Fallout4(フォールアウト4)コンパニオンクエスト編 第2話 マクレディの友情 | TES&fallout forever

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 ハンコックから依頼された暗殺任務を無事に終えた僕は少し休もうと思った。町中で殺しなんて初めてだったからだ。ニックやパイパーからは反感を買い、止められていたことだろう。マクレディは汚れ仕事に慣れているせいか、むしろこの仕事が向いていると思わせるような働きぶりだった。コモンウェルスで生きるとはこういう事なのだと改めて実感させられた。

 当のマクレディは、ベンチで休んでいる僕に少し話がしたいと言ってきた。彼の子供時代はかなり危ない場所で生活していたらしく、「片目開けたまま寝るのがしんどい」というレベルの危険さだったようだ。

 キャップに執着するところがあるが僕は生きていくための糧は必要だと思っているので、「不当な搾取でなければ、報酬を求めるのは問題ないと思う」と彼に言った。マクレディはその意見に同意して、なぜ必要なのか話してくれた。サードレールで揉めていた時にいたウィンロックとバーンズの事が原因だと汚い言葉を訂正しながら話してくれた。僕はそんなに気にしないのに気を使っているのだろうか?

 

マクレディ、ガンナーと決別!

 脱退の意志を示したが、しつこく関わりに来ているらしい。ガンナーとの関係のせいで、他のお客が逃げてしまうようになったらしい。なのでキャップで買収して事なきを得ようとしたが向こうがその上を行く狡猾さだったようである。キャップで済まそうとしたら、殺した上でせしめるだろうし、誠意を見せて待ち合わせの場所に行けば部下を引き連れてなぶり殺しにするだろうというのが彼の見解だ。

 なので奇襲を仕掛けてウィンロックとバーンズとその部下を殺して完全に決別する道を選ぶと彼は言った。この話は僕を信用してなかったらしなかった話のようなので、僕を信じてくれている証拠なのだろう。その期待に応えるようにしなければ。

 これまで彼が出会った人間は騙すか隙を見て背中からナイフを突き立てようとする連中ばかりだったと話してくれた。そんな中で僕だけは「気にかけてくれたように感じるから助けを求めた」と打ち明けてくれた。その気持ちに感謝しかない。

 ウィンロックとバーンズが潜伏しているのは、マス・パイク・インターチェンジである。彼は「そうしなくても恨まない」と言っていたが、友達の助けを拒むほど僕は無神経ではない。彼のサポートはしっかりするつもりだ。

 マス・パイク・インターチェンジに行くと、ガンナーの拠点化がほぼ完了していた。僕はスナイパーライフルを構え、ヘッドショットをガンナーに決めていく。マクレディのおかげでそれなりに上達するようになった。地上部隊を全滅させたら、昇降機を使って高速道路へと向かった。

 そこでも大部隊が駐屯しており、アサルトロンもいた。あれのレーザーは躱せたが直撃したら消し炭になっていたことだろう。最優先でアサルトロンをマクレディと協力して倒すことに成功した。

 残りのガンナーの部隊はレーザーピストルでこちらを殺そうと掃射してくる。しかし、応援するわけではないが、インスティチュートお手製のブラスターライフルはその何倍の威力を誇ると思う。どれぐらいかは分からないが、直撃でかなりダメージを喰らうので軽装のガンナー達は次々と死んでいった。我ながら凄まじい武器だと実感する。

 ガンナーを全滅させたので、ウィンロックとバーンズをそれぞれ始末することに成功した。これでマクレディのガンナーとの繋がりは断ったことになる。

 これでガンナーに警告をしたことになる。収益となるマス・パイク・インターチェンジを失ったために大きな損害となる。彼はお礼として前払いした250キャップを返してくれた。自分のものにしても良かったのにと思ったが、マクレディの信条として「借りを返す」ようにしたかったのだろう。そう思った僕は受け取ることにした。

 これからは僕の事を「ボス」と呼ぶそうで、以前より心を開いてくれたことになるのだろう。これからも仲良くしていきたいと思う。

 

愉快な組織 アトムキャッツ!

