Fallout4(フォールアウト4)ファー・ハーバー編 第5話 ファー・ハーバーでの仕事2 | TES&fallout forever

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 僕はロングフェローとの話を終えた直後に、白衣を着た男性が僕に話し掛けてきた。テディ・ライトという名前らしい。彼はファー・ハーバーの人々から良い扱いを受けていないのにどうして助けてくれるのかと疑問を抱いてるようだった。僕は「良い人たちが本当に困っていると思ったから、助けるべきだと思ったんです」と答えた。

 それを聞いたテディは苦笑しながら「選挙にでも立候補するのかい?」と言った。もし本当にそうなら我々にはもったいない人だと言い、労ってくれた。端から聞いていたロングフェローは「利用されないように気を付けろよ」と僕に釘を刺した。多分だけど、テディは悪い人ではないと思う。

 テディはファー・ハーバーの人々が頑固であるため、気に入られようと努力しても無意味だと僕に告げた。彼自身の家庭も3代かけてようやくダルトン家からパンの耳を買うことが出来るようになった程らしい。

 この状態を改善する方法をテディは知っているらしい。常軌を逸した方法のようだがその方法なら頑固者達の目を覚まさせられると彼は言った。本土人に対する意識改革にもなるようだ。それならやってみようと僕は思った。

 

キャプテンズ・ダンスを成功させろ!

 その方法とは「キャプテンズ・ダンス」と呼ばれる儀式で、リーダーを選出するものらしい。

 最も強くて卑劣で完全に頭がイカれている有望な者が、島で1番質の悪い生物を海から誘き寄せる事が出来ると言っていた。その志望者がマイアラーククイーンやフォグ・クロウラーを倒せば、その獲物目当てに島中に人間が集まるのだとか。

 成功すればキャプテンには成れなくても尊敬は集めることが出来るらしい。島中の尊敬をだ。

 場所はエメットコーズウェイ沿いにマイアラークの古い餌場があるようで、そこに行ったら肉を投げ入れるといいらしい。その血と内蔵で確実に呼び寄せられるようだ。後は待つだけとなる。

 そして、立会人を1人か2人用意するそうだ。島の人々に納得してもらうためだ。それではやってみますかね。

 そうして長旅をして古い餌場に辿り着いた。もう夜中になりかけていたが、早速やることにした。僕はアングラーの肉を投げ入れた。数分経つとマイアラークが数匹誘き寄せられた。キャプテンズ・ダンスの開始である。

 水辺で戦うのでやりにくかったが、マイアラークを全て倒すことが出来た。まだまだ大物が出そうになかったので、今度はガルパーの肉を投げ入れた。

 また数分後には今度はなんと半魚人のような怪物が現れた!ロングフェロー曰く、「マイアラークキング」と呼ばれる存在のようだ。両手の爪による攻撃も危なかったが、最も危なかったのは衝撃波か超音波のような攻撃だった。たまらずに膝をつきかけたがロングフェローに救助されて何とか持ち直した。その後は挟撃してマイアラークキングを殺す事に成功した。

 更に後はバラモンの肉とマイアラークの肉、アングラーや先程殺したマイアラークキングの肉をふんだんに投げ入れた。その後、時を待たずしてマイアラーククイーンが襲来した。いよいよ大詰めという具合になるだろう。

 この手の巨大怪物についての戦い方はそれなりに学習したと思っている。その巨大さ故に足元の防御は疎かになりがちだ。だから、僕はありったけのプラズマ・グレネードを投げて体力を奪うと共に足元への負荷を増大させた。

 そうすることで動きの鈍ったマイアラーククイーンを僕達は攻撃した。それでも毒液やハサミを使った攻撃は驚異的だったが隙を伺いつつ、ショットガンを使用して撃ち殺すことに成功した。これにてキャプテンズ・ダンスは成功と見ていいだろう。

 ファー・ハーバーに戻ると、テディさんは僕が殺したマイアラーククイーンの肉を用いてご馳走に仕上げていた。これをキャプテンズ・ダンスを終えた証拠とするためだ。立会人は彼の隣にいたドッティという名前の男性がその一部始終を伝えていたのだ。

 この報告により人々は歓喜の声をあげ、僕を称えてくれたのだ。称賛目的ではなかったけれど、これは嬉しいと思った。

 テディさんはこれで人々の認識が変わった事を僕に教えてくれた。他に仕事が欲しくなったらラストプランクのミッチという名前の男性に会うといいと言われた。

 テディさんは僕の事を一番変わった本土人と言いかけたが訂正した。僕は特に呼び方は気にしないけど彼の気持ちを尊重して黙っている事にした。皆とはこれからも交流してほしいとお願いされた。僕としてもそのつもりだ。何とか力に慣れたのは僕としても嬉しかったのだから。

 そして、報酬として「キャプテンの帽子」と呼ばれる帽子をくれた。僕は皆の期待に応えられるように頑張ろうと心に誓った。

 

マリナーの仕事 再び

 ファー・ハーバーの人々に受け入れられるようになったが必ずしも賛同する人ばかりではなかった。サンドラ・リーという名前の女性はアレンさんの妹らしく、チルドレン・オブ・アトムを危険視しるのと同時に、僕を心から受け入れるつもりはないようだ。僕としては残念だが、彼女の考えがいつか変わることを期待しようと思う。

 再びマリナーさんを訪ねると仕事をお願いされた。大昔に沈んだ貨物船に行ってトラッパーを全滅させて、アーク溶接といくらかの力仕事をすればファー・ハーバーを強化出来ると言っていた。だが、マリナーさんは時間が無いと呟いており、何かしらの事情を抱えているようだった。

