Fallout4(フォールアウト4)サイドクエスト編 第18話 秘密のVault | TES&fallout forever

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 アッシズを無事取り戻せて一安心した頃にVault81のセキュリティに話し掛けられた。どうやらオースティンがモールラットに噛まれてしまったようだ。様子を見に行かねば!

 診察室に行くとペンスキーさんがモールラットの病気や毒素は大したことが無いから直ぐに治療出来るはずと詰め寄るが、対するフォーサイスさんはオースティンを噛んだモールラットは通常のタイプではないらしくどんな病原菌を保有しているかが未知数なので迂闊に治療出来ないと弁解した。

 僕はどうすればいいか分からなかったが、そこにボビー・デルーカという名前の男性が話に割り込んできた。そういえば僕達がここに来た時には既にいたけど、特に話をしなかったからそのままにしていた。

 ボビーが言うには彼とオースティンが探検をした時に秘密のVaultを見つけたらしいのだ。そこではモールラットを使ってウィルスを繫殖させる等のメモが見つかったらしい。その実験の産物にオースティン君が噛まれたのだろう。繁殖させるという事は対策が出来るように考えてあることを意味する。探せばあるのかもしれない。

 

治療薬を探せ!

 この話を聞いたフォーサイスさんはそのVaultの存在を全く知らなかったようである。ペンスキーさんも知らなかったようだがその場所を調べることで見つかるかもしれないと希望を抱くようになった。彼女は僕達にその治療薬の捜索を依頼した。大切な孫の命が掛かっているのだ。僕は了承して秘密のVaultへ向かった。

 ボビーに教えて貰った廃墟となった所に秘密の入り口があった。ここから先は危険なので僕達で対処しようと思うのでボビーを入れないようにして扉を開いた。

 道中に例の実験の産物であるモールラットが現れた。通常種と違い体が土埃だらけでかなり獰猛だった。ディーコンがいなければ肉を食い千切られていたかもしれない。

 さらにターミナルを見つけたので読んでみると、ここではウィルスを研究していたことが分かった。その過程でモールラットを繁殖させるようにしたようだ。監禁状態で育てて敢えて攻撃的になるようにしていたらしい。

 ターミナルを見終わった先に進むと声が聞こえて来た。ケイティ―先生の声だ。どうやらこの秘密のVaultは居住差の発言を盗聴出来るように設計されているのかもしれない。自分達の研究が明るみに出ないようにだ。

 別のターミナルを覗くとペンスキーさんの水栽培ラボにもウイルスを流すための噴霧器を付けようとしたとの記述を見つけた。どうやらその実験中のウィルスは強力なので可能性のある治療法もその過程で見つけようとしたらしい。実験されていれば只事では済まなかっただろうと思うと恐ろしくてたまらない。

 順調に進んでいくと今度はホルトさんとアレクシスさんの口論を聞いた。お互い罵り合うので聞いているこっちは気が滅入りそうだ。ディーコンが「おい、どこかにスピーカーのスイッチは無いのか?耳が腐りそうだ!」と愚痴を言う始末だ。これじゃエリンちゃんの将来が心配だよ。

 そしてターミナルを確認すると、コムズ夫妻の店にもウイルスを散布させようとしていたらしい。空気感染するタイプのようだ。社会的、経済的に重要な場所で病気がどのように影響するのかを実験をしようとしたらしい。これもまた恐ろしい。

 モールラットの猛攻を退けつつ進むと今度はマクナマラ監督官の声が聞こえて来た。感染対策のために医学的観察下に置かれるように指示を出しているようだ。僕達がうまくいくことを祈っているようだ。その期待には応えなければいけない。

 そして付近のターミナルを確認すると、監督官の役割はウイルスが全住民に広まった時にリーダーシップの反応と行動を観察することが出来るという内容だった。何も知らないのは居住者しかいないという事だろうか?

 治療薬はなかなか見つからない。その過程で僕もここのモールラットに噛まれてしまった。何とも言えない倦怠感に襲われたがディーコンがスティムパックを打ってくれたので何とかなった。だが完全には消えてはいない状態だ。

 手掛かりを探すべくまたターミナルを覗くと研究者のコリンズと監督官のオリベッテのやり取りが記されていた。実験の報告やモールラットの育成状況などだ。だが研究者側が居住者に対して実験を行おうとしたが、オリベッテ監督官が秘密のVaultを封鎖してコリンズが抗議してそのやり取りが終了していた。苦渋の決断で殺人になるのだろうが実験が行われていたら大惨事になっていたことは明白なので仕方が無かったと思う。

 

献身的なMs.ナニー キュリー登場!

