スカイリム(SkyrimSE) サイドクエスト編 第1話 路銀を稼ぐ吸血鬼 | TES&fallout forever

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 ハイ・フロスガーに行く前に俺はゴールドや装備、その他の蓄えをしっかりしてから向かおうと考えた。かなりの長旅になるからだ。そのため仕事が貰えそうな所に向かうことにした。

 

山賊退治

 大抵は酒場等に何かしらあるものだと相場が決まっているので、バナード・メアと呼ばれる酒場に向かい、店主のフルダという名前のノルドの女性に仕事は無いかと聞いてみた。彼女はヴァルトヘルム・タワーにいる山賊を退治して欲しいと手配書が配られていたことを教えてくれた。さて、稼ぎに行きますかね!

 早速手配書の場所に向かうと山賊が通行料をせしめようとしてきた。俺はすかさず吸血鬼の誘惑を使って、山賊を耄碌させてから吸血した。こんな場面はリディアには見せられないからなぁ。

 手下から吸血しまくり、敵の数を減らしていった。最後には山賊長が出張るしかなく一騎打ちとなったが、バルグルーフ首長から貰ったスゥーム・ファドンはかなり切れ味が良かった。何回か攻撃すると山賊長は死んでしまった。これで任務完了だ。

 だが生き残りがいたので、しっかり吸血しておいた。これでしばらく吸血しなくてもいい位味わった。もう満腹だ。その後に頭の中で何かが囁いた。よくよく聞けば男性、老人のような声だった。

 その囁き声は「お前の吸血鬼の力は高まったぞ。え~と、血まみれの吸血鬼だそうだ。良かったな、ランクアップだ!」と言った。なんだそりゃ?吸血し過ぎたから俺は頭がおかしくなったのか?スクゥーマ中毒じゃあるまいし。少し控えるかな...。

 その後、何か仕事がありそうな話を聞きにバナード・メアに戻った。フルダさんはアズラの祠やギルダーグリーンの噂話をしてくれた。

 アズラとは、ダークエルフが信奉する神だ。神と言ってもデイドラ・プリンス(デイドラの大公)の一柱で、その信仰は例えバレても白眼視されない程度には人々に受け入れられている。宵と暁を司り、美しい女性の姿をしているらしい。

 しかし、そのデイドラは定命の者(命に限りがある存在)を基本見下している。これも本で知った事ではあって、実際の信者との交流は無いが、その恩恵はピンからキリ、善悪も様々だ。だがタムリエルにとって脅威である事の方が多い。関わるならば注意して取り組むべきだろう。

 ギルダーグリーンについてはドラゴンズリーチに行く時に見た事がある枯れ木だ。これを何とかして欲しいとキナレス聖堂のダニカ・ピュア・スプリングという名前のノルドの女性が人々に言われているらしい。吸血鬼だけど、俺に出来る事があれば手伝おうと思う。

 そして、ドラゴンズリーチにてプロベンタスさんに報告して、報酬の100ゴールドを受け取った。もっと欲しい所だが、山賊等の死体から装備を剥ぎ取ったり、墓荒らししないといけない感じか?それだと俺本当のろくでなしになってしまうなぁ...。もう少し稼ぎ方を考えよう。

 

ホワイトランの歴史を学べ!

 俺はプロベンタスさんプにどうしてここがドラゴンズリーチと呼ばれているのかを聞いた。一応それなりにここで過ごす事になるから知っておくべきだと思ったのだ。

 昔、ここには隻眼のオラフと呼ばれる屈強なノルドの英雄がいた。その人物がヌーミネックスという名前のドラゴンと戦ったらしい。アンソール山と呼ばれる場所で激闘が最高潮に達し、最終的にオラフが勝利したとのこと。

 勝利したオラフはホワイトランに戻り、ヌーミネックスを捕えておくように街の砦の立て直しを命じたようで、その経緯がありドラゴンズリーチと呼ばれるようになったらしい。へぇ、知らなかった。中々凄い話じゃないか。

