Fallout4(フォールアウト4)メインクエスト編 第17話 業魔対B.O.S | TES&fallout forever

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 数々の任務を経験した事で、インスティチュート内部での信用をそれなりに得た。僕はフェーズ3の任務を受けるためにアリーさんの下に向かうのだった。

 

マスフュージョンビルへ向かえ!

 アリーさんに任務の内容を聞くと、最近の出来事でスケジュールが狂い、リアクターの起動を最優先になった事、本来ならば起動は昨日の予定だったと言った。気乗りはしないが近道せざるを得ず、地上の技術に頼る事になると彼女は提案した。

 目標はマスフュージョンビルだ。そこは戦前ボストンでは一目で分かる位の超高層ビルだった。そこでは確か電力供給をしていたはずだ。アリーさんはそこに眠る「ベリリウム撹拌機」を入手するのが今回の任務だと教えてくれた。

 詳しくその装置について聞こうとしたが、アリーさんは「細かい事は言っても分からないでしょうから、悪しからず」と詳しく教えてくれなかった。ショック!

 簡単に説明すると、それがあればリアクターの能力を向上させ、予定よりかなり早く起動出来るらしい。

 アリーさんも同行するらしく、ベリリウム攪拌機は彼女が守るそうだ。僕は同行してくれることに感謝したが、彼女は地上が好きではないらしく、選択肢が無いから行くだけであると言った。ショーン君と同じ考えという訳か...。地上も悪い場所ばかりではないんだけどね。

 だが、ここで難問に直面した。B.O.Sが付近を嗅ぎまわっているらしい。それ故に急がなければいけないとのこと。バンカーヒルの時みたいに戦わないで行く事は不可能のようだ。覚悟を決めるしかない。

 アリーさんは中継局に向かうように指示を出した。そこで落ち合う事となった。

 今度ばかりは回避不可能であるため、僕はしっかり準備をした。

 愛用の銃のアクセラレーターは、アドバンスシステムのロザリンドさんに今までの地上での戦闘データを基に改造を施してもらった。アーマー貫通力やダメージ量を増加させる劣化ウランコンデンサ、ダメージの集中化を目指したヘビーフォーカスバレル、反動と構えた時の命中率を改善させたヘビーグリップ、照準精度と構えた時の命中精度を改善するホログラフィックレティクルサイト、敵を追跡するモニターも付けてもらった。

 その後はマジソンさんの所に行って、Pip-Boyで何か使える機能を呼び出すことが出来るかどうかを聞いてみた。そうして調べてもらった時に興味深いものを発見してくれた。「V.A.T.S」と呼ばれるもので、Vault-tec Assisted Targetig Systemの略称らしい。発動すると敵の部位が%形式で表示され、周りがスローモーションになるというワークショップと並ぶ魔法の技術っぷりだ。ここぞという時に使うとしよう。

 次にSRBに行ってジャスティンさんに頼んでプラズマソードをもう1本貰う事にした。コーサー用の試作品で、その名も「ツインプラズマソード」だ。2本分のプラズマソードで火力と攻撃範囲の拡張を行い、出力を増加させてダメージを増幅させるオーバーチャージパワー・モジュールを付けて貰った。

 その次はストラジデー・スーツのバイザーに「状況認識強化」のガジェットを組み込んでもらった。戦況の把握がしやすくなり、ターゲットに攻撃する際に一時的なスロー効果を齎すようだ。大勢との戦闘に役立つだろう。

 最後にX6-88の装備も新調する事になった。今まで使っていたプロトタイプの武器でのデータを基にして「V3-N型コーサー用ヴェノムガンライフル」と呼ばれる武器が完成したのだ。それにも改造を施してもらった。ダメージ量がかなり増幅するプライムアナトミーレシーバー、反動を改善する軽量ライフルグリップ、着弾すると同時に爆発が起こり、それが連鎖反応を促してさらに大きなダメージを齎すバイオエレクトロニック、有機ターゲットに即効性の毒を与える毒性触媒補助タンク等だ。

