Fallout4(フォールアウト4)メインクエスト編 第18話 新世界への舵取り | TES&fallout forever

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 僕はショーン君の下に向かうと、彼はディーンさんに治療の経過観察を受けていた。どこも悪く見えないが深刻なのは確かだった。どうにも出来ないのだろうか?

 経過観察が終了した後、ショーン君はマスフュージョンの任務成功を喜んでくれた。B.O.Sの事を「野蛮人共」と罵り、最悪の状況にならなかった事に安堵した。その時の僕は反論しなかった。マスフュージョンビルで殺害を実行したのは僕自身だからだ。そんな人間が異議を唱える資格なんてない。

 その件もあり、近い将来B.O.Sとの戦争に発展する可能性をショーン君は示唆した。最新のテクノロジーを保持しているアドバンテージが崩される事と、脅威度が高いからだった。戦う以外に道は無いのだろうか?

 次にインスティチュート内部で起きた立て籠もり事件の事も称賛してくれた。僕の忠誠心を確認する意味でも重要だったらしい。ショーン君は疑ってはいなかったが、B.O.Sと直接対決する事で、他の人々の信頼も勝ち取ったのだと言われた。

 ショーン君は僕を「誇りに思う」と言ってくれたのだ。こちらとしても嬉しい限りだ。B.O.Sの件はいずれ対処するとして今の問題に集中する事となった。彼は話が長くなった事を謝罪した。僕はそんな事は気にしなかったので、上手くやるから大丈夫だと答えた。

 

T・S・ウォレスを勧誘せよ!

 僕とアリーさんがマスフュージョンビルでベリリウム攪拌機を入手する任務を行っている時に、別のチームを地上に送り込んでいた事を教えてくれた。そのリーダーを任されているのはエンリコさんで、コモンウェルスのT・S・ウォレスという名前の男性をインスティチュートに勧誘する事が目的であると言った。

 珍しいなと思ったが、マジソンさんこと、マジソン・リーも元々は地上のキャピタル・ウェイストランドで招待された身なので特別な事例に限り勧誘するのだろうと納得した。

 しかし、ウォレスにとってインスティチュートが来るのは不測の事態だった。いつの頃からか監視されている事に気付いたらしく、身の安全を確保するために傭兵を呼んだらしい。僕はチームを守る事とウォレスを勧誘する任務を成功させねばならない。難しそうだがやってみますかね!

 僕はウォレスの家を目指した。そこには彼が呼んだと思わしき傭兵、ガンナーが数人いた。見かけるなり攻撃を開始されたがほんの2,3分程度で全滅させる事が出来た。荒事をそれなりに経験した事でガンナー相手にも余裕で勝てるようになったのだろうと思った。

 家に入ると、エクスぺディショナリー・スーツを着たエンリコさんが安全を確保出来た事に安堵していた。ウォレスの様子がおかしいと思ったらガンナーを呼び寄せていた事を彼は報告してくれた。

 身の安全はインペリアル・トルーパー装備の第1世代を引き連れて来たが怖くなったので隠れる事にしたらしい。この時エンリコさんに、インペリアル・トルーパーではなく、CW(コモンウェルス)トルーパーが正式名称だと言われた。そうなの?今まで映画の設定のまま認識していた。今度からそう呼ぼう。

 横道に逸れたので話を戻そう。フェーズ3の鍵を握る人物なのは間違いないが、自分達の命を脅かしてまでやる価値があるのかをエンリコさんは疑問視していた。僕は「インスティチュートにとって重要ならば、その価値は十分にあると思いますよ」と言った。彼は渋々納得し、ウォレスは数年前から上層部が勧誘を考えていた人物であると教えてくれた。多分良くない方法で調べ上げたのだろうと彼は言った。

 そうして、頭の良さとどの程度フェーズ3に貢献出来るかが分かるともっと真剣に監視を始めたとエンリコさんは言った。そのテストとして実験材料を送って見極めていたらしい。理論物理学の天才でリアクターの稼働に必要不可欠の人物であることは間違いないようだ。ウォレスが加われば、スケジュールの大幅アップは確実だとエンリコさんは言った。

 だが、更に問題が発生したとエンリコさんは言った。ウォレスが行く事を拒んでいるというのだ。僕に説得をお願いしたいらしい。コモンウェルスを旅する中で交渉術を身に付ける事が出来たと自負しているので僕は引き受けた。何としても成功させねばならない。

