Fallout4(フォールアウト4)ファー・ハーバー編 第9話 ニュークリアスでの仕事2 | TES&fallout forever

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 シスター・マイの仕事が終わった後でニュークリアスを散策していると、ジーロット・タイルという名前の女性に話し掛けられた。僕がアトムの泉でビジョンを見た事実を知っているようだ。

 僕はありのままに霧の母を見たと答えたら、なぜ霧の母が見えたのかを考えたがその役目はアトムが決める事として、ジーロットに出来る事があったらいつでも言って欲しいと彼女は言った。

 ジーロットの意味について聞いてみると、アトムの教えの守護者にして、管理者だという。だから重装備で警戒しているのかと思い納得した。コモンウェルスで見かけたのよりも装備が充実している。

 他にリヒターについて聞いてみると以前は士官だったらしい。名前からしてB.O.Sだったのだろうか?でも違う気がする。他にも大規模組織があったのだろうか?それは彼女にも分からなかった。

 今度は、ジーロット・タイル自身の話を聞いてみる事にした。両親は入植者で、数年間は霧の中を必死に生きてきたが、大規模な放射能嵐に見舞われてしまい、彼女だけが生き残ったようだ。これはアトムの祝福と考えているようだった。

 生き残った彼女は数日間を彷徨い続けた。食べ物を漁ってく空腹を凌ぎ、水溜まりや塩水で渇きを癒し、最後にアトムの泉に辿り着いたようだ。その後にビジョンを見て、また放射能嵐の中に帰って行ったらしい。でもその時には自分をコントロール出来るようになっていたとか。

 最後にはリヒターに保護され、アトムの従者として育てられたと彼女は言った。チルドレン・オブ・アトムに保護された是非は置いておき、トラッパーの餌食にならなかっただけマシだと僕は思った。

 現在では、グランドジーロットの補助を任されているようだ。ジーロット達に力を貸し、アトムに抵抗する者達と戦えるようにするのが役目だとジーロット・タイルは誇らしげに語った。助けられた恩義と信仰によって今の彼女があると僕は思った。善悪どうこうは置いておき、今の生活が彼女にとっては希望や栄光に等しいのだと感じたのだった。

 

異端信仰を取り締まれ!

 次はリヒターの仕事を受けに行く事にした。ここのやり方に倣い、今後はグランドジーロットを付けて話そうと思う。

 グランドジーロット・リヒターはかつて同胞だったグウィネスという名前の女性について話し始めた。どうにも暗黒に心を囚われてしまったようで、ジーロット・タイルの追跡を躱し、錯乱したグウィネスはアトムの言葉を公然と批判して汚すようになったと言うのだ。

 僕は話が出来ないかと聞いてみた。何とか説得出来るかもしれないと思ったのだ。シスター・グウィネスについて聞いてみると、素晴らしい女性だったが何かが彼女を狂わせたとグランドジーロット・リヒターは嘆いた。正気は保っているのかは会ってみるまでは分からない。

 テクタス上級聴罪司祭はアトムの放棄は重罪と捉えており、アトムの慈悲を否定する事は許されないものであるとグランドジーロット・リヒターは言った。手掛かりはジーロット・タイルに聞けばいいようだ。何とか穏便に済ませるように頑張ろうと思う。

 ジーロット・タイルにシスター・グウィネスについて聞いてみると、先程聞いた事と同じく熱心な信者だったと言った。気分屋な所はあるが皆に好かれ、グランドジーロット・リヒターは好意を持っていたようだ。

 アトムを裏切った後は、ジーロット・タイルが追跡任務に就いたが、一枚上手なシスター・グウィネスにより逃げ切られてしまったようだ。

 次に裏切りの経緯について聞いてみると、最初は静かに祈っていたシスター・グウィネスは突然立ち上がり「アトムは嘘だ」と叫び始めたらしい。その事をテクタス上級聴罪司祭が問い詰めると、彼女に地面に倒れるほ程の力で殴られてしまったらしい。彼女は自分のしてしまった事の大きさに驚き、逃げ出したようだ。

