Fallout4(フォールアウト4)メインクエスト編 第13話 ゴウマ・カイジン(業魔怪人) | TES&fallout forever

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 僕はあの一件以来、逃げ続けていたのを島での冒険で思い知った。自分で手を汚す覚悟、決断する意志等だ。

 思い返せば、戦前の頃から僕は逃げていた。苦手な勉強はせず、政治や世界情勢は政治家や軍人が何とかするだろうと暢気に構え、自分のしたい事にしか目を向けていなかった。

 だから、今ここで僕は決断する事にした。僕が辿る道は...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インスティチュートに加入する!

 僕は決断した。インスティチュートに加入して、ショーン君の手伝いをする事に決めた。きっと地上の人々に知られたら、僕が気が触れたと思うだろうがそんな事は決してない。選択の結果なのだ。

 確かにインスティチュートはコモンウェルスで許されざる悪行を行ってきた悪の組織になるであろう。B.O.Sから見ればテクノロジーを悪用し、人造人間を製造し続ける邪悪として見るだろう。レールロードは人造人間保護を目標としているので、道具として使い潰す彼等を滅ぼす敵と見るだろう。既に無いミニッツメンならば、正義のためやコモンウェルスの人々のために戦い抜くことになるだろう。

 その他にもニックは実験のために何度も刷り込みの実験をさせられたしDiMAはそれを許せなかった。ダンスは知らない間に入れ替わっていた事実に愕然として、怒りを露わにした。今の例だけでなくもっと大勢が苦しめられてきたのを僕は旅をした中で知っている。本来ならば滅ぼすべきなのだろう。皆殺しにすべきなのだろう。

 だけど、出来なかった。殺せば良かった......、のかもしれない。ショーン君が自分の正体を明かす前に。それを知った上で殺せたかといえば、無理だとしか言えない。

 ショーン君は本来サンプルとして持ち帰られ、利用価値が無くなれば、処分(もちろん殺される)されていただろう。それを味方がいない中で独力で頑張り生き延びたのだと僕は思った。そうして自分の価値を周りに示し、管理官の地位を手に入れた。

 そんな彼を殺すのは出来ない。もしそうすればショーン君は、何のために生き延びたという事になるのだろうか?何を残せたのだろうか?ネイトさんやノーラさんの残した子供を殺すのが正しいのだろうか?

 そう思うと彼とは敵対出来なかった。短絡的で浅慮なのは重々承知。だがそれでも、彼とインスティチュートのために戦う事を僕は決めるのだった。

 

装備 ストラジデー・スーツ!

 僕はインスティチュートに戻り、装備を整える事にした。彼等のために働くならば、身元が分からない装備にしなければならない。ジャスティンさんに話すと「君にピッタリの装備がある。新作だから着心地を確かめてほしい」と言ってとある装備をくれた。その名も「ストラジデー・スーツ」という名前らしい。なんでも、コーサー用の次期戦闘用スーツなのだとか。ありがたく受け取ろうと思う。

 実際に着てみるとのっぺらぼうのような見た目をしていると思った。これを見る者には本能的恐怖に駆り立てるだろう。

 その他に武器も新調した。徹底するなら武器も同じように替えるべきだろう。人造人間リレーグレネード等を貰った時にふと目に入った武器がある。

 それは、スペース・ウォーズで劇中に使用されていた武器「ライトセイバー」だった!これはプラズマソードという名前になっており、ブラステックと同じく劇中通りの威力ならば切れ味抜群の必殺武器になるだろう。背中を預ける人がいないのでこれはありがたい。

 今度はアドバンス・システム部に行ってみると、ロザリンドさんから「貴方がいない間に特別な武器を作ったから試してみて!」と嬉しそうにある武器を手渡してくれた。その名も「アクセラレータ―」と呼ばれるプラズマ武器だ。

 初期型のインスティチュートピストルや強化版のブラステック、地上戦のデータから新たに製造された銃らしい。テストタイプなので積極的に使って、そのデータをロザリンドさんに手渡して組織全体の戦力を強化すべきだろう。

 

不良人造人間を回収せよ!