 こうして準備を整えた僕は中継局に向かった。思えばここに来るのはシグナルインターセプターを起動して、侵入を試みた時以来だろうか。あれはB.O.Sの皆の力添えがあってこそ成り立ったものだ。それを僕はこれから裏切るのだ。この中継局を通じて敵対の道を歩むことになる。

 だが、護ると決めたのだ。ここまで来たら引き下がれない。アリーさんも地上用の防護服であるエクスぺディショナリー・スーツを着用し、武器はブラステックを構えて待っていた。決心した僕は中継局に乗り込みテレポーテーションした。

 マスフュージョンビルの最上階に到着したが、もう既にB.O.Sが乗り込んでいたらしい。アリーさんは「突っ切るしかないようですね」と僕に進言した。そうするしかなさそうだ。

 

業魔対B.O.S

 遂にB.O.Sと直接戦闘に突入してしまった。イニシエイトやナイトは僕を見るなり「怪人が出たぞ!」や「不気味で恐ろしい怪人を殺せ!」と罵ってきた。怪人、それがコモンウェルスでの僕の呼び名というわけか...。向こう側には僕がパーマー・エルドリッチ本人である事はバレていないようだった。

 生き延びるためには殺すしかないのだが心から申し訳なく思う。しかし、僕はアリーさんを護りインスティチュートの未来を護らなければならないので覚悟を決めて攻撃を開始した。

 状況認識強化のガジェットを使用しているためレーザーピストルの軌跡がよく分かる位に視認出来た。僕はプラズマソードで防御して反射させ、イニシエイトを殺した。その後は反射攻撃を繰り返しつつ、パワーアーマーを着用したナイトを同じくプラズマソードで攻撃した。強化されたプラズマソードの出力の前にアーマーが破壊され、フレームが剥き出しとなり、斬撃を繰り返す僕に対して成す術も無くない死んでしまった。

 全滅させた後は、ベリリウム攪拌機を探したが見つからなかった。どうにかして見つからないものか?

 近くにあったターミナルをハッキングすると、ノエル・チャンドリッチという名前の人物が記していた記録によると補助階01のメインリアクターにベリリウム攪拌機を導入したらしい。そこに行くためにはエグゼクティブカードを携帯して行かねばならないようだ。

 そのベリリウム攪拌機は、電磁スペクトルの衰えが1000分の1パーセントしか検知されないという優れ物らしい。この軍用化にはノエルは異議を唱えていたようだ。

 今度はT・レイセンバウアーという名前の人物が代わりに書き込んでおり、ノエルはビルから出された後に、解雇したと報告していた。他の原子力発電会社への求人活動を行った事が原因らしい。そのため年金や給付金が凍結されたと書き込まれていた。何とも無情な。ノエルはこの後きちんと生活できたのだろうかと思ったが、僕も人の事は言えないのでここまでとした。無情レベルで言えば僕の方が高いからだ。

 そして、机の中からマスフュージョン・エグゼクティブIDを入手した。

 そのエグゼクティブIDをカードリーダーに差し込んで、エレベーターを起動させた。降りる最中にもB.O.Sのナイトやイニシエイト、スクライブが攻撃して来たので反撃する事になった。プラズマソードで反撃出来ないので、僕は改造したアクセラレータ―を使い極太のプラズマ弾を撃ち込み、X6-88は改造されてヴェノムガンを使い連鎖爆発を利用した攻撃で大勢のB.O.Sの兵士達を殺した。

 だが、導線を爆破されてしまい、エレベーターは急停止してしまった。何とか復旧させなければ。

 

ベリリウム攪拌機を奪取せよ!