 テクタス上級聴罪司祭は見せしめにしようとしたが、当時の彼にはその権限は無く、前任のマーティン聴罪司祭の命令により待機の指示を出したらしい。

 待っていたが2度と戻らなかったようで、死んだものとして諦めていたが、それからしばらくして、信者が聖地でシスター・グウィネスを見かけたがすぐに霧の中に逃げてしまったようだ。それからほどなくして冒涜的なメッセージが現れたとジーロット・タイルは言った。

 僕はお互いが殺し合わないように「無視すればいいのでは?」と提案したが、それは許されない事であるときっぱり否定されてしまった。アトムのご意思により、異端者は許されないのだと言った。そのアトムの慈悲により、僕にその任務を引き継いで欲しいと彼女は言った。

 最初は聖地から探してみるといいかもしれないと言われた。穏便に済ませたい気持ちはまだあるので妥協点を見つけるように頑張ろうと思うのだった。

 最初に言われたとおりに聖地の木立ちと呼ばれる所に赴いた。そこにはバナーの切れ端があった。これだけでは分からないので、別の聖地である輝く頂上の聖堂と呼ばれる所に赴いた。

 そこにはもう半分のバナーの切れ端があり、並べると「ウェイクタク・ステーション」という地名になった。島にあるキャンプ地にいるのだろう。そこを目指すべきだ。 

 行ってみたがシスター・グウィネスはおらず、彼女の日誌とされるホロテープが落ちていた。これを聞いてみると、彼女は戦前の書物を読み、アトムとは原子のことを指し、超常の存在ではなく嘘であると叫んでいた。そこには何もなく「無」しかないと語っていた。アトムの嘘から皆を解放するためにここから東にある古い教会に潜伏していると言っていた。急いで向かいべきだろう。

 急いで廃墟の教会に行くと、女性が声高にチルドレン・オブ・アトムは騙されていると言った。真実を知るべきだと。彼女がシスター・グウィネスだろう。彼女はアトムは存在せず、無しか存在しないと批判し、それには終わりが無く、死もなく、恐怖や自責の念もないと語っていた。

 更に近づけば、私達はいずれ「無の一部になる定めである」と言っており、信仰対象が変わっただけだと僕は感じた。そしてもっと多くのチルドレン・オブ・アトムがやって来て、無を理解すると確信しているようだ。彼女自身がそうしたように。

 シスター・グウィネスに会うとすぐに警戒された。僕はチルドレン・オブ・アトムが彼女の死を望んでおり、これ以上の冒涜行為は止めるようにと警告した。だが彼女の意志は固く、犠牲を伴っても果たす価値がある務めと言っていた。

 チルドレン・オブ・アトムの教義はマーティンやテクタスにより騙されてきたものであると言い、アトムが広大な無の中の塵に過ぎないと語り、無こそが存在の本質であると語った。どうやら自分の目で見たらしく、巨大で空っぽな虚空、星の無い夜空のような虚空を見たのだと言う。これも真実を知る権利があると豪語し、皆に言うつもりらしい。

 彼女の意志を否定するつもりはないが、それを行う事でチルドレン・オブ・アトムが暴徒化するのは避けたいので「貴女は理解出来ないものを目にしたから、恐怖を感じただけであって、そのためにチャイルド・オブ・アトムと仲間を裏切ってしまったんですよ」と僕は言った。 

 シスター・グウィネスは怯えていた事は同意しつつも、全ては仲間達のために行動したからだと反論した。

 僕は説得出来ると踏んで「貴女は恐怖と疑念で盲目になっただけなんですよ。本当は信じていないし、仲間の事で後ろめたく思っているんじゃありませんか?」と心揺さぶるセリフで説得した。

