Fallout4(フォールアウト4)コンパニオンクエスト編 第3話 ケイトの葛藤 | TES&fallout forever

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 ケンブリッジ警察署に向かう際にケイトは聞いて欲しい事があると言った。彼女は家を出て以来、サイコを使用しており、長年摂取したことでサイコ中毒を患っているようだ。喀血もするし身体の調子もおかしいらしい。ジェットの他にもサイコを使用していたとは思わなかった。彼女は自分が死ぬ前に治療がしたいと申し出て来た。今までこちらの都合を聞いてもらってばかりなので力になろうと思う。彼女は言うのが怖かったらしいが僕は見放したりなんかしない。今は戦後、終末戦争の後なんだ。戦前も大概だったけど今は後ろ暗い事をやってない人は少ないぐらいなんだから...。

 その中毒は通常ならウェイストランドの医者に掛かれば治療できるらしいが長年の摂取によりそれもお手上げ状態らしい。他の方法はないだろうか?

 

Vault95を目指せ!

 ケイトが言うにはVault95と呼ばれるVaultに治療の希望があるらしい。彼女はVault-Tecがある種の社会実験を行っていた事を知っており、そのVaultには薬物中毒者を収容していたらしい。そこには実験の際に薬を抜く機会のようなものがあるのでは?と彼女は推測している。何とか治療するために調べていたのだろう。ここから南西に行けば見つかるらしいので早急に行動せねば!

 彼女は自分の事を「理由もなく自分を傷付ける馬鹿な娘と思われたくない」と言った。僕はそんなことは全然思っていない。僕も助けてもらったからその恩返しをしようと思う。

 そのVaultは輝きの海の端の近くだった。RADアウェイをケイトにしっかり常備させて進んだ。そこにはガンナーが占拠しておりこちらを見るなり攻撃してきた。彼等も狙っていたのだろうか?そう思う内にアサルトロンも出てきたのでケイトとと連携してアサルトロンを先に撃破した後にガンナーを始末した。

 内部にもガンナーが相当数おり、銃撃戦となった。ケイトは負傷したがスティムパックで回復させたので事なきを得た。治療室を目指す際にセキュリティで封鎖されていたので監督官室へと向かった。

 そこではサポートミーティングが行われていたような感じで、Vault-Tecのジャンプスーツを着た数人の白骨死体があった。それを見たケイトは「他の連中に自分の問題を話すなんて、趣味じゃない」と愚痴を零した。気を許した相手ならともかく知らない間柄の人間に話すのは嫌なのだろうと思った。

 ターミナルを確認すると、監督官宛てのメールがあったので読んでみた。ここの監督官はリハビリプログラムの遂行を任されており、権力を有しているわけではないが「サポート役と奴隷」の立ち位置として居住者に接していたようだ。ミーティングでは会議を減らしたい、もう治療は済んだ、皆中毒者であるという具合でまとまりが取れていなかったように思われる。とりあえずはプログラムの継続となったがその後はどうなったかは分からない。反乱が起きたか、食料が尽きて壊滅したかは不明である。

 感慨深げにしている場合ではなかった!治療室への扉を開かないと。僕は施設棟を解放させて最深部へと進んだ。そこには治療の機械がまだ稼働する状態で残っていた。これでケイトの治療が出来る!

 

サイコ中毒を治療せよ!

 いざ治療開始という所でケイトは待ったをかけた。どうしたのだろうか?彼女は「やり遂げられるか分からない」と言っていた。とても不安そうだ。サイコだけが自分を保っていたのではないか?と疑念を抱いているようで、治療すれば自分ではなくなるのでは?とも言った。サイコを摂取し続けたのには理由があり、痛みを忘れることが出来ていたと打ち明けた。

 僕はケイトの不安を受け止めようと思った。だから彼女には「共にその痛みに向き合うよ」と伝えた。これを聞いた彼女は落ち着きを取り戻し、治療することを決意した。

 椅子に座ったので僕はターミナルから毒物の除去のコマンドを押して治療を開始した。椅子からは器具がケイトの首筋に装着されて抜き取りの作業に入った。彼女は苦痛の声をあげていた。今度は僕が不安になったが無事に終了したみたいだ。彼女は頭を押さえながら立ち上がると「変な感じ」だと言った。本当に大丈夫だろうか?

 ケイトは少しずつ調子を取り戻した。全てが違って見え、全てがはっきりと感じるらしい。色、臭い、音も覚えているものと違い、薬への渇望や痛み、快感さえも消え失せたようだ。成功したのだ!

 彼女はトミーさんが僕と同行させるようにしたのは僕に何かを見出したからだと言った。治療が成功したことで彼女はより快活になったように思う。本当に成功して良かった。ケイトは今日の事を感謝して、「絶対に忘れないよ」と言った。そして照れ臭そうにここから出ようと言った。

 ケイトを助けることが出来て良かった。これからも良い友人でありたいと思う。

 

B.O.S加入の段取り

 僕達はパラディン・ダンスとB.O.S加入の取り決めを行ったためケンブリッジ警察署に向かった。スクライブ・ヘイレンとナイト・リースは彼の帰還を喜び、成功を分かち合った。

 そのやり取りを見届けた後に、パラディン・ダンスは僕に気付いて、彼らに紹介された。僕の事を「相当に見込みがあり、最良の導き次第で最高の同志となる」と評価してくれた。過分な評価の気がするが嬉しいと思う。ヘイレンはディープレンジ送信機を取ってきたことで認めてくれたが、リースは僕に対して不信感を抱いているらしく終始ぶっきらぼうな態度だった。ケイトは「アンタの目は節穴?フェラル・グールに負けてそれからは休んでたのに?」と言い、リースは「何だとこの現地人が!」と言い喧嘩になりそうになったが僕とパラディン・ダンスで双方を宥めた。

 お互いを落ち着かせた後にパラディン・ダンスはB.O.Sは傭兵とは違うと忠告された。一つの軍隊であり、明確な倫理規範を基に行動すると言う旨を教えられた。僕は軍人ではなかったがそれは守るつもりだ。次に彼が求めるのは誠実さと敬意である。列を崩さず、共に歩み、命令を受けたらそれに従う事を求められた。経験はないがベストを尽くすつもりだ。

 その後スクライブ・ヘイレンは会話の中で「アド・ヴィクトリアム」と呼ばれる言葉を呟いた。どういう言葉かと聞いてみると、「勝利のために」と言う意味らしい。人類の未来のために戦う彼らを励ます言葉のようだ。アド・ヴィクトリアムか...。良い言葉だと思った。

 パラディン・ダンスは僕をナイトの位に推薦すると言ってくれた。ありがたい限りだ。その前にスクライブ・ヘイレンやナイト・リースが抱えている仕事の手伝いをして欲しいと言った。ここで働いていく以上は信用を得る必要がある。しっかり頑張りますかね!