 僕はブレーカーを見つけ出し、電力を復旧させた。その後1階まで降りることが出来たが、そこでもB.O.Sの兵士の攻撃を受けた。僕とX6-88、アリーさんが反撃して全滅させた。

 その後、エグゼクティブIDを使い補助階まで降りた。リアクター付近に到着するとアリーさんは戦前の技術を「あの時代にしては悪くない」と小馬鹿にして評価した。X6-88もそれに追従する。今の方が素晴らしいのかもしれないけど、ちょっと言い返したい気持ちになったが我慢した。

 その後、アリーさんはリアクター部分は放射能汚染で酷いようなので対策はしてあるかと言ってきた。僕はRADアウェイを大量に持っているため大丈夫だと答えた。

 アリーさんはここの職員はリアクターの整備をしていたと言っていたので探してみたが、200年以上も放置されていたので、経年劣化が酷かった。仕方がないのでストラジデー・スーツとRADアウェイで耐えるとしよう。

 防護服を探す過程でターミナルを覗いてみたら、ノエルがベリリウム攪拌機の稼働でクリーンパワーの核エネルギーが現実になると歓喜している書き込みの他に、監視員や制御作業員がTRPG(Table Talk Role-Playing Game)を業務中にやり込んでいる書き込みも散見された。いつかやってみたいゲームだと思っていたけど、リアクター制御という重大な仕事の最中にやらなくてもと思わずにはいられなかった。

 防護服無しで行くしかなくなり、アリーさんは戦前の人々は放射能を抑える事が苦手だったという見解に至り、数値はほとんど計測不能だと言った。彼女はここで様子を見る事になり僕だけ行くしかないようだ。ガイガーカウンターは輝きの海にいるような悲鳴を上げていた。う~ん、生き残れるかなこれ?

 RADアウェイを十分に持って突き進む。放射能に苦しみながらも僕はスイッチを操作して、ベリリウム攪拌機をやっと入手出来た。

 

発動!その名はV.A.T.S!

 ベリリウム攪拌機を入手すると、セキュリティに引っ掛かり、緊急ロックダウンが開始された。急いでリアクタールームから脱出し、RADアウェイを摂取した後にセントリーボットやアサルトロン、またはプロテクトロンの攻撃を受けた。奇襲される形となったが今の僕達にはそこまで脅威ではなかった。

 ロボット達を返り討ちにした後でエレベーターを使い脱出しようとしたがB.O.Sの魔の手はすぐそこに来ていた。アリーさんは「諦めが悪い人達」と愚痴を零し、X6-88は「任務に身を捧げているんですね。コーサーとして敬意を覚えます」と言った。

 アリーさんはベリリウム攪拌機を持ち帰る役目を僕に託し、人造人間達と協力して時間を稼ぐと言ったのだ。だが、B.O.Sは甘くはない。とりわけインスティチュートに対しては...。僕はやはり残ることを決めて、援護した。

 僕はツインプラズマソードを起動させたが調整ミスで片方しか刃が出なかった。ここでパワーアーマーを着用したナイトの猛攻を受けた。

 起死回生の手段としてV.A.T.Sを発動させるのを決めた。すると周囲はスローモーションとなり、ターゲットは緑色に包まれ数値が脳内に映し出されるというシステムで表現された。僕は頭部に目標を絞りツインプラズマソードを叩き込んだ。これを受けたナイトは何が起きたのかが分からずダメージを受けてしまった形になる。連発は出来ないようなので、使い所は注意しよう。

 そうして盛り返す事に成功し、派遣されたB.O.Sを全滅させる事が出来た。アリーさんは状況を見届けたのでインスティチュートに戻った。僕も後を追うべきだろう。

 アドバンスシステム部に行くとアリーさんから「一生分のスリルを味わった」と言われた。確かにあの戦いは凄まじかった。彼女は僕無しでは成し遂げられなかったと言ってくれた。

 ベリリウム攪拌機は安全な場所に置くことになり、今度はファーザーが呼んでいると言った。どんな仕事になるかは分からないが、ベストは尽くそうと思うのだった。