Fallout4(フォールアウト4)ファー・ハーバー編 最終話 帰路と決断 | TES&fallout forever

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 僕達はコモンウェルスに帰ってきた。最初にすべき事はナカノ邸でカスミが帰っているかを確認する事だ。家に近づくと、カスミが戸惑いながらナカノ夫妻に「ただいま」と言った。レイさんは涙を流し、ケンジさんは娘が無事に帰ってきてホッとしている様子だった。

 

再び家族に

 ケンジさんはカスミを救った事で僕にお礼を言った。僕は「助けることが出来て何よりです」と答え、ニックは「今度また困った事があれば俺達の所に来られるな?」と話し、もし次があればの段取りの話をした。

 レイさんはカスミが本当に自分の娘で、人造人間ではないと確認した。当のカスミは自分が困惑していて何処か別の場所に行きたかったと打ち明けた。どこでも良かったらしい。それでも帰ってきてくれた。僕としても良かったと思う。

 僕はケンジさんに「今度は彼女の話を聞くべきです。守るのも大事ですが、話し合わなければいけません」と言った。お互いが上手くやっていくためにだ。ケンジさんも束縛ばかりしていた事を反省し、今後はカスミときちんと話し合う事を約束した。

 最後にケンジさんは僕に話があると言った。娘を無事に連れ戻した報酬の話のようだ。タイチ・ナカノが生前旅して集めたコレクションを報酬としてくれるそうだ。家のすぐ近くに埋めてあるそうで、自分は探検家ではないから必要ないと言い、僕に全て譲ると言ってくれた。ありがたく受け取ろうと思う。

 ケンジさんは長旅をして、真相を突き止めたから報酬を得る資格があると言った。家族を救ってくれた報酬として受け取ってほしいようだ。彼は生涯忘れないと言ってくれた。僕も助けられて満足だ。

 そして、ケンジさんはニックと僕に「成功を祈っている」と賛辞を贈り、締めくくった。

 カスミは再び家族になれた事に感謝していた。そして、ケンジさんとレイさんを傷付けた事をとても後悔していた。

 僕は「その気持ちを忘れないならきっと今までより良い家族になれるよ」と言って勇気付けた。それを聞いた彼女は笑みを取り戻し、再度僕達にお礼を言って再び家族の下に戻るのだった。

 僕は報酬を受け取りに行く途中でニックに呼び止められた。彼は「想定外の事を想定」する事の大切さを説いた。今回のカスミの件は特殊だったと言った。こんなケースは一度も無かったらしい。

 僕は「物凄い冒険だった」と答えた。ニックは島中が殺しにきていたと振り返り、今度はオンボロのバーに行きたいと言っていた。ゆっくりでもいいとも言った。あの島での冒険はかなり過酷だっか僕も同意した。

 最後にニックはここの誰もがそうなれるようにナカノ夫妻は幸せな家族に戻ったと言った。一件落着して本当に良かったと思う。

 そして、僕は報酬を受け取りに行った。埋めてある場所を見つけて掘り返すと、スチームトランクが見つかり、開けると旅で使える物資が豊富に入っていた。コンバットライフル・308 マイティと呼ばれるコンバットライフル等の珍しい武器もあった。感謝感謝である。

 

ブライアン・バージルの容態確認

 最後にバレンタイン探偵事務所で報告を済ませるべきなんだけど、バージルさんの容体を確認していなかったので、ニックに無理を言って遠回りして確認に言った。奥に進むと人間に戻っていたバージルさんを発見した。無事成功したのだ!

 多少の改良は必要だが、血清は条件付きの成功との結論に達したらしい。重要な第一歩だが、FEVの一株菌に効いたに過ぎないらしい。公式の一般化には、何年、何十年もかかる可能性があるが、僕に感謝しているとバージルさんは言った。役に立てて何よりだ。

 ラボやガラクタは自由に使用しても良いらしい。必要があれば喜んで使うべきだろう。でも、スーパーミュータントの体ではなくなったから、輝きの海でどう過ごすのだろうか?まぁ、バージルさんは頭がいいから多分大丈夫だろうと思い、隠れ家を後にした。

 

事件解決の報告と秘密の決断

 最後に僕達はダイヤモンドシティに行った後、バレンタイン探偵事務所に向かった。エリーさんに報告するためだ。僕はファー・ハーバーまで赴き、娘であるカスミ捜索のためにアカディアと呼ばれる人造人間の避難所に言った事を話した。そして、島の平和のためにニックや島の人々と共に奔走した事もだ。

 エリーさんはそれを聞いて喜び、探偵稼業で良い報せを聞く事はあまり無いから嬉しかったようだ。知らせに来てくれたことに感謝し、僕とニックが協働した時から良い事が起きると思っていたらしい。

 そして、エリーさんは僕を「探偵さん」と呼んで締めくくり、ニックは「俺がよく分かっていなかったら、君がこの友人を褒めちぎっていると思うだろう」と返した。すかさずエリーさんは気を抜かせないようにしているだけとニックに釘を刺した。このやり取りも懐かしい。本当に仲睦まじいと思う。

 こうして事件解決となったわけだが、僕はあの島にいる間に考え続けていた事がある。頭が良くないなりに考え続けていた事だ。これはニックには言えない内容だ。打ち明けるべきだったのかもしれないが、これは僕自身が決める事なのだ。

 だから、バレンタイン探偵事務所でニックと別れた。彼は「何か困っている事があるんじゃないのか?」と言い、僕が何かを隠している事に勘付いたが、僕は「何でもないよ。ただ個人的な用事があるから当分会えない」とはぐらかし、ダイヤモンドシティを後にした。

 ニック、君は本当に高潔で正義感の強い人だ。人造人間だけど、ダンスと同じく心は本物の人間なのだ。そんな友達を持てて僕は本当に嬉しいし、感謝している。

 だが、ここからは僕1人で戦うことになる。どうなるかは分からないが、この決断が良くも悪くも、コモンウェルスの未来を変えるだろう。