Fallout4(フォールアウト4)メインクエスト編 第4話 ニック・バレンタイン捜索 | TES&fallout forever

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  僕はパイパーのオフィスでインタビューを受けた。上手く答えられると良いんだけど。

 僕がVault111から来た事、青いジャンプスーツは着ていないがPip-Boy を付けていて場違いな服装をしているから「ブルー」の愛称で呼んだ。ニックネームみたいで面白いなぁ。200年以上前の人間であることも伝えたら今度は「時を超えた男」と呼び見出しに使えるとも言っていた。ユーモアもあるみたいだ。マクドナウ市長は煙たがるだろうけど僕は好きだな。

 そして肝心のショーン君の捜索について話した。彼女は今日ほど心が痛んだ日がないと悲しんだ。思いやりもあっていい女性だと思う。

 最後にダイアモンドシティに何か一言あるかと聞かれた。僕は誰かに指針を示せるほど大層な人間ではない。だから目の前の一つ一つにしっかり取り組む子が大切だと思うと述べた。1日1日の積み重ねが大事なんだと伝えた。庶民的なことしか言えなかったが皆はこういう身近な言葉が響くと思うと言われた。これも載せるようだ。なんだかちょっと照れるなぁ。

 

人造人間の脅威!

 インタビューを終えて僕は今度はパイパーと共に行動することにした。ドッグミートにはサンクチュアリヒルズに帰ってもらうことにした。ここから戻ることが出来るかどうか不安だったが戦えるし賢い犬だから大丈夫だと思い送り出した。

 だが、外に出ると物騒な事態が起きていた。人造人間が紛れ込んでいると周りに言い、その相手に銃を突きつけたのだ。突きつけられた側は違うと告げたが聞く気がないようだ。

 しかし、銃を突きつけた男性はセキュリティにより危険人物として射殺されてしまった。その後、人造人間はダイアモンドシティにはいないと告げて妄想はそこまでとこの事件と一方的に終わらせたのだ。これがインスティチュートの作戦なのだろうか?

 突きつけられた男性はライリーという名前で、銃の男性はカイルという名前で兄弟だったようだ。話を聞くにどちらも人造人間ではなかったようだがカイルが疑心暗鬼になったかライリーが本当に人造人間で高度な演技で嘘を吐いているかだ。僕には判断のしようがない。

 これが作戦だとしたらうまい手だと思った。心理的隙を突くなんて中々やり手だ。注意しなければ。話を聞き終えた僕はそう思いながらその場を後にした。

 バレンタイン探偵事務所に行く途中で噂話を聞いた。何でもインスティチュートと戦う組織がいるらしい。その名は「レールロード」。作り話の可能性があるらしいが、その組織を探すには「自由への道を辿れ」ばいいらしい。よく分からないがその内調べてみるのもいいかもしれない。

 

ニック・バレンタインを探せ!

 探偵事務所に入ると女性が一人いた。彼女がバレンタインかな?それならドラマや映画みたいで面白いと思ったが違うようだ。彼女の名前はエリー・パーキンズ。ニック・バレンタインの秘書であり、アポイントや書類等の事務的なことを担当するらしい。

 どうもニックは事件に巻き込まれて行方不明らしい。スキニー・マローンという名前のギャングが若い女性を誘拐したのだとか。潜伏先はパーク・ストリート駅にいるらしい。かなり遠いな。そこにはVaultが建造されており、乗っ取って基地にしてしまったようだ。Vaultか、あまりいい思い出はないなぁ。運が悪ければ死んでいただけに気が重い。本来ならここにいるのは僕ではなくネイトさんだったはずだ。それがちょっとした手違いで僕が生き残ったに過ぎないのだ。何とかショーン君を早く見つけなければ。

 おっと感傷にふけっている場合ではなかった!パイパーは途中で呆けていた僕に肘打ちして現実に戻した。ごめんごめん。エリーさんは咳払いしつつスキニー・マローンの情報を話した。「グッドネイバー」から来たギャングとのこと。そこも戦前には無かったので眠っている間に出来た町なのだろう。見たら分かるらしいが皴一つないスーツとマシンガンが制服の連中らしい。何というか様式美に凝っている連中なのだろうか?行ってみれば分かるだろう。

 

装備 タクティカル・コンバットスーツ!