 シスター・グウィネスは僕の言葉に打ちのめされたらしく、否定出来ないと言った。彼女は自身の愚行を恥じ、皆に許しを請わなければと嘆いた。これから戻るとグランドジーロット・リヒターに伝えるようにと言われた。何だか僕が洗脳したみたいな感じになってしまった。僕も彼等を非難できる立場じゃないなぁと思いながら、ニュークリアスに帰還した。

 僕はシスター・グウィネスが帰還して、罪を償いたいと考えている事をグランドジーロット・リヒターに報告した。彼はテクタス上級聴罪司祭が許さず殺そうとする可能性は否定出来ないとしながらも、罪と償いの良い前例になると納得した。

 そして僕の信仰心と忠誠心は証明されたと言った。これも島のためだからやっている側面はあるけど、チルドレン・オブ・アトムも狂信的な集まりばかりではなく、話せる個人もそれなりにいると分かったので無暗に殺し合う必要はないと思うようになった。ロングフェローが聞いたら激怒しそうではあるけどね。そして僕は「アトムに栄光あれ!」と答えるのだった。

 そして、グランドジーロット・リヒターは僕に報酬として聖なる遺物とされる武器「アトムの審判」と呼ばれるスレッジハンマーをくれた。見た目からして放射能が凄そうだがありがたく受け取った。

 

裏切り者を断罪せよ!

 ニュークリアスでそれなりに信用されるようになったので、いよいよテクタス上級聴罪司祭に謁見する事にした。彼は改宗者を歓迎しているようで、アトムに選ばれた気分はどうだと言ってきたので、僕は光栄だと答えた。それを聞いた彼は満足し、アトムの慈悲を無駄にする人が多い人が多いので聞きたい事があると言った。

 ファー・ハーバーに関する事だった。不敬にもアトムの土地を明け渡そうとしない事に不満を抱いていた。僕ならそういう場所をどうするかと聞いてきた。僕ならば「和平を結んで穏便に済ませると思います」と答えた。彼は不満を抱いたがニックは和平を後押しした。皆にとっての利益となり、島をこれ以上危険に晒す必要は無いと説得した。

 和平を考えるべきだと僕達が進言しても、なお敵対の道を押し進める事を止めない事をテクタス上級聴罪司祭は考えていた。

 前任のマーティン聴罪司祭は粘り強く和平を求めたが、それでも多くの同胞が殺された事で激しい憎悪を抱いていた。今は自分がトップになった事で時間切れである事を僕達に話した。もうこれしかないのだろうか?

 ファー・ハーバーの霧コンデンサーやDiMAの記憶等の障害はあれど、アトムの敵はアトムこそが絶対の支配者であると知る事になると豪語した。あくまで戦争を望む姿勢だと言うのは分かった。だけど静かに暮らして信仰したい信者達が、割を食うのではないだろうか?

 その前に統一を果たす必要があると言った。内部に裏切り者がいるらしいのだ。シスター・グウィネスの件で分かるように、裏切りや背教は彼等にとって「万死に値する」位の重罪なのだ。

 テクタス上級聴罪司祭の調査では見つからなかったが、僕みたいな部外者ならうまく見つられるのではと考えているらしい。証拠としては、異端信仰や背信行為の確実な物を探す必要がある。問題の人物はオーベールという名前の女性のようだ。メモ紙は怒りを込めて書いたようで、凄い筆圧だった。この件も穏便に済ませるように頑張ろうと僕は思うのだった。

 シスター・オーベールのいる場所は潜水艦の放射能汚染度がキツイ場所で仕事をしていた。僕はRADアウェイを常飲しつつ、彼女に話し掛けた。だが彼女はとても不機嫌で、地下聖堂はここじゃないので、ここでは何も触るなと警告してきた。さもなければ腕をもぐらしい。