 治療薬がどうしても見つからないので半ば諦めかけた時に封鎖された部屋から声を掛けられた。どうやらMs.ナニータイプのロボットのようだ。キュリーという名前らしい。僕の事をVault-Tecセキュリティだと思っているようだ。緊急通報を出してから救助をずっと待っていたらしい。

 83年前に任務を終了したようで、その過程で宿主であるモールラットに何千もの病原菌を繁殖させたらしい...。解放しても本当に大丈夫かな?出した途端パンデミック発生に繋がるなんてことは起きないかな?

 だが続きを聞くと全員を治療するための単一の治療薬をしっかり開発したと言った。つい早とちりしてしまった。キュリーはラボから開放して欲しいと言った。僕はVault-Tecの人間じゃないけど彼女がここまで頑張ったのだから開放すべきだと思った。それを了承したらとても喜び、内側から扉の封鎖を解除した。

 扉を開いた後にキュリーは治療薬を提供すると言ってくれた。彼女の医療者としての倫理に基づきこれを提供すると明言した。だがこれは1回分の治療薬しかない。僕は悩んだが未来あるオースティンに手渡そうと思う。

 その前にターミナルを見てみるとVault81の本来の目的は「病気にならない人間」を作ることだったらしい。そのために居住者が病気に罹っても抗体の製作のための尊い犠牲なのだと書かれていた。とても恐ろしい事だ。酷な話になるが封鎖して良かったのかもしれない。Vault-Tecの計画は失敗したが、少なくても居住者の未来は守られたのだから。

 

治療成功!

 エレベーターを使いVault81に戻った。フォーサイスさんに治療薬を渡したが1回分しかないことで効くかどうか分からない事と、失敗したら分析できないことを嘆いていたがうまくいくことを願うだけだ。

 そして治療薬を投与するとオースティンはすぐさま回復した。この治療薬がしっかり効いた証拠だ!

 起きたオースティンはお礼を言ったが「おじさん」と呼ばれてしまった。一応30歳丁度だからまだちょっと先と思いたいけど子供から見たらそう見えるのかもしれない。少しショックだったけど無事回復して良かった。

 フォーサイスさんは「犠牲になったことは分かっている」と言ったがオースティンが無事なら僕は問題ない。どこかで治療薬なり施設を見つけて治すようにすればいいと思ったので問題ない。

 マクナマラ監督官は「Vault全体が喜んでいる」と賛辞を述べてくれた。その報酬に施設の一室を僕に提供してくれると言うのだ。ありがたく受け取ろうと思う。

 そして僕は秘密のVaultで行われていたことを話した。実験が行われていたら居住者が全滅していたかもしれないことを話した。誇張でも嘘でもなく真実のみを話した。マクナマラ監督官はその事実に彼等が行おうとしたことを考えたくもないと一蹴した。だがプラスの面としてコモンウェルスの人々が悪い人間ばかりではないことが居住者全体に認めることが出来たとこは良かったと言った。確かに被害は出たが長期的に友好関係が築けたことは良かったと思う。

 僕はVault-Tecについてどれぐらい知っているかを聞いてみた。人生の全てをこのVaultに感謝して生きてきたがそんなには知らないらしい。「1度でさえ本社と連絡を取ったことが無い」と言っていたのだ。もしかしたら本社も壊滅している可能性があるかもしれない。それに建築技術も保有していない感じだった。だがこれで良かった。オースティンを助けることが出来たし、友好関係を築けたのでそれだけでも収穫ものだろうと思う。

 お互いの信頼関係を築くことで相互利益をもたらすことが立証出来たことで物流やキャップの入りも良くなるかもしれない。いつでも歓迎すると言ってくれたのでまたここに来ようと思う。コモンウェルスの人々が野蛮な人ばかりではないことの証明が出来て何よりだ。

 診察室を出ると居住者達が僕に称賛の声を掛けてくれた。打ち解けて来たと見ていいだろう。頑なだったミランダさんまで僕にお礼を言ってくれた。マクナマラ監督官の言葉通り、歓迎する気になったという事なのだろう。とてもありがたい。この好意に報いるようにしようと思う。

 そして水栽培ラボに行った。ペンスキーさんはオースティンにしてくれた事でお礼を言いたいようだった。彼女は「見返りのない親切な行為」だと評した。本当は建築技術が欲しくて来たけど、結果として居住者との友好関係とオースティンの未来を守れたのは結果的ではあるがうまく出來て良かったと思う。

 次に「めったにいない人種」と評して、中でも外でも必要とされる人間だとペンスキーさんは言ってくれた。そんなに褒めるような人間じゃないけどその期待には応えたいとは思う。彼女は人生を懸けた仕事はあるがオースティンの命に比べたらと胸の内を明かした。大切な存在を守ることが出来て本当に良かった。

 建築技術は見つからなかったけどその代わりにVault81とコモンウェルスの友好関係の第一歩を築けた。この関係が長く続くことを祈ってVault81を後にするのだった。