 次はホワイトランの歴史についてだ。それは同胞団と呼ばれる戦士達のギルド(職業集団)の拠点、ジョルバスクルから始まったらしい。時が経つ集落が増えていった。酒場に集まる酔っ払いにようにとプロベンタスさんは例えた。

 今ではスカイリムの中で貴重な財産で、これを「ホワイトラン地方は全ての地方の中で最大と言える」と語っていた。なんだかんだ言っても誇りに思っている事が伺えたのだ。

 その次は街の区切りについて聞いてみた。3つの層があり、平野地区は都市を囲む平野に一番近いのでその名前が付けられたようだ。宿屋と市場がここにあるとのこと。風地区は住民のほとんどが暮らしているらしい。雲地区はドラゴンズリーチがある場所であり、首長がそこから都市を見渡して、何が起きているかを把握出来るようになっているとのこと。

 最後にドラゴンボーンやグレイビアードについて聞いてみると、あまり深い事は聞けなかった。プロベンタスさんにしてみれば、ノルドのよく分からない伝説ぐらいにしか感じていないのだろうか?

 その力が本物なら帝国軍が欲しがるだろうと言ってその話は終わった。こればかりは種族的な価値観と言う奴だろうか?

 まぁ俺もノルドではなくアカヴェリなのでプロベンタスさんの考えも分からなくもない。だが、実際になってみると意外としっくりくると言うか、受け入れざるを得ないような感覚なのだ。

 今度はイリレスさんの話を聞いてみる事にした。彼女はバルグルーフ首長と固い絆で結ばれており、若い時に出会い、戦火の中で友情を育んだと言っていた。首長に就任してからは、守護者にしてもらうように頼み込んだらしい。強い男には危険がつきものだからと彼女は言った。

 バルグルーフ首長は命を狙われた事が何度かあるらしい。その際、暗殺者を2人殺したのがイリレスさんとのこと。ドラゴンやストームクロークの暗殺者、野望を抱く恥知らずな貴族、果ては彼の子供さえその死を願っているかもしれないと彼女は危惧していた。最後の方は考え過ぎな気がするが、真相は分からない。

 物理的な危険な何とかなるが、精神的な危険は阻止しようがないとイリレスさんは嘆いていた。媚びへつらう役人と無能な官僚達を相手にしなければならないバルグルーフ首長を不憫に思っている事を語った。人事権が無いのが悔しいらしい。彼女の方もとても大変そうだ。

 最後はバルグルーフ首長に色々話を聞いてみる事にした。ホワイトランの防衛はどうするのかと尋ねると、ファレンガーさんによるドラゴン研究、ドラゴンのファイアブレス(口から火を吹く技の事)の対策で大量の水の確保だという。

 それらも大事だが勇気が一番の力になると語った。不屈で勇敢な英雄が名乗り出て、ドラゴンを滅ぼしてくれるまではこれが我々の出来る事だと言った。俺もその助力になれるように頑張ろうと思う。

 その次はプロベンタスさんにも聞いた、ドラゴンボーンとグレイビアードに関する話を聞いてみた。その話に入ると、バルグルーフ首長はとても嬉しそうに話しているように感じられた。やはり種族的な価値観と言うか文化なのだろうと思った。

 ドラゴンボーンの英雄達は、シャウトを使いスカイリムの敵を打倒していったらしい。ウルフハースと呼ばれる人物もドラゴンボーンだったらしい。この名前の人物については知らないので、その内調べよう。伝説によれば、街の門をシャウトで突破させる事も出来たらしい。

 そのシャウトを研究しているのはグレイビアードを残すだけとなった。そのために学べる事は彼等から学ばなければならない。

 最後に政治的な話になるが、巷で話されているウルフリックのが上級王を殺した事をどう見るか聞いてみた。バルグルーフ首長は自分の主張を通すにはそれしかなく、その力を持ち合わせていた事が分かっていたからだろうと言った。

 そして、戦争についてどちらに就くのかの話になると、帝国やテュリウス将軍ならば忠誠を誓う義務があると言うだろうし、ウルフリックならばスカイリムの独立のために忠誠を誓うべきだと言われるだろうと語り、いずれはどちらかの立場で剣を抜く事になるだろうと言った。彼は板挟みでとても大変だろう事がよく分かった。

 

アルゴニアン・エールを盗め!