 僕は輝きの海を歩いていくためにパワーアーマーを求めてアトムキャッツの存在するガレージを目指した。クインシーを横切るとガンナーの幹部格と思われるベイカーという名前の男性がミサイルランチャーで武装し、さらに部下を引き連れて攻撃してきた。地上の部下達は全滅させたがベイカーに決定打を撃てなかった。その時はマクレディにヘッドショットを決めてもらい助かった。流石は凄腕。頼りになるなぁ。

 そしてアトムキャッツのガレージに着くとパワーアーマーを着た男性2人組がレースをしていた。戦前のクラブ活動やサークル活動を思い起こさせる。マクレディは「今まで見た中で一番イケてる」と感想を述べていた。

 その中ではブルージェイという名前の男性は「トレンディーなキャットは、使って欲しくてウズウズしているキャップがあるはずだ」と言い、ジョニーDという名前のパワーアーマーを着た男性は僕に着るように勧誘してきて、ラウディという名前の女性は「パワーアーマーをおしゃれにするのにぴったりの場所に来た」と言っていた。中々癖が強そうだが良い所のようだ。都合してパワーアーマーを手に入れられると良いんだけど。

 ガレージの中にいた女性はロクシ―という名前だった。アトムキャッツのことについて聞くと、ラウディさんはパワーアーマーのモジュールを担当、ブルージェイさんは営業でパワーアーマーの以外の物を販売、ジョニーDさんとまだ会っていないデュークという名前の男性は危険なキャッツに注意を払っている、ジークという名前の男性はアトムキャッツを立ち上げ、リーダーを務めている、最後にロクシ―さんはシンジンと言う立ち位置だそうだ。仕事をこなしてパワーアーマーを手に入れようと思う。

 早速ジークさんに会うと、僕を「ダサい奴」とか「濡れ雑巾」などと言って歓迎しなかった。どうやら評判を気にしているらしい。マクレディは「ここで手に入れなくてもいいんじゃないか?」と言い、ジークさんの態度に難色を示したが、僕は今まで通りに仕事を手伝うことにした。初対面で信用してもらう方が無理があるからだ。

 スキルのテストを行うらしい。ラウディさんの仕事を手伝ってその内容で決まるようだ。しっかり頑張って認めてもらうようにしよう。

 ラウディさんから仕事を貰う時に、僕の中に「少しアトムキャッツ」があると言っていた。よく分からないが宗教的なものだろうか?マクレディは「何のことだがさっぱり分からん」と言っていた。

 スキルのテストは機械の修理だ。エンジニアではないがうまくいくだろうか?部品をワ―ウィック農園と呼ばれる場所に届けてポンプシステムの部品を入れ替える事になる。彼らは時代遅れかもしれないが良い人達ばかりだそうだ。機械をこちらが修理して、農園側は食料を提供する共存関係を築いているようであった。その関係を壊さないように頑張りますかね。終わったらジューン・ワ―ウィックという名前の女性に報告するように言われた。

 ワ―ウィック農園に着いて、システムの部品の交換作業に入った。その部品は直差しすれば良い物らしく、簡単に済んだ。ジューン・ワ―ウィックに報告するとしよう。

 ジューンさんは僕が交換作業をしているのを見ていたらしく、アトムキャッツなのかと聞かれたので僕はそうであると答えた。彼女は作業してくれたことを感謝して、「ジークにお礼を言っておいて」と言伝を受けた。中々良好な関係のようだ。その助けが出来て何よりである。

 言伝をジーンさんに報告すると、「仕事の面倒を見てくれてありがとう」と感謝してくれた。彼はジューンさんに気があるらしく、その仕事を成功させたことで喜んでいることが分かった。何はともあれ成功して良かったと思う。

 しかし、ラウディさんは厳しくチェックすると言った。まぁ初対面だし仕方がないよね。ジーンさんは僕に「他の仕事を任せてもいいかもしれない」と提案してくれた。最初の頃と変わって信用してくれるようになったのはありがたいことだ。

 ところが、すぐ後にガンナーが奇襲してきた。僕とマクレディに復讐しに来たのだろうか?僕達はアトムキャッツと協力してガンナーを返り討ちにした。

 ジークさんは驚いたが、パワーアーマーを手に入れるために襲撃してきたと分かっていたようだ。パワーアーマーを手に入れれば強力は歩兵戦力を手に出来ることになる。だからガンナーは欲しがったのだろう。マス・パイク・インターチェンジの損失が響いている証拠である。

 ジークさんは誰もアトムキャッツが犠牲にならなかったことに感謝して僕もアトムキャッツに入れてくれるように取り計らってくれるそうだ。これはとてもありがたい。

 マクレディは当初は難色を示したが、根気強く行動して正解だった。これでアトムキャッツとつながりが出来た。この関係を長く続けられるように頑張りたいと思う。次にジークさんはアトムキャッツのメンバーだけしか着れないジャケットもくれた。ますます感謝である。