 僕はショーン君の下に行って仕事を受ける事にした。これからはインスティチュートに正式に入る事になるので、これからはきちんとファーザーと呼ぼう。

 ショーン君はインスティチュートを直接見る機会を得たが、何か感想はあるかと言われた。僕は以前のような敵対心は消え失せていたので「想像した事が無いような素晴らしい技術と場所だと思う」と答えた。彼は成し遂げた事を理解してもらえたので感謝し、何1つ簡単ではなかったと付け足した。

 インスティチュートの目指す究極的な目的にして、モットーは「再定義された人類」であると語った。

 だが、ショーン君は往々にして挫折は付き物であると前置きして、インスティチュートが生み出した人造人間は非常に優秀だが、同じ位に危険にもなり得るとして、適切な管理が必要だと言った。

 続けてショーン君は優れた人造人間の肉体と精神が、自由意に近いものとぶつかり合うとすれば大混乱が生じかねないと懸念していたと明かした。

 レールロードとは違う目線だった。あくまで道具であるという姿勢なのだろう。僕はその適切な管理とは何かを聞くと、インスティチュートが生み出した人造人間はここにいる間は、設計された果たすべき目的を見事に実行しているとして、人造人間が野に放たれると予測出来ない行動に出ると危惧した。

 ここからショーン君は本題に入った。ある不良人造人間がリベルタリアという場所でレイダー集団を掌握したらしい。その人造人間は記憶を消され、アイデンティティも切り替わり、ガブリエルという名前の人間だと信じ込んでいるらしい。

 そのガブリエルの手により、多くの人々が殺されているので止めねばならないとのこと。リベルタリアにコーサーを放ったらしいので、合流して不良人造人間を回収すべきだろう。

 その記憶消去は誰がやったのかを聞くと、レールロードだと言った。彼等がレイダーにするために記憶消去はしない筈だが、生まれ変わった後の彼等の人生は自由にさせているので、レイダーになった人造人間もいたのだろう。それがガブリエルだったという話だと思った。

 ショーン君はレールロードの事を「理想主義者の過激派集団」と語り、いずれ対処する事を決めているようだ。だが、その前にリベルタリアのガブリエルを回収する任務が優先だ。人命をこれ以上奪われないようにするために早速向かいますかね。

 

冷静沈着なコーサー X6-88登場!

 僕はリベルタリアに行くためにナハント保安官事務所までテレポーテーションした。そこではスーパーミュータントやレイダー集団がいたが、僕が反撃する前にコーサーが現れ、高機動戦闘を行いあっという間に全滅させたのだ。

 そのコーサーもストラジデー・スーツを着用していた。僕のよりも古かったのでプロトタイプかもしれない。武器のインスティチュートピストルはレーザーではなく、弾丸のような物を発射して敵をドロドロに溶かしていた。もしかしたら生物兵器のプロトタイプなのだろうか? 

 このコーサーは自身をX6-88と呼称した。待って、もしかしてケロッグの記憶に出てきたコーサーかな?見た目大分変っているけど整形したの?う~ん、優秀なコーサーには調整が施されて見た目が変わるのかな?よく分からないけどまぁいいや、本題に戻ろう。

 今の高機動戦闘はストラジデー・スーツの恩恵のようで、周辺の敵勢力を瞬殺した事により、開けた場所で打ち合わせ出来るぐらいの余裕が出来た。

 余裕が出来たついでにX6-88にこの高機動戦闘システムについて詳しく聞くと、どうやらこの高機動戦闘は「イダテン・システム」と呼ばれる機能らしい。名前は日本で知られる仏教の神であり、速さと勇敢さの象徴とされる韋駄天の名前を引用したようだ。名前の通りにもの凄い速さで行動する機能らしい。是非とも使ってみたいものだ。いけない、話が逸れた。仕事の話に戻ろう。

 ガブリエルと呼ばれる人造人間は、B5-92は沈没した貨物船の上の小屋に立て籠もっているらしい。精鋭揃いのレイダーばかりらしいので、激しい抵抗が予想されるとのこと。気を引き締めて頑張りますかね!

 

ガブリエル回収及びレイダー討伐作戦!