 ウォレスに話し掛けると、彼はドア越しに僕もロボットなのかと聞いてきた。

 僕は落ち着くように説得を試みた。ウォレスはそれを聞き入れず、「誘拐する気か!人でなしめ!」や「インスティチュートの悪い噂は聞いている!皆に酷い事を...、そんなことはさせるか!」等の罵詈雑言を浴びせてきた。僕はただ話がしたいだけなのだと再度説得した。

 落ち着いたウォレスは用件は何かと聞いてきた。僕はインスティチュートが助けを必要としていると言った。助けとは何かとウォレスは詰問したが、そこはエンリコさんに助け舟を出してもらった。

 エンリコさんはインスティチュートが技術上の問題を抱えているので専門知識が必要だという事、協力してくれたら最新鋭の研究設備を自由に使っていい事、そこではどんな研究も好きなだけ出来る事、他の場所では実現不可能なセキュリティに守られながら仕事が出来ると好待遇であると言って勧誘した。

 僕は「もっといい世界を一緒に作りましょう」と言って最後の一押しをした。ウォレスは納得してインスティチュートに加入する事を受け入れた。どうにも新しい環境で研究出来る事が嬉しいらしく、エンリコさんは次期所長に指名されたから興奮していると言った。そんなに大層な人間じゃないんだけどね、僕は。

 ウォレスの勧誘が成功した事でエンリコさんは一安心した。そして協力に感謝していた。僕は助けるために来たので礼はいらないと答えたが、心から行っているんだと彼は言った。その後、彼はインスティチュートにテレポーテーションして戻った。上手くいって良かった。

 

X6-88の観察眼

 ウォレスの家を出た後に、X6-88は話があると言って呼び止められた。彼はファーザーが僕に地位を譲ると話した時に、多くの関係者は大反対であり、これを彼は自己愛だったのだと分析していたようだ。

 僕はインスティチュートに対して何も知らない余所者であるため、どうやって運営するのか皆が疑問に思っていたようだ。その中でも強く疑問にい持っていたのは自分自身だったと打ち明けた。

 しかし、今までの戦いで指揮の仕方を見てきた後では認めざるを得ないと考えを改めたと言った。X6-88は「ファーザーは自分のしている事を分かっていて、自分はそれを信じるべきだった」と今はっきりと分かったと告げた。

 僕は「彼はインスティチュートを純粋に想っていて、きっと最善を求めているんだろうと思うよ」と答えた。X6-88は納得し、ファーザーはそのために全人生を捧げ、偉大な人物であると誇っていた。そのための未来に対する計画は信じるし、そのために力の限りを尽くすと決意を述べた。

 でも、コモンウェルスは汚物である事とその中にいるのは害虫のような奴等だけであると語り、その中を通り抜けるのが好きなのかと聞いてきた。インスティチュートが必要だと言えば喜んでやると宣言していた。う~ん、X6-88もコモンウェルスは嫌いらしい。でも、捨てたもんじゃないと思うけどね?ここにも良い所はあるし、良い人もそれなりにいるのだから。それが分かる日が来ればいいんだけどなぁと思った。

 今言った事は誇りに思って良いとX6-88は言い、聞いてくれた事に感謝した。僕としてもインスティチュートのメンバーとしてこれから関わり続けるつもりだ。そのために最善を尽くそうと思う。

 

声明発表

 ウォレスの勧誘に成功した事をショーン君に報告した。彼はこの喜びは言葉に出来ないと表現した。環境に馴染もうとしている最中のウォレスはインスティチュートのやり方にいくつかの非効率的な点がある事を発見したらしい。その助けにより、フェーズ3はもっと早い段階で準備が整うと言った。

 僕は「インスティチュートに貢献出来て光栄だよ。全てが報われるといいんだけど」と答えた。ショーン君は必ず成功するはずだと言い、その後に別の任務を言い渡した。楽しんでもらえるかもしれないと言っていたが、何をさせたいのだろうか?