 そして、ラウディさんからパワーアーマーのフレームと装甲を買い、ガレージを借りて構築方法を学んだ。まるで車の修理工のような体験で新鮮だった。時間は掛かったが自分だけのパワーアーマーを手に入れることが出来た。今までにない感動を僕は受けるのだった。

 

マクレディの子供時代

 初めてパワーアーマーを整備して疲れたので休憩することにした。マクレディは一足先に休憩していた。彼は「射撃の腕は良いって言ったろ?見直したか?」と自信たっぷりに言った。ガンナーとの戦闘でその実力は間近で見ていたので疑う余地なんて全然無いと分かっている。僕はそれを肯定すると彼は自分の子供時代を話し始めた。

 射撃の腕前は独学で身に付けたもので10歳の頃からスナイパーライフルを扱っていたらしい。彼の住んでいた場所は「キャピタル・ウェイストランド」と呼ばれるかつてのワシントンDCのある地であった。そこは放射能汚染が酷く、草木が生えないような過酷な地であったとのこと。そこで彼は子供達の町「リトル・ランプライト」で16歳まで生活していたようである。

 なぜ成人しないまま出るのかと聞くと、「大人はいてはいけない」方針があったようだ。だから16歳になると外の世界で暮らすしかないのだとか。子供だけでは大変だったろうに。しかし、そこは他の居住地と同じように全員に役割を与えて相互に助け合う社会システムを構築していたようだ。彼が市長だったこともあるらしい。全く想像できないよ...。だが彼はそれを「運が良かっただけ」と言った。それだけ過酷だったようだ。

 外の世界に出た後は、色々仕事をしていたらしいがB.O.Sが仕切っていたようで問題も多かったらしい。それからコモンウェルスに来てガンナーに入ったとのこと。しかし、ガンナーは邪魔者は誰でも殺すようで彼曰く「獣と同じ」存在だと断言して当時の事を思い出し、また怒りを露わにした。それだけつらい経験をしたのだろう。金払いは良かったが居続けることに疑問を感じて止めて、それから僕と出会うことになった。

 彼は僕に対して伝えたいことがあるらしい。わざわざ言葉を綺麗に訂正しようとする辺りに彼の真摯さを感じられた。

 マクレディは孤独の辛さを打ち明けた。一緒に旅をして頼れる人間がいることの素晴らしさに気付いたとのこと。僕もそれは同感だ。一人でコモンウェルスを旅をしていたらすぐに死んでいただろう。それこそコンコードでレイダーに殺されていたはずなのだ。それを思うと仲間の大切さを僕も再認識するようになる。こちらこそ感謝だ。

 彼とは今まで以上に打ち解けたように感じるのでこのまま旅を続けようと思う。

 

輝きの海の前に立ちはだかる強敵達!

 いよいよ輝きの海を目指す時が来た。しかし、マクレディは生身なので入らせるわけにはいかない。なので直前の場所まで行って、いつでも入り込めるように脅威を取り除く必要がある。目指す最中で散々恐ろしい存在だと聞いたデスクローが襲い掛かってきた。パワーアーマーが無かったら首がもがれていただろう。どうにも生物兵器が野生化したらしいので戦前の産物なのだろう?恐ろしいなぁ。

 その他にはスーパーミュータントの縄張り付近を通った時に戦闘になったがパワーアーマーのおかげで大怪我はしなくて済んだ。やはりあると便利だ。

 そして、輝きの海の手前まで行くと、レイダーが襲い掛かってきた。今までより遥かに強い!周りのレイダーを殺すことに成功したが、スモールダーと言う名前の女性レイダーは火炎放射器を巧みに操り攻撃してくる。マクレディと挟み撃ちして何とか殺すことに成功した。

 マクレディが言うには「ピット」から来たレイダーらしい。そこではレイダーが支配する町らしいがマクレディも行ったことが無いのでそれ以上は知らないようだ。ピットは知らないがピッツバーグの事だろうか?その疑問は一旦置いておいて、消耗が激しいので町に帰って長旅用の物資を調達すべきだろう。一応ピットのパワーアーマーの装甲は貰っておこう。

 

マクレディの息子を救え!

 ピットのレイダー達を壊滅させた後に、マクレディはウィンロックとバーンズの件のお礼を言った。僕は「友達だから感謝泣いて必要ないよ」と答えたら、「改めて言っておきたかった」と彼は言った。

 汚い言葉を無理に訂正しようとしたが「無理しないでいいよ?」と僕が言ったら、彼は昔の約束のためだと言った。「良い人間になる」という約束をしていたようである。

 キャピタル・ウェイストランドに残してきたのはリトル・ランプライト以外に家族を残してきたようだ。妻の名前はルーシー、その息子にはダンカンと名付けたとのこと。そのダンカンが重病と打ち明けた。僕に出来ることはないだろうか?