 僕達はリベルタリアに向かうとB.O.Sもレイダー討伐に動き出していたようだ。だが、X6-88の報告通り、レイダーは今までよりも練度が違った。フォージに匹敵するかもしれない火力を有していた。シンジンよりも戦力は上かもしれない。そのせいかベルチバードがあっという間に撃墜されてしまったのだ。

 僕はアクセラレーターを使用してレイダーを殺していった。今までのプラズマ武器とは段違いの性能で素晴らしかった。いつか改造しようと思う。

 そして、レイダーの抵抗も激しいので、X6-88がしたように僕もイダテン・システムを使おうとしたがすぐに止めてしまった。体中に激痛が走り、内臓が圧迫され、吐血してしまったのだ!X6-88に聞くと「人間がコーサー用のイダテン・システムを使用するのは厳禁です。スーツを渡された時に聞いていなかったのですか?」と呆れられてしまった。ジャスティンさんはそんな事は一言も言わなかった。もしかして、謀殺しようとしたのだろうか?返事を保留して地上に長い間戻ったから。敵になる位なら先んじて始末する腹積もりだったのか...。だが、信用は自分の行動で勝ち取ってみせよう。

 X6-88にスティムパックを打ってもらい、回復した後はイダテン・システムを切ってから戦闘を続行した。道中でタレットやライトをオフにしてレイダー達を殺していく。

 更に貨物船付近に行くと、入植者を拉致して残虐なショーを行ったと思わしき光景を目撃した。このまま野放しには出来ないので早急に対処しなければならないだろう。

 そして、エレベーターを起動して貨物船に乗り込んだ。激しい抵抗にあったが、X6-88の援護の下貨物船内部は制圧出来た。残るはガブリエルとその配下のいる小屋付近のみとなった。

 その前にX6-88に呼び止められた。ガブリエルことB5-92のリコールコードを教えると言ってきたのだ。その内容は「B5-92を初期化して工場出荷状態に戻す」と言った後に、「ガンマ-7-1-イプシロン」と言えばいいらしい。それでシャットダウンされて、無事回収出来るとのこと。

 僕は認知プロセスをリセットとはどういう意味か聞くと、リコールコードを言う事で立ったままでも意識を失わせることが出来るらしい。そういう仕組みがあるのか。勉強になるなぁ。

 行く前にB5-92の人となりを調べようと思い、ターミナルを覗いた。どうやら記憶消去された後はミニッツメンに参加していたようだ。だが、リーダーであるベッカー将軍が死亡した事でミニッツメンは崩壊の一途を辿った事で見切りをつけ、レイダーに身を落とした経緯が書かれていた。

 その中で犠牲を払いながらもリベルタリアを占拠し、空腹になりながらも頑張っていたらしい。しかし、そんな折に部下のアンダーソンとウィリアムスを処刑したと書き込まれており、バンカーヒルのキャラバンを襲撃して、その戦利品を強奪したもので飢えを凌いでいた事がバンカーヒル側に露見し、公平に処罰するように求められたからだ。それはB5-9にとってはその時に知った事実だが従うしかなかったようだ。

 それからしばらくした後に、キャラバンが部下のレイダー達にチップを支払わなかった事が多くなり、バンカーヒルに食べ物を恵んでもらうようにお願いしたが、以前の件が尾を引いて聞き入れてもらえなかったらしい。

 そして、本格的にレイダーとして行動するようになったと書かれており、部下もお金も集まるようになり、バンカーヒルやキャラバンもチップを支払うようになっていったと書かれていた。ベッカー将軍には後ろめたい考えがあるようだが、こうするしか道はないと決めているようだ。

 う~ん、中々大変な境遇だったらしい。だが、これ以上見逃したら入植者達への被害は増す一方なのでここで終わりにするしかなさそうだ。

 小屋に行くと、B5-92は服装から僕達の事をインスティチュートだと看破した。以前にも戦った事があるのだろうか?もしくは記憶の奥底に刻まれた恐怖か何かが呼び覚まされたのか?