 その貨物船はMSアゼリアと呼ばれる船だ。事情はどうあれ早速取り掛かろうと思う。

 早速MSアゼリアに向かったがやはりというか問答無用でトラッパーはこちらを見るなり攻撃してきた。これはレイダーと変わらない習性のようなものなのだろうと僕は思った。あらかた始末した後はビルジという名前のパワーアーマー装備のトラッパーが攻撃してきた。

 僕は常套手段になりつつあるプラズマ・グレネードを使い、追加ダメージを狙いつつ脆くなったパワーアーマーの関節部分を狙い着実に追い詰めてとどめを刺した。

 トラッパーを全滅させた事をマリナーさんに報告したら、すぐにクルーを向かわせると言った。引き上げが成功したらどれだけ強化されるかは見物であると彼女は言った。僕としてもどうなるかは楽しみだ。

 

島の土地を取り戻せ!

 マリナーさんの仕事が一段落付いた後に少女から仕事を依頼された。バーサという名前らしい。なけなしの14.5キャップでやってほしい仕事があると言った。

 僕はお金は要求しなかった。子供から巻き上げるような真似はしたくなかったからだ。それでも仕事だからと渡すべきだと彼女は考えている。しっかりした子だと思った。

 ハーバーマンはドッグに籠っているだけでは血を流して死んでしまうとバーサは危惧していた。立ち直り、強くなるためには土地がいると言った。エコーレイク製材所と呼ばれる場所には、古い風力発電に繋がる送電線があり、脅威を取り除いたら霧コンデンサーの配線と繋げる事が出来ると言った。霧からの防衛手段が出来るからだ。

 お金は足りないけど、住み場所の問題が解決したら、皆が何でもしてくれるとバーサは言った。そして、感謝されるとも言った。子供のお願いはしっかり聞くのが大人としての務めであると思うので僕はベストを尽くすつもりだ。早速取り掛かりますかね。

 エコーレイク製材所に行くと、潜伏していたフェラル・グールからの奇襲を受けた。干からびたフェラル・グールもいたので後手に回りながらもしっかり殺す事に成功した。最後は上層にいた光りし者を倒して制圧完了した。その後は「ハーヴェスター」と呼ばれる軍用らしき多目的チェーンソーを見つけた。近接戦では頼りになるだろうから、これを報酬代わりに持ち帰ることにした。

 エコーレイク製材所を制圧した事をバーサに報告した。彼女はすぐさまアヴェリーさんにこの事を報告しに行った。ドッグから離れ、アカディアの霧コンデンサーを使ってその場所に移住すべきと進言した。

 アヴェリーさんは霧以外にも問題があるとして、ここに残るべきだと否定した。それを聞いたバーサは「守るべき土地がいる」と反論した。

 テディさんはバーサの提案は島の事をよく知っての事であると考え、皆に霧コンデンサーと道具を渡して、防御を固めれば上手く生き残れるし、栄える事も出来るかもしれないと言って肯定した。僕もそうすべきだと思った。

 そして、テディさんは霧コンデンサーを渡すようにと進言した。アヴェリーさんはチルドレン・オブ・アトムの問題が片付けてからでないと心配でしょうがない様子だ。それに関してはエコーレイク製材所に向かう事になるバーサの友達の様子を見に行く事で落ち着く流れになった。折を見て確認しに行くべきだろうと思った。

 

ドッグを強化せよ!

 エコーレイク製材所の件が片付いた後に再びマリナーさんに呼び出された。彼女は「ラッドローチよりも、クレイジーなアイデア」を提案してきた。気になるので聞いてみると、ファー・ハーバーはかなり強化されたが、マイアラーククイーンが襲撃したらひとたまりもないと言った。

 壁を強化しても、マイアラーククイーンの吐く酸(毒液では無かったのに今更気付いた僕)は、同種のマイアラークしか防げない性質であることを教えてくれた。そのためマイアラークの甲羅を3つほど手に入れる必要があると言った。それで最大限強化出来ると確信しているようだ。

 僕は「貴女がいる事で、ファー・ハーバーの人々は救われてますね」と賛辞を述べた。しかし、マリナーさんはそうとも言えるしそうでないとも言えると返した。ここが皆の居場所として定着しているのもあるが、自分のドッグの事でもあると言い、「自分が困るからやっているだけ」とも言っていた。だが、僕はやはり彼女は優しく,皆を守りたいから行動していると思うのだった。

 僕達はマイアラークの穴場であるとされるハドック・コーヴに行く事になった。確かにそこはマイアラークが沢山おり、マイアラークキングやロングフェロー曰く、「ブラッドレイジ・マイアラーク」と呼ばれる屈強なマイアラークもいた。苦戦はしたが何とか甲羅を3つ入手したのでマリナーさんに届けなくては。

 マイアラークの甲羅をマリナーさんに渡すと、ドッグに溶接したり、貼り合わせたり、接着したりする物は全て入手出来たとして、これで休めると言っていた。僕は「休暇を楽しんで下さい」と労ったが、彼女は「もうどれくらい休めるか分からない」と達観したような事を呟いた。何と言うべきか日本の言葉で「今生の別れ」のような寂しさを感じた。彼女は何をしようとしているのだろうか?

 マリナーさんは「元気でね」と言ってから、報酬として「ディフェンダーのハープーンガン」と呼ばれる武器をくれた。だが、マリナーさんの今後が気になる。折を見てどうなるかを確認しなければならないだろう。