 ダンカンは体中に青色の腫れ物が出る病気になってしまったようである。解決策が見つからないので置いていくしかなかったとのこと。さぞ辛かっただろうに。僕達が出会う数週間前にマクレディの知り合いのシンクレアの相棒が同じような症状に罹ってしまったらしい。その治療薬を見つけるためにメッド・テック・リサーチに行けば見つかるかもしれないようである。だがシンクレアの相棒は残念ながら間に合わなかったらしい。こちらも手遅れにならない内に早く見つけなければ!

 そのためのセキュリティーコードをマクレディは持っているようで、これで時間短縮出来るだろう。バージル捜索は後回しにしてダンカンを助けることに専念しよう!

 メッド・テック・リサーチに行くと、フェラル・グールの群れが襲い掛かってきた。僕達はそれを返り討ちにして、内部に侵入した。シンクレアの暗証コードが役立つことを祈ろう。しかし簡単にはいかず、内部にもフェラル・グールの群れがいた。それらも殺して、セキュリティターミナルを目指した。

 僕はパワーアーマー越し(上手くキーボードを押せるか心配だったが...)から暗証コードを打ち込んで解除した。それが済んだら補助階を見つけなければならない。

 セキュリティーを解除して進行すると、セキュリティータレットやまだいたフェラル・グールの群れと戦闘になった。ここまで来たのに引き下がれないので僕はブラスターライフルを撃ち続けた。

 最深部に近づくとマクレディが「酷い臭いだ」と咳込んだ。もしかしたらハルシジェン・ガスみたいなものが充満しているかもしれないので早急に見つけなければ。

 その後研究室を発見した。中にはフェラル・グール以外に光りし者もいたので苦戦したが何とか全滅出来た。そして念願の治療薬と思しき「プリベント」を手に入れた。これで治療出来ると良いのだが。

 希望の治療薬が発見出来てマクレディはとても喜んだ。ダンカンに生きる望みをもたらすことが出来て本当に良かった。彼は「恩を受けてばかりで、何も出来ない事にウンザリだ」と嘆いたが僕はそんなに気にしなくてもいいと思っている。何とか今を生きていられるのは助けてくれた皆のおかげなんだから。

 これをダンカンに届けるためにはグッドネイバーのデイジーさんに届ける必要があるとのこと。キャラバンに遅れることなく届けることが出来るのは彼女だけらしい。早速行くとしよう。

 グッドネイバーに着く頃には日が暮れていたがデイジーさんのお店はまだ開店していた。マクレディはプリベンドをデイジーさんに渡した。彼女はフェラル・グールがいたから無理だったんじゃないかと心配していたが僕と協力して解決できたことを聞いてほっとした様子だった。マクレディとダンカンの事を気にかけていたのでうまくいったことが彼女も嬉しいらしい。

 キャラバンには間に合うように伝手を利用して無事に送り届けると約束してくれた。

 デイジーさんはマクレディの事をよく知っており、「良い人だから仲良くしてね」と僕に言った。もちろんそのつもりだ。彼には助けられてばかりだからね。

 

マクレディとの絆

 マクレディはダンカンへの治療薬の発見を手伝ってくれたことに恩義を感じているようだ。僕は助けたかったからそう行動しただけなんだけど、彼は「恩は返す主義」だと言った。彼も真面目なんだなぁと思った。

 そしてマクレディは僕に木製の兵士のおもちゃをくれた。これには思い出が詰まっているらしく、宝物であることが伺えた。彼の妻のルーシーがくれた物のようだ。当時は殺し屋とは言えずに兵士であると偽っていたらしい。それでも騙すための嘘ではないので僕は「相手を思って言った事だ」と伝えた。彼はそう言ってくれたことに照れながら感謝していた。

 だが彼の妻ルーシーはある時の地下鉄駅に2人で身を隠した時に、フェラル・グールに襲われて殺されてしまったようだ。間近でそうなってしまったのはとても辛かっただろうと思う。

 幸いダンカンは助けることが出来たが心に深い傷を負ってしまった。妻のルーシーは彼の心の拠り所だったので喪失感は甚大だろう。だが僕と出会った事で心の傷は癒えないが、新しく心の拠り所が出来たことを打ち明けてくれた。僕に出来る事はしっかりやりたいと思う。彼とは今後も良き仲間で痛いと思い、グッドネイバーを共に後にした。