 一息つこうと思いバナード・メアに入り食事を摂った後にブレナインという名前のレッドガードの男性に話し掛けられた。施しとして少しのゴールドをあげた後に俺に仕事をして欲しいと言ってきた。それはここにあるアルゴニアン・エールを盗んできて欲しいという仕事だった。目標の本丸の中で大胆に話すのはどうかと思うぞ。

 窃盗は出来る事ならしたくはないが、どうしても欲しいと言って聞かなかったのでフルダさんに内心謝りつつ、誰も近くにいないことを確認してアルゴニアン・エールを盗んだ。

 ブレナインはとても喜び、俺に回復薬(絶大)をくれた。聖堂で見つけたと言っていたが、盗んだのは明白だった。次何か仕事を受けるにしても、もう少しマシなのを受けたいと思う。

 

ソラルドの生存確認!

 一休みしてから外に出るともう昼間だった。うだるような日差しの強さに辟易しながら歩こうとした矢先に、最初に訪れた時に口論していたバトル・ボーン家の男性とグレイ・メーン家と思われるノルドの老婆と口論していた。バトル・ボーンの家の男性の傍には老人がおり、どうやら父親らしかった。

 老婆は息子のソラルドのことを心配しているようだった。だが、バトル・ボーン家はソラルドがストームクロークの手先になった事で裏切り者と考えており、死んでしまったのだろうと罵声を浴びせていた。

 どうにも気になった俺は老婆であるフラリア・グレイ・メーンに話を聞く事にした。彼女は息子のソラルドの生存を確信しているようだ。バトル・ボーン家が帝国軍と結託しているから見つからないのだと目星を付けていた。どうなるかは分からないが協力を申し出ることにした。

 それを聞いたフラリアはここではまずいので、彼女の家で詳細を詰めるようにと言われた。準備が出来たら向かうとしよう。

 俺はグレイ・メーン家に行く前にべレソア一般雑貨店と呼ばれる店に足を運んだ。そこの店主のベレソアという名前のブレトンの男性からスタミナの指輪(小)を買った。日中でも少しは動きやすくするためだ。

 雑談として景気はどうかと聞いてみると、商品が手に入りにくくなっているし、物価の高騰も招いていると言った。そしてなぜスカイリムに来たのかと尋ねると素晴らしい気候とその人々のおかげだと言った。ドラゴンも好きだし、非常に政治的な闘争のせいでもあると語っていた。

 最大の魅力は、日常的な無意味な質問を浴びせられる事だと愚痴を零してこの会話は終わった。世論に思う所がある事が伺えた。また買い物に来て彼の店にいくらか貢献しようと思った。

 グレイ・メーン家に行くと中からアヴルスタインという名前の息子が俺がバトル・ボーン家のスパイではないかと疑い、両手斧を片手に抱えて俺に敵意を剥き出しにしていた。

 フラリアさんはそれをやめるように説得したが、アヴルスタインは頭に血が上っているせいか聞き入れない。それでも話し合いをすべきだとフラリアが再度説得することで落ち着いた。これで本題に入れるだろう。

 アヴルスタインはバトル・ボーン家が何かを知っていて、隠していると思っている様子だ。グレイ・メーン家を憎んでいるからだと確信している様子だ。バトル・ボーン家は帝国軍と繋がりがあり、皇帝に媚びへつらっていると罵倒していた。お互いがお互いを憎み罵り合っているのか...。これは溝が深そうだ。

 ソラルドがストームクロークに参加している事も知っていたようで、戦地に赴いた時に戻ってこれないようにしたのだと考えている様子だ。

 そして、生きていて捕まっている証拠があるなら何でもいいとアヴルスタインは言い、俺はそれを入手するためにバトル・ボーン家に侵入した。そこで手紙を見つけた。

 それにはテュリウス将軍がしたためた手紙であり、ソラルドはサルモールの使者が拘束し、ノースウォッチ砦に捕らえられているようだ。この手紙を盗んでアヴルスタインに報告するとしよう。

 その手紙をアヴルスタインさんに手渡して詳細を把握すると、ノースウォッチ砦に向かいソラルドを助け出すと言い出した。相手はサルモール部隊、魔法戦になるだろう。頭数が多いに越したことがないと思うので同行してもらうことにした。後で仲間も呼び寄せるらしい。

 

ソラルドを救出せよ!