 ショーン君はインスティチュートの存在をコモンウェルス中に知らしめ、こちらの計画の邪魔をさせないように要請する声明発表をするタイミングだと言った。それを僕がやるべきだと言った。

 この声明発表で僕がインスティチュートに関わっている事がバレる事となる。もしかしたら業魔である事も...。だが、それを行う事でこれ以上の争いが回避出来るならと思い「良い考えだと思う。暴力を避け、救える命が多くなるかもしれない」と答えた。それを聞いたショーン君はそれも目標の1つであるとし、次期責任者としての仕事でもあると言った。

 こちらで用意したコメントを録音するようにと言われた。これが済めばコモンウェルス中に放送するようだ。しっかり意図を伝えるようにしなければならないだろう。僕は決意をしてマイクの下に向かった。

 僕はマイクにかけて声明発表した。以下が僕が話した内容となる。

 コモンウェルスで長年に渡りインスティチュートが存在し皆の中に紛れているのではないかという疑いは事実であるが全てではない事、我々はここに存在し助けを差し伸べる者である事、リアクターを起動させる事を決意して地上の世界が無くなった後も我々が存在していける事を確実にした事、我々は取るに足らない些細な事柄に口を出すつもりもなく皆さんの日々の暮らしについてもである事、インスティチュートの邪魔をしないでほしい事、そうでないと恐ろしい結末を招く事、未来は我々の導きの下で繁栄するだろうと言って締めくくった。

 コメントの内容は所々僕がアドリブで変えている。台本通りだと確実に反感を買うのではないかと思ったからだ。これ以上煽るようなことはしなくていいと考えたためだ。

 これを聞いたショーン君は「興味深かった」と評価した。こちらの意図した事とは違ったかもしれないが、主旨は間違いなく伝わるだろうと言った。この後は地上の全ての人間が聞くためにダイヤモンドシティまで小旅行はどうかと提案してきた。

 

ダイヤモンドシティで暗躍、念願のアクター起動!

 要領を得なかったので、ダイヤモンドシティで何をするのかと聞くと、町に用があるのではないとショ

ーン君は言った。手っ取り早い手段を使うのだと彼は言った。

 ダイヤモンドシティのラジオ局はコモンウェルスで多くのリスナーがいるので、こちらのメッセージを人々に聞いてもらうには、それを通じて届けてもらうのが一番であるため抜擢したという話のようだ。トラビスのラジオ局を利用するわけか...。流石にやり辛いなぁ。

 ラジオをジャックする前に、出力を最大にする必要があるらしい。必要なパーツは現地にあるようでそれらを設置して、放送出力を上げればいいようだ。トラビスには悪いがやるしかないようだ。

 今度はマクドナウ市長に会うだけにはならないので、最初にここを訪れた時のように流れ者の服を着てダイヤモンドシティにテレポーテーションした。ダイヤモンドシティ・セキュリティはグッドネイバーと同じくバンカーヒルのでの戦いの事を知っていた。かなりの死傷者が出て血の海だったらしい。その時は僕自身攻撃は一切していなかったが、加担していた事は事実だったので心の中でお詫びした。

 僕はその後、ジョンさんの所で散髪してもらった。決心のためだ。ここに来た当時の髪形にしてもらった。ジョンさんは不思議がったが僕は気持ちを入れ替えるためと言っておいた。実際にこれからやることで大きく今後が変わるからだ。僕はジョンさんに散髪代を支払ってその場を後にした。

 ストラジデー・スーツで来なかったのは、トラビスに通報されるリスクを無くすためだった。そのための流れ者の服を着て来たのだ。僕はラジオの音を良くするために修理を手伝うと嘘を吐き、機器の下にダイヤル付きやボタン付き、キーボード付きの無線機器を発見した。これを取り付ければ良いらしい。

 左からボタン、ダイヤル、真空管と設置して終わる頃には出力のランプは5つとも緑で光っていた。これで終了したので、トラビスに確実に音は良くなった筈だと言ってその場を後にした。彼にも悪い事をしてしまった...。

 僕はショーン君に放送出力の調整が完了した事を報告した。準備が済み次第いつでもいけると答えた。彼はリアクターが稼働次第放送に割り込むと言った。その起動のホスト役は僕に一任された。きちんと成功させるとしよう。

 ショーン君は集まった皆に向けて演説を始めた。リアクターの稼働に向けて皆が努力を重ね、ついに我々のリアクターが起動するに至った事を報告した。生き延びるために妥協を強いられることも無く、進歩が資源を追い越す心配も無くなると言った。

 皆の協力の下に成し遂げられた事を誇りに思っている事、将来はより偉大な事を成し遂げる事を楽しみにしているとショーン君は言った。今やインスティチュートは真に人類の希望となったと豪語し、最後に感謝の言葉を述べて締めくくった。

 僕はリアクタールームに入り、ベリリウム攪拌機を設置させた。その後はドアを閉じ、ターミナルから起動スイッチを押した。そうしてリアクターは稼働開始した。インスティチュートにとっての希望の灯となったのだ。

 ショーン君はリアクターが稼働する様を見て、ここに辿り着いたと感極まっていた。その後で一旦落ち着き、インスティチュートの将来を確かにするためにまだやらなければならない事があると言った。

 そのための理事会に招集されたが、ショーン君は出席しない事を明確にした。僕が責任者として出席するようにと言うのだ!僕なんかに出来るのだろうか?