 パーク・ストリート駅への道中はレイダーとの戦闘が続いた。パイパーは新聞記者としてだけではなく、戦闘もこなせるようでレイダーに容赦なく撃ち殺していく。未だに人間相手の戦闘になれない僕にとってはありがたいことだ。

 僕はダイアモンドシティに到着するまでに警察署あたりに赴いて装備品を手に入れようとしたところである方備品を発見した。その名も「タクティカル・コンバットスーツ」。暴動鎮圧用にボストン警察とアメリカ軍及びアメリカ西海岸の一部の法執行機関が使用していた物だ。反政府組織や危険人物の取り締まり等で戦前のテレビで見ていたことを覚えていた僕はそれを頂戴した。流れ者の服ではこの先生き残れないと思ったからだ。ジャンプスーツの次にすぐ死にそうだからね。おかげで被弾しても前ほど危険性は低下した。

 さらに道中でキャップをせびるレイダーに道を塞がれた。パイパーはすぐに殺そうとしたが僕は彼らが提示する100キャップを支払った。パイパーは釈然としなかったが殺さないで済むならそれに越したことがないと彼女に言って納得させてこの場を後にした。別にヒューマニズムではないがすぐに殺すのもレイダーと一緒みたいで僕は嫌だったのだ。この考え自体も僕のエゴでしかないかもしれないが。

 やっとのことで到着するとボストンコモンに入るのは止そうとパイパーは言ってきた。そこに行けば二度と戻れないらしいのだ。レイダーやスーパーミュータントがいるのだろうか?それとも人造人間?その疑問の答えはニックを探してから見つけるとしよう。

 駅内部ではマローンの手下がニックを殺さずに監禁しているのが不満だと愚痴っていた。ニックは存命中のようだ。早く助け出そう。そこで手下達に気づかれたので戦闘になった。見た目が何というか「お約束」染みた感じで嫌いじゃない。だが向こうはお構いなしにマシンガンを連射してくる。僕も同じくレイダー戦で手に入れたサブマシンガンで撃ち合った。

 パイパーに聞くと連中のような見た目の敵を「トリガーマン」と呼ぶのだそうだ。まんまだなぁと思いながら進んでいるとあるものを見つけた。それはヌカ・コーラ・クアンタムだった!まだ市販されていない飲み物だったがヌカ・ワールドで試飲出来る予定だったのだ。僕はそれを楽しみにしていたのだがあの核戦争で試飲できなかったので嬉しい限りだ。ヌカ・ワールドは無事なのだろうか?多分他の場所同様になっているかもしれないが。

 あらかたトリガーマンを始末した後にVaultの門に到着したナンバーは114だ。他にも沢山のVaultがあるのだろうか?その疑問はまた後にすることにして解放ボタンを押した。ポチっとな!

 内部のターミナルを検索すると最初は良い事が書いてあったがその先を読みと、ここは地方政府と州政府の高官、地元の権力者やビジネスマンとその家族を迎え入れたが、入居する前には贅沢な暮らしが出来ると誇張して伝えており、居住区は一室のみ、風呂と食堂は共同、生活環境は最低限の物というお粗末な作りになっていたようだ。それは不満が溜まるだろうなぁ。これも実験だろうか?だとしたら悪趣味だと僕は思う。多分ここも職員だけではなく居住者とも衝突を繰り返していたのだろう。

 やはりというべきか、居住者と思われる白骨遺体がそこかしこにあり、当時の惨状を物語っていた。トリガーマン達もVaultの異常な設計に呆れており、密閉とは程遠い事、戦前はおかしなものが多くあったと言われる始末であった。戦前育ちとしては恥ずかしい思いだ。謳い文句に踊らされるんじゃなかったなぁ。

 気を取り直して最深部に進むとギャングの一人と壮年と思われる男性の声が聞こえてきた。どうやら壮年の男性の方はバレンタイン本人のようだ。どうやらギャングの方はイカサマカードゲームの悪口を書いていたことがバレそうになって慌てているようだ。僕はその隙を突いてそのギャングを攻撃した。そのギャングも奇声を発しながら僕を殺しにかかった。