 ノースウォッチ砦はソリチュードから行くのが早い。なのでホワイトランの馬車を雇う事にした。ジョーラムという名前のノルドの男性に20ゴールド支払い、ソリチュードまで運転してもらった。

 数時間かけてやっと到着した。ソリチュードに行ったことはなかったが、いずれ観光してみたいと思う。そして、俺は目的地を目指した。道中では山賊や盗賊、狼やホーカー等が攻撃してきたが、全て返り討ちにして進んだ。

 そうして、ノースウォッチ砦に到着した。アヴルスタインさんはここのサルモールを皆殺しにしてソラルドを助け出すと言った。出来る事なら穏便なのが好ましいだろうがこうなっては仕方がないだろうと思う。

 奇襲を仕掛ける前に、アヴルスタインさんはヴィットラルドとゲールルンドという名前のノルドの男性を呼んでいた。頭数は少ないがこれで行くしかないだろう。

 だが、サルモールの部隊はとても強く、ヴィットラルドとゲールルンドは破壊魔法の火炎で焼き殺されてしまった。それを見たアヴルスタインさんは怒りが爆発し、サルモールの部隊を両手斧で斬り殺していった。

 俺もその仇を討つ事に手伝った。もう少し俺が強かったら救えたかもしれないが、そう思うのは彼等に対する侮辱かもしれない。彼等とて覚悟して来ていたはずだからだ。そのためにも必ずソラルドを救出しなければ!

 そして内部に侵入すると、サルモールの魔術師や尋問官等を相手にする事になった。破壊魔法の火炎の威力には苦しめられたが、シャウトを自分なりに駆使して隙を作り殺していった。

 最深部ではソラルドと思われるノルドの男性を発見した。アヴルスタインさんが見つけた時に名前を呼んだので間違いなさそうだ。

 ソラルドはかなり消耗していたが、何とか歩けそうだ。俺とアヴルスタインさんで護衛しつつ、サルモールの部隊を殺して進んだ。道中独房を見つけたので、捕虜のノルドやアルゴニアンの男性達を解放した。その後砦の外に脱出したのだ。


 外に出ることが叶った後、ソラルドさんは赤の他人の俺が助けに来てくれたのかと尋ねると、後ろのアヴルスタインさんと母親のフラリアさんの依頼できたのだと答えた。それを聞いた彼は納得したが、もうホワイトランにいられないと言った。アヴルスタインさんにしてもだそうだ。

 こうなったらストームクロークに合流するしかなく、フラリアさんには「冬の寒気に耐えるものが、夏に空高く種を飛ばす」と伝えて欲しいと言った。その後、俺に感謝の言葉を述べて2人で立ち去ってしまった。とりあえず報告に戻らなければ。

 フラリアさんは家におらずキナレス聖堂で休んでいた。ソラルドさんの無事を祈っていたのかもしれない。その事を報告すると近くにソラルドさんがいない事で不審がった。だが、彼から聞いた「冬の寒気に耐えるものが、夏に空高く種を飛ばす」と伝えると、彼女は納得して息子の生存を確信した。

 そして、この仕事に対する報酬として付呪された両手剣をくれた。夫のエオルンドに頼んでソラルドさんのために作らせたらしい。この戦争が終わればまた作れるからと言って譲ってくれたのだ。とてもありがたい。

 息子さん達に会いたいかどうか尋ねると、危険だからやめておくと言った。無事に過ごしているならそれだけで十分だと言った。子を思う親心というものだろうか。とても素晴らしいと俺は思うのだった。