 

業魔の胸中

 リアクターの起動が完了した後、僕は人造人間の方のショーン君に会った。知らない内に再起動されていたようだ。僕が気付かなかった前から再起動していたのだろうか?

 ショーン君はインスティチュートの責任者になる僕の話をどこかで聞いたようだ。仕事が沢山ありそうでワクワクしているか、怖いかを聞いてきた。僕は「本当は怖いんだ。非常の大きな責任があるからね」と胸中を語った。

 それを聞いたショーン君は、インスティチュートがこの世界に残された最後の希望だとファーザー(人間のショーン君)から聞いていたようだ。責任者になったら失敗した時に、全ての責任を押し付けられることになると言った。

 その後、僕は今は何をやっているのかを聞いてみた。なんでもバイオメトリックス・スキャナーの使い方を独学で覚えたと言っていた。やはり人造人間でもショーン君はショーン君だった。子供時代から頭が良かったのだろう。ネイトさん譲りだ。この子だって頑張っているんだ。いい歳した僕が頑張らなくてどうするというのだろう。理事会を何とか取り仕切ってみせようと決心がついた。

 彼との会話を終えて外に出ようとしたら、声の感じからしてウォレスさんと思わしき男性に出会った。彼は危険な地上より、ここの方がずっといいと言ってくれた。勧誘出来て本当に良かったと思う。

 

理事会で今後の方針を決める

  理事会に出席するとアリーさんから、歓迎の挨拶と共に一緒に仕事が出来る事を楽しみにしていると言った。僕はこの場にいられて幸せであり、立場に相応しい働きが出来るように願っていると言った。

 ジャスティンさんはいよいよ自分達のために立ち上がる決意をすべき時が来た事に他ならないと言った。アリーさんが窘めたが、彼は抵抗して権利を主張する立場にいると豪語していた。何だか嫌な予感がしてきた...。

 クレイトンさんが事情を説明してくれた。コモンウェルスではインスティチュートの目指すものに反対する勢力がいる事を示し、リアクターが稼働した現在では、人造人間の生産を拡大するのみならず、一層大々的に権力を主張する事も可能になったと言った。

 僕はどうにも戦争準備を示唆している気がしてきたので、全ての人々の生活を向上させる偉業だと話を変えようとしたが、クレイトンさんにはその手が通じず長期的な安全の確保のために、「行動」を起こすべきだと意見が一致した事を報告した。

 マジソンさんはもったいぶらずに理事会がB.O.Sを排除すべしと決定した事を僕に告げた。彼女は元々キャピタル・ウェイストランドでB.O.Sと関わりがあったらしく、その組織の強さと恐ろしさは身近で見て来たので脅威であることを実感しているらしかった。

 アリーさんは次期管理官としてこの結論を聞いて、考えを伺う必要があると言った。どうすべきだろうか?

 僕はこれ以上悪化する事を防ぐために「いたずらに戦争を仕掛けるのは不必要であり、対立はなるべく避けるべきで敢えて作り出すべきではない」と反論した。

 だが、クレイトンさんは強かだった。彼は「巨大な飛行船が水平線に消えていくのは見たいものです」と冗談めかして言った後に、現実はそう甘くないと窘められた。対立は既に迫ってきており、今終わらせなければ、状況は悪化するのみだと言った。

 穏健派なアリーさんでさえもこの意見には賛同しており、こちらに選択肢はなく、B.O.Sを出し抜くためには早急に動く必要があると言った。それを果たすために目標をどう絞って力を注ぐかを決めねばならないようだ。

 その内容は人造人間の生産量を増やすか武器の開発に重点を置くかだ。僕はこれまでの経験上、いくら人数がいても武器や装備が粗末なら簡単に殺されてしまうのはコモンウェルスを旅していく中で理解していたので、武器の開発に重点を置くことで決定した。

 アリーさんは了承し、すぐに作業に取り掛かると言い、理事会は解散となった。ショーン君が呼んでいるらしいのでこの後行くべきだろう。

 マジソンさんは先程の理事会での対応を見かねており、責任者になる事は重い責任を負う事であると叱られてしまった。自覚が足りなかったのかもしれないと言われたのだ。

 かなりショックではあったが、僕自身の力不足なのは事実。これから変えていくしかない。