Fallout4(フォールアウト4)B.O.S編 第3話 鋼の意志に集う兄弟達 | TES&fallout forever

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 僕は今プリドゥエンに乗船した所だ。パラディン・ダンスが上官と思われるキャプテン・ケルズという名前の男性に任務の成功を報告して、僕が位階の身元引受人となりたいことを進言していた。キャプテン・ケルズはその進言をエルダー・マクソンが認可されたことを伝えた後、パラディン・ダンスは船内に入っていった。その後はキャプテン・ケルズに「兵士らしくない」と言われた。まぁ、戦前は映画のスーツアクターでしたし...。

 キャプテン・ケルズは規則は別として、個人的に兵士の身元調査を徹底すべしと考えていると言った。確かにどこに敵のスパイが潜んでいるか分からないからね。慎重になる気持ちも分かる。報告を疑ってはいないが「一つはっきりさせたいことがある」と言い、この船を守るキャプテンとして、どんな相手だろうとB.O.Sの任務を危険に晒させるつもりはない事、それがいかに自分が重要な人物だと思っていてもであると僕に忠告した。ケイトは面白くなさそうに聞いていたが僕は身が引き締まる思いだ。これが軍隊と言うやつなのかと肌で感じた。

 それを言い終えた後にエルダー・マクソンの演説を聞くためにコマンド・デッキに行くようにと言われた。それでは質問をした後で行きますかね。

 エルダー・マクソンとはパラディン・ダンスから聞いたようにB.O.Sの最高司令官である。キャプテン・ケルズ曰く「あの方の展望と粘り強さが無ければ、未だにキャピタル・ウェイストランドの砦を占拠して自己満足に浸る、ちっぽけなならず者の集団でしかなかった」と言わしめた。それほどカリスマ性があるの?どうやら10年で大規模な軍事組織にまで成長させたらしいのだ。そんな偉業をやってのけるとは、凄すぎる。

 今度はパワーアーマーについて聞いてみた。専用のパワーアーマーはナイトだけに許可されているらしい。正式にナイトになるまでは間に合わせの物を使用するしかない。これで質問は全て聞いた。

 

エルダー・マクソンの演説!

 コマンド・デッキに行くともう演説は始まっていた。ブラザーやシスターが敬服しながら話を聞くのは中央にて演説をしている屈強な男性、エルダー・マクソンその人である。兵士を鼓舞するその姿は正に軍の総司令官であった。1人1人への労いを込めた言葉を贈った後に本題に移った。

 世界を2度目の破滅にもたらす行為を行っている敵、インスティチュートに対してであるとエルダー・マクソンは宣言した。それらの事を「悪性腫瘍」と侮辱を込めて言っていた。日本で言う所の「怨敵」という言葉があり、深い恨みのある敵を指す言葉らしいが彼はそれを意識していっているのかもしれない。

 核兵器に代わる脅威が生まれたと言った。その名は人造人間だと。ニックが聞いたらきっと怒るだろうなぁ。彼は人造人間の自分に誇りを持っているから。それをエルダー・マクソンは「機械が自由に動くのは不愉快なだけでなく、極めて危険」だと断言し、インスティチュートの一連の実験を許さないと宣言した。まぁ、脅威ではあるけどそうでない相手まで殺すのは良い事なんだろうか?僕にはまだそこがよく分からない。技術を正しく使うべきという主張は尊重するけどね。

 しかし、それも人類のためと言う大義を抱えて行動しての事。そのためには自分達が犠牲になっても守るために全力を尽くし、脅威を排除する鉄の意志の表れなのだ。最後に「アド・ヴィクトリアム」と言って終了した。僕はエルダー・マクソンに顔を見せなければいけないだろう。

