Fallout4(フォールアウト4)コンパニオンクエスト編 第4話 キュリーの願い | TES&fallout forever

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 Vault‐Tecスタッフの彼をサンクチュアリヒルズに招待した後、キュリーは一連のやり取りを見て僕に何かを見出したのかお願いがあると言った。どんなお願いだろうか?

 

人間になりたいキュリー

 キュリーは短いながらもこの旅を通して、彼女の持つ科学的進歩を妨げていたのはデータ不足や共同研究の少なさではなかったと言った。これまでを振り返り偉大なロボット科学者はいなかったとも言った。僕は「今やっている研究はそんなに悪くないはず」と言ってフォローした。

 しかし、その言葉を受け止めつつキュリーは何かを変えなければ努力しても停滞は免れないと言った。アインシュタインや彼女の名前の由来になったキュリー等の偉大な科学者は、ローデータの解析能力以上の「何か」を持っていたと持論を披露した。確かにロボットの科学者は聞いたことが無いなと思った。彼女が求めることは何だろうか?

 彼女が求めていたのは人間が持つ「ひらめき」だった。この創造性を手に入れたいようだ。医学の知識を深めるためには大冒険に出る必要があるとした。人間かそれに近い存在になる必要があると彼女は言った。彼女の知識全てを丸ごと別の脳にダウンロードする必要があると言う。うまくいくだろうか?

 脳外科医か人工プログラマー、もしくは頭部に関する専門家を探して欲しいとお願いされた。それならここグッドネイバーにいると思った。メモリー・デンのアマリさんならどうだろうか?行って確かめてみよう。

 部屋で熟睡した翌日に、クレールの話で聞いたマロ―スキーと初めて出会った。今ではホテルのオーナーだけが収入源となっているが、かつては凄い人間だったのだろう。見た目は唯の中年だが眼光は鋭かった。何か他に仕事をしているのだろうか?

 メモリー・デンに言ってアマリさんに話を聞こうとしたら、シグナルインターセプターの事を最初に話して来た。レールロードからの情報だろう。「インスティチュートに対して正しい事をして欲しい」と彼女は言った。今その話はしたくなかったので本題に入った。

 キュリーは戦前の研究データを多く持っているが、ロボットとしてはこれ以上研究を続けることが出来ないとアマリさんに伝えた。キュリーも人間が持つひらめきが欲しい事を訴えた。

 アマリさんは記憶の件は大した問題ではないと言った。ここでは脳の記憶をコンピューターに変換しているので大丈夫のようだ。だが、人格は分からないと言った。プログラムされた意志決定力等は人間の脳ではその扱いに困ると言われた。

 だが人造人間ならば可能性はあるらしい。人間と機械の中間だからだ。もしかして殺さないとダメ?だがアマリさんはそれを否定した。そういう話ではないらしい。

 レールロードの仕事の一環で記憶消去の件は知っていた。だがその過程も100%成功する訳ではない。何か問題があれば脳死状態となり、認識出来ない状態に陥るのだそうだ。

 その状態にある人造人間を1人知っており、その世話人が協力的であれば、キュリーの意識を移す作業が出来ると言った。連絡を取るので1日欲しいとアマリさんは言った。キュリーも準備のために残ると言った。僕はキュリーの考えを尊重して残す事にした。

 

サンクチュアリヒルズ復興準備

 僕は1人でサンクチュアリヒルズに帰って来た。荒れ果てたこの町をワークショップを使ってそれなりに復興させるためだ。この機械は本当に魔法のような機械なので、重量がある物も起動した後に目視すると簡単に分解の是非が可能になるのだから驚きだ。

 防衛戦力としてヘビーマシンガンタレットを設置。食糧としてゴートの栽培、これはシェフィールドさんにやってもらうことにした。新鮮な水飲み場として、ウォーターポンプ設置。そしてベッド等を用意した。

 そして電力はVault‐Tecスーパーリアクターを設置して、仕事兼食糧備蓄としてフードプロセッサーをターミナルと併せて設置。配線も繋いでばっちり動くように出来た。これで一通りはインフラ整備や防衛戦力の設置は出来たと思う。終わる頃にはもう日が暮れていた。

