Fallout4(フォールアウト4)サイドクエスト編 第11話 グッドネイバーでの仕事 その3 | TES&fallout forever

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 グッドネイバーに帰ってくると、ハンコックは僕に話し掛けてきた。彼が言うには僕のような人間は珍しいようであった。「手渡されたものをそのまま受け取ろうとしない者には、この頃は中々見られない」と言っていた。

 僕が善人?「コモンウェルスで皆と何とか生きていきたいから」だと言ったら、彼は苦笑して当時のダイアモンドシティで起きたことを話し始めた。

 

ハンコックの矜持

 マクドナウ市長が就任するまではグールも当時は普通に住むことが出来ていた。しかし、マクドナウ市長がグール撲滅を掲げて選挙に勝とうと行動するようになり、「人類はマクドナウのために」のスローガンが出るようになる状況だったらしい。子連れの親子達がグールを追い出すように行動している悲惨な状況下だったとハンコックは言った。

 そして、マクドナウ市長とハンコックはかつて兄弟のようにウォーターフロントの掘立小屋で育ったとも言った。その頃のマクドナウ市長は典型的なガキ大将で、悪質な悪戯でハンコックを困らせていたらしい。それでも悪くない関係だったのは話の雰囲気から分かった。だがグール撲滅でその関係は終わりを迎えることになってしまった。

 市長室に侵入したハンコックはマクドナウ市長を射殺しようとしたが、殺しても市民達が止まらない事を分かっていたので頭を下げて頼んだ。しかし、マクドナウ市長は止めずに「グールに反感を持っていないが、人々の意志を実行しているだけ。それに投票者を裏切るわけにはいかない」と言って流したらしい。

 そして、ぞっとするような笑みを浮かべたとのことだ。もう子供の頃から知っている人間に見えなかったらしい。その後人造人間疑惑の噂が流れた時に、なるほどと思ったようである。ぎこちない足の動きまでコピーしたことになるらしい。そこまで精巧にコピーできるのだろうか?

 市長になるにつれて傲慢になったのかは分からないが、その説は絶対に無いとは言い切れない。個人的にはマクドナウ市長は好きなタイプではあるが、当時の弾圧の内容を聞くととても悲しくなった。

 そしてハンコックは当時は人間であったが、もうダイアモンドシティで大生きていきたくなくなっていたようであった。「忌々しい町」「肥溜め」と罵り、当時を思い出し怒りを露わにしていた。その後、2組の家族の面倒をグッドネイバーで見ていたが、2週間後にはいなくなっていたらしい。移住したのか悪人の手にかかったのかは分からない。どこかで生きていて欲しいものだが...。

 ダイアモンドシティの人々は墓穴を掘ったのだとハンコックは断言した。「善人は手を貸さず、ただ見ているだけなのが良かった」とも言っていた。

 気付いているのも問題がない振りが出来ないのも自分しかいないと感じていたが、僕が現れたことでその行動を共にする仲間が出来たことを嬉しく思っているようだ。世の中を良くしたい人間が他にもいることに感動しているようであった。

 僕もハンコックと友達になれて良かったと思っている。これからも良い関係を続けていきたい。

 

凄腕傭兵 マクレディ登場!

 長旅で疲れたのでサードレールで食事にしようとしたら、流れ者の1人に「マクレディを探している傭兵の1人か?奴ならバックルームにいる」と言った。傭兵ではなかったが気になったので行ってみることにした。

 バックルームではマクレディと思わしき男性がガンナー風な男性2組と口論していた。縄張り争うだろうか?ハンコックは肝が据わっているようで座って寛いでいた。豪胆だなぁ。

 マクレディは綺麗ごとを好まない傭兵であったが、凄腕であることは雰囲気から感じられた。あの2人組の男たちは誰かと聞いたら、ウィンロックとバーンズという名前でやはり見た目通りのガンナーだったようである。

 ガンナーの思想と言うか体制がよく分からなかったのでマクレディに聞いてみた。「かなりしっかり団結したカルト教団か何か」らしい。実入りが良かったが彼には合わなかったようである。そして単独で仕事をすることにしたようだ。

 僕は彼と組むのも悪くないと思い契約を申し出た。マクレディは前払いとして250キャップ要求した。僕は即金で支払った。その後ハンコックは「やることがある」と言って旧州議事堂に帰ることにしたようだ。しばらくはマクレディと旅をすることになるだろう。新たな気持ちで旅をするのは良いものだと最近思うようになった。

 

暗殺任務を遂行せよ!

 サードレールで食事を摂るのを忘れる所だった。マクレディと親睦会をしようと思いそこで飲み会を開いた。僕は全くお酒が飲めないのでヌカ・コーラやヌカ・チェリーを飲んだ。飲んでる最中にマクレディは「今時酒が飲めないなんて子供かよ?」と茶化したがこれが僕なのでしょうがないのだ。日本でいう所の「下戸」と呼ばれる存在で、30歳の希少種なのだ。体質だから仕方がないのだ。

 飲み会終了時にホワイトチャペル・チャーリーは「酒が回ったことだし、提案があるんだ...」と言ってきた。いやいや、僕がヌカ・コーラやヌカ・チェリーしか飲まなかったの見てたよね?注文は貴方にしかしてないから分かるよね?古き良きアメリカンジョークアメリカンですか?

 どうやら汚れ仕事をして欲しいらしい。内容は暗殺。かなり殺伐とした内容だ。ニックやパイパーが聞いたら反感を買うこと必至だったろう。匿名のクライアントにより3カ所に潜んでいる悪人を始末して欲しいとのこと。問題点は全て町中であるので、人目に付くから僕を選んだようである。うまくいくだろうか?

 報酬は200キャプ出すそうだがクライアントの事を聞いておかなければならない。何とクライアントはハンコックであり、内部の政治的抗争らしい。やることがあると言っていたがこういう事だったのか。ならばやるしかないだろう。

 自警団に見つかると厄介なので倉庫は隠密で侵入した。その際にマクレディはスナイパーライフルの使い方を軽くではあるが教えてくれた。そのおかげでヘッドショットが少し出来るようになったのはありがたかった。隠密で殺さなければならない時はなくてはならないものとなるだろう。彼に感謝しなければ。

 残りの2カ所の倉庫も隠密で侵入に成功してスナイパーライフルを使ってハンコックの敵を全滅させることに成功した。マクレディは慣れているせいか特に動揺することが無かった。彼を同行させて正解だったと実感した。

 サードレールに戻るとホワイトチャペル・チャーリーは「ある駆除屋が倉庫のネズミを始末してくれたと聞いた。心当たりはないよな?」と言った。口外無用であれという事だろう。僕は「知らない」と答えた。彼は「プロと仕事出来て嬉しいよ」と言って報酬の200キャップをくれた。

 シルバー・シュラウドとしての時は彼に仕返しをしてしまったけど、これでお互い水に流したことになれたかな?これからも良い付き合いをしたいと思うのだった。