 僕は緊張しながらも入隊の挨拶をした。エルダー・マクソンはその見た目と違って(随分失礼なこと思うんじゃない!)聡明な印象を受けた。パラディン・ダンスの報告を受けた結果僕をこの場でナイトの位に任命され、パワーアーマー一式を進呈された。あまりに早すぎる気がしたがエルダー・マクソン曰く「最も高く評価する戦闘指揮官の1人」だという。その点を鑑みて推薦としてこれ以上の物はないと言わしめた。それだけ凄い人に推薦されたわけか、期待に応えるように頑張らなくちゃね。

 任務の前にプリドゥエンのクルーへの顔合わせをするべきと言われた。まだ知らない人物が混じるためにはそれは必要だろう。早速行きますかね。

 

プリドゥエンのメンバーとの顔合わせ

 2階に上がり食堂に行くとパラディン・ダンスがそこで休んでいた。彼はエルダー・マクソンはどうだったかを聞いた。僕は「実に素晴らしかった。皆にとって何がベストかを知り尽くしているかのようだったよ」と言った。彼は満足して、エルダー・マクソンは無くてはならない存在だと断言していた。

 推薦を通すまでにパラディン・ダンスが方々に根回ししてすんなり通るように取り計ってくれていたことをその場で知った。もし僕が失態を犯せば「我らは共に沈む」と深刻に言った。それほど重要なことなのだ。僕は「期待は裏切らない。約束する」と彼に言った。

 それを聞いて安堵したパラディン・ダンスはインスティチュートと戦いたい気持ちは分かるが物事には順序があると言い、「船の様子について学び、乗組員と親しくなること」を課題として僕に課した。確かにここでやっていくために必要不可欠だ。次に正式に身元引受人となったので共に行動することをお勧めされた。ならばその思いに応えるべきだろう。

 このやり取りの後、ケイトは「パワーアーマーのグリスと、男の汗のにおいに勝る者はない」と言い、対するパラディン・ダンスは「この香りはかなり...、鼻にツンとくるな」と言った。これはよく分からないが冗談なのだろうか?それとも悪口?これからうまくやっていけるだろうか少し不安だ。

 最初は資料の管理等を行っていると思われるプロクター・クインランという名前の男性に話し掛けた。どうやらB.O.Sでは「●●さん」「●●君」とは言わずに役職を言う決まりらしい。それがそのまま敬称になると分かった。

 プロクター・クインランは僕を資料を持ってきた人間だと勘違いしたがすぐに違うと分かり謝りつつ自己紹介した。調査パトロールの手配や技術資料の依頼攻めで手一杯だと嘆いていた。

 その内容を聞くと調査パトロールは、2人1組のチームを送り、現地を偵察して、技術的、歴史的な関連を評価していると言う。次に技術資料に関しては、医療記録、科学日誌、武器設計図等だ。その中のいかなるものでも有用なデータが含まれていれば手に入れる価値はあるとのこと。それを持ってきたら報酬を支払うらしい。コモンウェルス中を旅する時は、図面、マニュアル、本に目を光らせてくれればいいと言っていたので旅の傍ら探すとしよう。

 次は医者と思われるナイト・キャプテン・ケイドという名前の男性の所に行った。そこでは健康診断を受けた。質問形式らしい。

1つ目の質問は子供の頃に長期間にわたり放射能にさらされたかと言う内容だ。僕は「爆弾が落ちる前はそんなに沢山放射能はなかった」と答えた。ナイト・キャプテン・ケイドは「爆弾が落ちる前?」と訝しげたが経歴を調べ直すと僕がvault居住者だったと分かり納得した。正確には冷凍睡眠された210年前の人間なんだけどややこしくなるから黙っておこうと思う。

 彼は気を取り直して次の質問に入った。2つ目の質問は伝染病を媒介していると思われる人物と接触、またはでくわしたりしたことはあるかという質問だ。僕は「大病を患った事は無い」と答えた。それを聞いて満足な表情だった。B.O.Sの兵士は体が資本だからそれは大前提なのだろうと思った。

