願いされた。材料は揃っており、鋳造が完了すると今度は切れ味を良くするために砥石を使って強化した。

 その次は皮の兜を作ってみないかと言われたのでそれも挑戦する事にした。皮なめしを使ったり、サイズを調整したりするために作業台も使ったりした。難しかったが、その内自分だけでやっていく必要があるのでしっかり学ぶことにしたのだ。

 鍛冶場の仕事を完了すると、エイドリアンさんは今回作った武器や装備は取っておくようにと言われた。同胞団のスカイフォージの鋼を作る時に、ここでの経験を思い出すかもと彼女は言った。確かにこの経験は今後活かしていきたいと思う。

 最後に頼まれていたバルグルーフ首長宛ての剣をプロベンタスさんに渡した。彼は自分の娘が認めてもらいたい一心で作った武器をとても大事そうに受け取った。機嫌がいい時に渡すと言っていたので、無事に済むように俺は祈った。最後はプロベンタスさんから報酬のゴールドを受け取って仕事は完了した。

 

アーケイのアミュレットを持ち帰れ!

 その後は、死者の間に行ってみることにした。とりあえず何となくだ。どんな場所か見たかったというのもある。そこではアンドルスという名前のノルドの男性が司祭をしていた。彼はアーケイについて知っているかと俺に聞いたので、エイドラについてしっかり学ぼうと思ったので知らないと答えた。

 アーケイとは生死を司る神であり、時の神アカトシュノの息子とされているらしい。その司祭達は死者のための儀式を行い、時には遺族を慰める事も行こなっているようだ。なので死霊術師や吸血鬼は倒すべき敵であることを彼は公言した。俺もその吸血鬼なんだけど、まぁそれは言わないでおいた。ややこしくなるからね。

 アンドルスが俺に話し掛けてきたのは助けてもらえるかもしれないと思ったからだった。それはアーケイのアミュレットを地下墓地に置き忘れてしまっており、探そうと思ったが死者が落ち着きを失うようになったのだという。

 アミュレットが無いと立ち向かう力が得られないので何とか取り戻してきて欲しいというのだ。俺は取り戻してくる仕事を受けることにした。アンドルスはここで悪しき者が出ないように見張っておくと言った。早速取り掛かりますかね。

 地下墓地に入ると、悪しき者を倒しながら進む事になった。その相手はスケルトンではあったが今の俺なら難なく倒せた。そして、最深部でアンドルスさんのアーケイのアミュレットを発見した。

 それを持ち帰ると、アンドルスさんはとても喜び、報酬のゴールドをくれた。額は少なかったが、喜ぶ顔が見れたので俺は特に多く請求することはしなかった。お互い様というやつだ。

 

怪しい道化師シセロ

 夜も更けてきたのでホワイトラン近郊を散策することにした。ホニングブリューハチミツ種醸造所と呼ばれる専門店を北に通り過ぎて散策していると何かトラブルが起きているらしい場面に出くわした。

 それは馬車の車輪が壊れ、道化師姿のインペリアルの男性が癇癪を起している場面だった。その男性はシセロだと名乗った。

 自分の事を俺や私や僕とは言わず、しきりに「シセロ」と自分の名前を持ち出して話す変わり者だった。どことなく情緒不安定な感じもした。

 困っている内容を聞くと、その馬車の荷物は彼の母親の遺体だという。新たな地下聖堂に連れて行くのだと。それが馬車の車輪の故障で立ち往生してしまう事になったのだという。

 その助けはロレイウス農園を営んでいるロレイウスを説得することで車輪を直せると考えているようだ。怪しくはあったが、母親想いな男性だろうと俺は考え、助力を申し出た。彼は喜び、成功すれば報酬としてゴールドを支払うと言った。

 だが夜も遅いのでシセロには待ってもらい、俺は朝方まで待機することにした。彼はしきりにぶつぶつ独り言を言っていた。もしかしたら戦争で辛い思いをしたのかもしれない。俺はそっとしておくことにした。

 朝方になるのを待つのはかなりしんどい。定命の者ならばこの朝日が昇る瞬間は格別なのだろうが、俺にとっては嫌な時間帯だ。そう思いながらも農場主のインペリアルの男性、ヴァンタス・ロレイウスにシセロを助けるようにお願いした。

 だが彼は即答で拒否した。もう5回も頼み込まれて嫌気がさしていると言っていた。イカれていて、道化師の姿をしていることが不信感を助長させていると指摘しており、スカイリムに100年はあの姿の人物にお目にかかった事は無いと断言していた。

 ロレイウスは続けて、母親の棺とされている物についても怪しいと言った。戦利品、武器、スクゥーマなどだった場合関わるだけでも面倒だとぶっきらぼうに言った。俺が根気強く説得するも、何様のつもりだと言って怒りを露わにした。

 俺は「母親想いの人なんですよ。戦争で心が蝕まれただけかもしれないじゃないですか。困った時は助け合うべきです」と言って説得した。それを聞いたロレイウスは「どんな変わり者であっても、助けを必要としている。それを無下していいはずがない」と言って、考えを改めてくれた。

 そして、ロレイウスはこれまでの態度を謝罪して、シセロの馬車の車輪を早急に修理する事を約束した。何はともあれ一安心だ。

 シセロは上手くいくかどうか不安に駆られた様子だったが、俺が成功の報せを届けると、彼は大喜びした。母親も感謝していると言った。そうだといいなぁ。

 そして、報酬として750ゴールドくれた。何度もありがとうと言って感謝の意を表した。俺としても助けることが出来て何よりだ。またどこかで会えるといいなぁ。

 

ディムホロウ墓地へ向かえ!

 シセロの一件が解決した後、ホワイトランに戻り準備を整えたらハイ・フロスガーへ向けて出発しようとしたら、顔が青白い男性に出くわした。フードを深く被っていたが、吸血鬼だと分かった。血をしっかり吸っている匂いがしたのだ。

 その吸血鬼がディムホロウ墓地と呼ばれる場所に赴いて、あるものを回収したら俺を自分達のコミュニティ(共同体)に迎え入れると言った。俺はその紹介状とディムホロウ墓地への地図を受け取る事になった。

 何かの罠かと思ったが、現時点で山賊の身を狙う方法で血を吸っていてはコストがかかり過ぎる。血の飢えが限界を迎える前に加わるべきなのかもしれない。崩れ落ちたファング洞窟は人数分の血しか確保出来ないので頼れない。そのためにこの誘いを受け入れざるを得ないと俺は判断するのだった。