 殺したギャングはディノという名前のギャングで監督官のパスワードを所持していた。ロックされた部屋からバレンタインがドアを開けてくれとお願いして来た。彼を助けるために来たのだから当然だ。僕はターミナルからパスワードを入力してロックを解除した。

 そして実際に会ってみると僕は驚いた。僕は本物はここで初めて目撃するわけだがニック・バレンタインは人造人間だったのだ!だが僕はすぐに平静を取り戻した。彼が人造人間であれダイアモンドシティの住民から信頼を得ているのは確かだ。その証拠に探偵事務所を設けているのだから。

 

スキニー・マローンとの戦闘を避けて脱出せよ!

 ニックはどうして探しに来たのかを訪ねてきた。僕は人探しのためだと伝えた。詳細は帰ってからでいいだろうと思ったからだ。

 その後、誘拐されていたと思われていた若い女性は実はスキニー・マローンの新しい恋人だったらしい。何週間も閉じ込められる羽目になったがそれも僕達が来たおかげで何とかなったわけだ。依頼は脱出後という事になる。

 僕はトリガーマンと正面から撃ち合った後にニックは「正面から騒々しい」と皮肉を言った。僕は軍人ではなかったのでそういう戦い方しか出来なかったと言おうとしたが止めておいた。戦闘スキルは日々の戦いで培うように頑張るしかないからだ。生き残るために頑張ろう。

 ニックは開錠のプロのようでロックされたドアを開くことが出来るようだ。これは頼もしい。それにユーモアというか皮肉がうまい印象を受けた。Vaultに関しての感想が的を射たような表現だったので内心同意していた。

 そして、スキニー・マローンは名前だけで判断してはいけないと忠告された。どうにも狡猾な人間らしい。注意して対峙しなければ。

 直に会ってみるとスキニー・マローンはお約束の塊みたいなギャングの印象を受けた。だが油断は禁物だ。ニックは皮肉を言って隙を作ろうとしていた。だがスキニー・マローンの恋人になった若い女性は逆にニックを煽る。一触即発だ。何とかしなければこの場は血の海になってしまうだろう。

 スキニー・マローンはここでは自分が王様であると気を大きくしていたが恋人のダーラという名前の女性はすぐにニックを殺さなかったことに不満を抱いていたようだ。「古き良き時代」という様式美に拘ったためにこうなったのだとスキニー・マローンに愚痴を零した。

 ダーラは僕やパイパーが来たのは皆殺しにするためだと思っているようだ。だが僕はニック救出のために来た。皆殺しのためではない。

 だとすれば説得で上手くやり過ごすだけだ。映画では悪役に加担してしまったが同情の余地のある人物に味方側が情に訴えるために「家族」の事をよくフレーズで使っていた。だから僕もそれに倣って彼女に帰る家があるのに手を血に染める必要はないと訴えかけた。僕だって人殺しが好きなわけではない。必要に迫られたからしてきただけだ。武器の使い方だって戦前の映画の演技やテレビゲーム位の知識しかなかったんだから...。

 ダーラは今の自分のやっていることに耐えられなくなりスキニー・マローンに恋人としての関係に終わりを告げた。それが一番だろう。悪人としていつ死ぬか分からない人生を送るよりもずっといい。対してスキニー・マローンはというと突然のことで情けない声をあげてニックに何とかするように言った。

 ニックは見逃すことを条件に殺し合いは無しにしようと提案した。スキニー・マローンは癇癪を起したが受け入れて、10秒数える間に逃げたら殺さないことを約束した。それを過ぎたら殺すと警告もした。早急に脱出しよう。

 やっとのことで脱出できた。久しぶりの全力疾走で疲れた。30代では疲労が半端ない。ニックはコモンウェルスの空を見ることが出来て嬉しいようだ。2週間も監禁されていたので不吉なものでもそそられるらしい。ニックは人造人間だが人間と同じように生きているのだと実感させられた。

 助っ人は誰が寄越したのかと聞かれたら秘書のエリーのおかげだと伝えた。彼女には昇給しなければとニックは言った。依頼は探偵事務所で行うことにした。捜索も無事に完了したしそうすべきだろう。僕達はダイアモンドシティに向けて出発するのだった。