 シェフィールドさんは、しっかり働けるようになった事を僕に感謝していた。ヌカ・コーラ中毒の症状は少しは緩和されたとみていいのだろうか?何にしても役に立てて良かった。

 その後、Vault‐Tecスタッフの彼に仕事をしてみないかと提案してみた。彼は困惑していたが、僕は「営業経験ならきっと役立つと思います」と伝えた。彼は凄く喜び、失望させないことを誓った。

 その後彼には、最初の仕事としてフードプロセッサーの仕事をお願いした。仕事を割り振られた彼はここに来た事で気分が良い事、そして僕と彼の手向けに「未来に向けての準備を!」のフレーズを言った。

 後回しになったが、彼は自分の名前を教えてくれた。レオ・ビュレロというらしい。しっかり覚えようと僕は思った。

 

生まれ変わったキュリー

 サンクチュアリヒルズに一泊した翌日にメモリー・デンに行った。そこで世話人に出会ったがその人物はグローリーはだった!脳死した人造人間はG5‐19と呼ばれていたらしい。

 だがグローリーは彼女の事が諦めきれずにいた。助けた人造人間が脳死したことを悔やんでも悔やみきれないと言う雰囲気だった。だがアマリさんが助け船を出した。記憶消去という困難な手術は危険は承知であったとグローリーに諭し、違う記憶になり、G5-19の記憶より良いかもしれないとフォローした。

 僕は「彼女の死は無駄ではない。キュリーと1つになることで死はなく命として生まれ変わるのではないでしょうか?」と説得した。それを聞いたグローリーは「それなら彼女も喜ぶ」と言って了承してくれた。

 その後、アマリさんがキュリーの記憶をG5- 19にダウンロードする作業に入った。そしてキュリーが機能停止して床に落ちてしまった。うまくいったのだろうか?

 そして、メモリー・ラウンジから人造人間となったキュリーが動き出した。銀髪の髪の長い美しい女性だった。アマリさんが自分の名前を言えるかと尋ねたので、キュリーは自分の役割と名前を答えた。前のキュリーと同一人物のようだ。心配していたのでうまくいって良かった。

 アマリさんは認識力のテストを実行した。最初は1+2の計算で正解の3を答え、ベースボールのボールがぶつかりそうになったらどうするかの質問は動くと答えた。順調で何よりだ。

 その後は本人であるかの確認に入った。キュリーの思い入れのある記憶を辿る内容だ。彼女の思い入れのある記憶はVault81での記憶だった。隔離されたあの秘密のVaultでの出来事だ。そこにいた唯一の生存者であるDr.バローとは親しかったようで、衰弱して死を待つ身でありながらもキュリーを気にかけていたようだ。

 その事を思い出すとキュリーは内側が「変な感じがする」と言った。僕はその友達の事を悲しんでいるんだと彼女に教えた。

 キュリーは友達はいないと言っていたが、Dr.バローを思い出すと胸が締め付けられると言った。それが友達を想う事なのだと理解するのは時間が掛かるのかもしれない。アマリさんは「相当な調整が必要」と診断を下して、順応出来る様に僕が教え行くように言った。

 キュリーはアマリさんにお礼を言った。これで無事に人造人間化の作業は終わったことになる。

 それを見届けていたグローリーは、G5‐19は沢山の苦しい思いをしたが、平気でしっかりしていたと言った。その要素が少しでも残っていて欲しいと打ち明けた。もし無かったらこの手術を価値あるものにして欲しいと言っていた。

 僕は「キュリーの持つ技術が人々の助けになるように手伝うつもりです」と答えた。グローリーはそれに同意し、G5-197は自分の死を意味あるものにして欲しかったはずだと言った。その遺志を無駄にしないようにしなければと僕は思った。

 キュリーは最初は呼吸をするのも大変そうだった。やること全てにも興奮を感じ、腕が吹き飛ばされた時の時はどうしようか等の心配事が増えたことも打ち明けた。僕は「心配しなくても、守ってあげるよ」と答えた。

 それを聞いたキュリーは落ち着きを取り戻した。徐々に人間の事を理解すると言った。時間が掛かるとは思うが、この体を使えば、研究の発展に繋がると言い、とても嬉しそうだった。僕は出来た人間ではないが、力になろうと思うのだった。