 3つ目の質問は人間以外と考えられる首都の性的な関係を結んだことはあるかと言う質問だ。問題ない、なぜなら僕はいい年して未経験者だからだ。30歳になるのに未経験なんて自分でも笑っちゃうけど本当なんだから仕方ない。ましてやコモンウェルスで今まで生きてきた中でそんな関係を結んだ相手なんていない。人間以外でもね。30歳を過ぎて未経験者は魔法使いになれるなんて日本のスラングやコミックがあったらしいけど、僕もその候補者?ありえないでしょ。とふざけた脳内でのツッコミはこれくらいにして次に質問に移るべきだろう。ナイト・キャプテン・ケイドは待っているようだし。

 最後の4つ目の質問は人間や人間以外に関わらずB.O.Sの敵に引き金を引くのに何か問題があるかという質問だ。簡単に言うと敵なら誰でも躊躇せずに殺せるかと言う内容だろう。僕は難しい質問だと思ったが「自分のの血が危険に晒されるなら、身を守るためにどんなことでもする」と答えた。本

当はそんなことしたくないけどね。

 その答えを聞いたナイト・キャプテン・ケイドは「まずまずの答えだ」と言って全ての質問を終えた。問題なしとして任務に行けると許可した。無事に終われて良かった。

 その次は武器屋と思われるプロクター・ティーガンをいう名前の男性に挨拶に行った。時の権力者に貴重品の監視のためにここに閉じ込められたと言いつつ、ここの仕事に誇りを持っていることが伺えた。

 必要な装備を自分で買わないといけないと言うと入り立ての新兵は軽蔑すると愚痴を零したが絶えずキャップが流通することで僕の持って来るものを買うことが出来ると言っていた。なるべく儲かるように定期的に行くべきだろう。主に扱っているのは武器だが役に立つものなら何でも買い取るらしい。実にありがたい。

 その他に片手間で稼ぎたい時は地元の農園との交渉する仕事もあると言った。それは良い案だけどそれはまた今度に行うことにしよう。

 更に次はパワーアーマーを整備しているプロクター・イングラムという名前の女性に挨拶をした。彼女は事故で両足を失い、パワーアーマーを義足として使用しているようだ。プリドゥエンの補修やパワーアーマーの修理を担当しているらしい。ここでは毎日5つか6つ呼称するらしいのでとても忙しいと思った。

 この仕事に着いてからかつてほどの元気はないが誇りを持ってやっているのは表情から見て取れた。足の事はもう踏ん切りがついているので問題ではないらしい。そして、パワーアーマーはここで受け取れば良いようで、かなり立派な「T-60型」と呼ばれるパワーアーマー一式を進呈してくれた。感謝して受け取ろうと思う。

 その後、3階に上がると解剖をしていると思われる作業場を見つけた。そこで指揮を執っている女性に「触らないで」と言われた。僕は「絶対に触らないから大丈夫」と言った。彼女は感謝してここの実験を理解する人はほとんどいないと言っていた。大変なんだなぁ。

 彼女はシニアスクライブ・ネライアという名前の女性らしい。コモンウェルスに存在する怪物は放射能で変異したものであるが、如何にして順応したかについての発見が間近に迫っているらしい。見つかればRAD-Xに遥かに凌ぐ防護化合物を生成出来るかもしれないと言っていた。

 戦前の放射能は生命を細胞レベルで傷付けるが、何代も世代交代した怪物は細胞破壊を乗り越え、遺伝子構造を変えて順応したらしいのだ。それは知らなかった。

 しかし、ある問題が発生してしまったようだ。既に捕獲した標本では限られた量の血液と遺伝物質しか生成出来ないらしい。その解決策としてコモンウェルスに旅する過程で怪物の血液サンプルを入手してほしいとのことだ。僕に出来る事なら喜んで手伝おうと思う。それを伝えると彼女は喜んだ。

 そして、Pip -Boyに改良を加えて、死んだばかりの怪物が適切な血の量を持っているかどうかを診断出来ると言った。これでやり易くなるだろう。旅の傍らしっかり採取しよう。

 これで挨拶回りは終わった。エルダー・マクソンに報告に上がろう。