 落ち着かせるために僕は話題を変えた。彼女の仕事を聞いてみると潜水艦の管理を任されているようだ。島全体を照らす事が出来る最も強力な光源の一つと考えているようだ。

 今度は、潜水艦の中に地下聖堂がある理由を聞くと死んだ同志達が光のそばに、家族の近くにいられるようにするためだそうだ。永遠の時を過ごせるのは極僅かであり、多くの者は叶わなかったようだ。

 そして、この潜水艦には核ミサイルが装填されており、まだ使われずに残っているとシスター・オーベールは話した。そんな物が残っていたなんて、だから放射能汚染が凄まじいのか。

 更に分界について聞いてみると、最終戦争時には数千、数百万の人々が一瞬にしてアトムの子になったと考えており、彼女自身も放射能が酷い所に行くようで、観光ルートを使って光を長く浴びるようにしているらしい。独特且つ狂信的側面がよく分かると僕は思った。

 その後、気になったので核ミサイルを発射することは出来るのかと聞いてみたら、発射キーが無い事、システムにも侵入出来ないので無理だと言っていた。それならひとまずは安心かな。使われない方が良いし。

 良い感じに話せるようになったので、地下聖堂に入れない人がいるのはなぜかと聞いてみた。島は危険なので道を間違えてしまったり、敵の集落に迷い込んでしまったり等、うまく入るまでいかない人々の事を嘆いていた。それにテクタス上級聴罪司祭の事を快く思っていない節の発言をしていた。

 僕は確信を得たので直球で嫌いなのかと聞いてみた。シスター・オーベールは最初は肯定したものの、嫌っていないと取り繕いこの会話を終えた。やはり証拠を手に入れるしかないようだ。

 僕はシスター・オーベールの寝床に行って、ある手紙を発見した。これには恋仲と思われるエドガーという名前の人物のやり取りが書かれており、テクタス上級聴罪司祭と前任のマーティン聴罪司祭の関係を疑っており、その事でエドガーから窘めたという感じの内容だった。

 そして、このやり取りを秘密裏に続けるために倉庫の小型ロッカーを使い続ける事であり、その鍵の予備は入り口のロッカールームのベンチに隠してあると書かれていた。早速取りに行こう。

 僕は急いでロッカールームに行って、鍵を取り小型ロッカーを開錠した。そこにはやはり手紙があり、シスター・オーベールがマーティン聴罪司祭の不審死について疑っており、エドガーがミスを犯したせいではないと考えている事、テクタス上級聴罪司祭の思惑で殺されたのだと確信しているという内容だった。真偽はどうあれ、動かぬ証拠には違いない。これを見せつけるべきだろう。

 僕はシスター・オーベールにテクタス上級聴罪司祭の疑念についての手紙を見せつけ、大問題になると問い質した。それを聞いた彼女は最初に会った時とは違い、かなり狼狽えており、テクタス上級聴罪司祭は良い人だから、その手紙を返して欲しいと懇願してきた。処分するから無かったことにして欲しいのだそうだ。

 何だかとんでもなく可哀想な事をしている気分になった。恋人が不憫な目に遭ったので許せない気持ちは分からないでもない。これ以上憂き目に遭う事は無いだろうと思い、処分するという彼女を信じる事にした。

 手紙を渡した事でシスター・オーベールは安堵して、きちんと処分する事を約束した。そして、忠誠心は本物であると報告して欲しいと言ってきた。それ位お安い御用だ。

 僕はシスター・オーベールの顔を立てるために嘘を吐いた。彼女の忠誠心は本物で、何も心配する事は無いと。

 それを聞いたテクタス上級聴罪司祭は不思議に思いながらも、心配事が減った事を喜んだ。事前にニュークリアスでの仕事をしっかりやったおかげで信用されるようになったからだろうと思った。そして、アトムへの貢献として「審問官の頭巾」と呼ばれるヘルメットのような代物を報酬としてくれた。何やら放射能汚染地帯で使用すると頭が回るようになる効果があるようだ。使うかどうかは別にしてもありがたく受け取ろうと思うのだった。