 B5-92はショーン君の話通りに、自分がガブリエルという名前の人間だと思い込み「真面目で勤勉なギャングから略奪する程インスティチュートは困窮しているのか?」と煽ってきた。周りのレイダー達も合わせて嘲笑していた。

 僕は彼を哀れに思いつつも「B5-92、初期化して工場出荷状態に戻す、認証コード、ガンマ-7-1-イプシロン」と言い、B5-92をシャットダウンさせた。これを聞いたB5-92はシャットダウンして立ち尽くし、今まで僕達を嘲笑していたレイダー達は何事かと不安に駆られた。

 レイダー達はリーダーであるガブリエルを何度も呼び掛けたが返答しない事に焦った。そして、僕が先程言ったリコールコードを催眠術か何かを仕掛けた事でガブリエルがおかしくなったと勘違いして、攻撃してきた。

 だが、リーダーを失ったレイダーは恐ろしく脆いのは今までの戦いでよく分かっていた。そのため1分もかからずに返り討ちに出来た。人数が少なかったのも幸いした。

 こうしてB5-92は回収可能となり、X6-88によってインスティチュートに持ち帰られた。僕も合わせてテレポーテーションして戻った。

 

業魔怪人(ゴウマ・カイジン)誕生!

 ショーン君の下に戻ると、彼は困難な任務だったが不良人造人間を回収出来た僕を労ってくれた。不良人造人間の危うさは見て分かったつもりだが、人間と同じような自我を持つようになるとこうなるのは避けられないのではないかと思った。

 ガブリエルとして行動したB5-92の魔の手により犠牲になった人々には何もしてやれないが、脅威を取り除くことが出来た事はせめてもの慰めだとショーン君は言った。無辜の人々が犠牲になる事は避けたいらしい。僕としてもそうであってほしいと願っている。

 そして、僕は「どうして地上の世界を気にかけるんだい?地下に自分達の世界があるにも関わらず」と問い掛けてみた。彼は地上にはこちらの脅威になりかねない勢力が存在し、脅威となり得る者を無視するのは愚か者のする事だと返答した。

 続けて、ショーン君は「我々が人類に深刻な害を齎そうとしている誤ったイメージを正す」事で、そういった危険を減らすことが出来るかもしれないといった。

 だけど、害を齎している部分がある事実を僕は旅して知っている。そういった部分を今後減らしていかなければ本格的に危ない目に遭うか滅ぼされてしまうのは確実と見るべきだと僕は内心思った。

 そうして、ショーン君は任務の話はこれ位にして、これ以上の成果はないと言って賛辞を贈ってくれた。本来ならば、ネイトさんやノーラさんがそれを受け取るべきだけど、僕なんかで良いのだろうか?

 僕がリベルタリアで戦っている最中に宿舎を用意してくれていたようだ。必要な必需品は全て揃い、武器や弾薬、装備も充実しているらしい。ショーン君はきっと気に入ると言っており、言葉ではなく形でも示したかったようだ。僕は早速宿舎に行くと、戦前以上に清潔で便利な部屋だったことに驚き、とても満足した。

 そして、X6-88が部屋に訪れショーン君が話があると告げてきた。僕は後で行くと伝え少し休むことにした。

 こうして僕はインスティチュートに正式加入した事になる。これを知った地上の人々は僕の事をどう思うだろうか?きっと業の深い悪魔のような人間だと思われ、後ろ指を指されて殺しに来るかもしれない。

 そうすると、武器や装備だけでなく名前も変えるべきだろうと考えた。どの道インスティチュートのために戦う以上は避けられないし、名前から覚悟を示すとしよう。業の深い、悪魔のような人間から文字を取って「業魔」と名乗るべきだろう。

 僕が業魔となる決意をした中で、リベルタリアのレイダーが少数生き延びていたらしい。貨物船故に隠れる場所があったのだろう。そんな彼等は僕の着ていたストラジデー・スーツを見て不気味に思い、仲間のレイダー集団にとある話をした。または入植者達が噂でその内容を聞いた。

 不気味で怪しげな風貌の人間が現れたと伝えられていたのだ。いつしかそれが「怪人」という名前でコモンウェルス中でまことしやかに囁かれるようになった。