アポクリファの第5章に到着した。そこでは特定の本を添えることで扉が開くようになっているらしい。添えるべき台座は4つ。今ある本「覗き見る瞳」という名前の本を添えるとピタリと一致した。台座の絵に会う名前の本を添えればいいらしい。早く探してミラークと対峙しなければ。
アポクリファの無限回廊を抜けろ!
しかし単純には本は集められなかった。どうも他の章にあるようで探すのに苦労した。台座に合うのを2章、3章の場所で見つけるのを成功した。「骨無き四肢」と「詮索するハサミ」という名前の本だ。どうもハルメアス・モラの外見に合致するような名前だ。まぁそれは今は関係ないか。残り一冊を見つけよう。
最後の一冊は4章に隠されていた。カラクリがややこしかったが手に入れることに成功した。「剥き出しの歯列」という名前の本だ。それを台座に設置すると合致した全ての台座が緑色に輝いて中央の柱に集まり第6章への道を開くことに成功した。これでミラークのいる場所に到着できればいいが。
第6章に到着してシーカーを倒して、竜語の刻まれた壁に来た。これを吸収すると僕自身の魂に「ドラゴンアスペクト」という名前のシャウトの力が刻み込まれた。ミラークの聖堂で吸収したものはこれの一部だったのだろう。
これを吸収し終わった後に最初にミラークに会った時にいたドラゴンが急襲して来た。僕はここで服従のシャウトの完全版を使用することにした。うまくミラークに使えるか確かめるためだ。僕は意を決して服従のシャウト「ゴル・ハ・ドヴ」を放った。
うまくいったようでドラゴンは大人しくなった。ドラゴンは自分の名前はサーロタールと名乗った。敵対しなくなったのはありがたい。僕はサーロタールに騎乗した。ドラゴンに乗るなんて初めてだ。少しはしゃぎたくなる気分を抑えて空からミラークのいる頂上を目指した。その間にドラゴン騎乗での戦い方をサーロタールから教わった。
僕が来ることはミラークはもう知っているらしい。そうすると向こうは準備万端なのだろう。心してかかろう。
ミラークをハルメアス・モラから解放する!
ミラークは頂上で待ち構えていた。最初と最後のドラゴンボーンがまみえようとしている。どうやらハルメアス・モラから逃れたいらしい。その思いは僕と同じだ。ミラークも全力で僕を殺そうとしてくる。油断はできない。最初のドラゴンボーンとして、そしてアポクリファで培った物が強大な力を持ち合わせているので少しの隙が命取りだ。
僕を殺してその魂の力を奪ってソルスセイムに帰還を果たすようだ。むざむざ殺されるようなことにはならないからそこはお生憎様。何せお互い死なない結果にしようと思っているからね!
ミラークは近接戦はあまりしなかったが魔法とシャウトを多用して来た。主にファイヤブレスのシャウトがキツイ!吸血鬼にそれは致命傷だって!回復に徹しながら服従のシャウトを放った。しかし、1回では効果がないようで何回か当てることとなった。その間ミラークはドラゴンアスペクトのシャウトで強化されて攻撃してくる。普通に戦うよりキツイ!でもこれがハルメアス・モラの野望を挫くと信じて放ち続けた。
おかげでミラークは膝をついた。今がチャンスだ!
ハルメアス・モラの軍勢を倒せ!
ミラークが膝をついている隙を突いて僕は服従のシャウトを連発した。彼は自分の運命を手にしたと言っていたがそれは間違いだ。それは未だ僕も含めてハルメアス・モラの手の平で踊らされているだけだからだ。それを覆すには協力してハルメアス・モラには向かうしかない。
最初は倒すべきと考えていたが、よく考えたらミラークが脅威だったのは太古の頃の話で今起きている事件はソルスセイム島で人々を操っているが殺しは僕を狙った以外はやっていない。唯一の殺しはハルメアス・モラ自身がやったことだし。やったことは許されないだろうがまだ取り返しはつく。僕は大勢殺しているので無理だがミラークはまだ人の心を、ドラゴンボーンの心を持っている。だから助ける。
そして、完全に服従のシャウトをミラークの魂に刻み込むことに成功した。今までの野望を秘めた邪悪めいた雰囲気が消えて落ち着き払った雰囲気があった。これが呪縛から解放されたのかシャウトによる洗脳なのかは分からない。でも今までにない安心感がある。ああ、これが同族との繋がりなのだろうか?僕は今まで以上に安心している。これは信じていいのかもしれない。
だがそれを見逃すほどハルメアス・モラは寛大ではなかった。今までにない剣幕で怒りを露わにした。思い通りにいかないのが余程許せないと見える。ならばお見せしよう、ダブル・ドラゴンボーンの力をね!
ハルメアス・モラは自身の眷族であるシーカー、ルーカー、禁断の知識に魅入られた元冒険者の魂を呼び出した軍勢を差し向けた。戦いは困難を極め死にそうになる場面が連続した。しかし、今まで以上に活力に満ちた戦いが出来た。ドラゴンボーンが一人でないことの安心感がそうさせるのだろうか?その疑問の答えは出ないがうまくいけば2人とも逃げ切れる。
最後はルーカーの強化版「ルーカー・ギガンティック」が切り札として現れたが2人のドラゴンボーンの力によって倒された。その後、ハルメアス・モラは「永遠には逃げられないだろう」と宣告してから霧散した。勝てた、今の所は。これで最後ではないのは明らかだがその勝利は喜ぶべきだ。
ミラークはすぐに帰還できないとのことでしばらくしたらムンダスに帰還するようだ。そう言った後に姿を消した。そのための準備をするのだろう。
その後に祠が現れた。黒の書の白昼夢があった。開けると紋章が複数現れた。これは今まで僕が学んだ力をドラゴンソウルを使って別の力に振り替えるようだ。今の所は問題ないのでまたの機会にしよう。
ダブル・ドラゴンボーンの旅路の始まり!
ソルスセイムに帰還した後にスコールに立ち寄った。フリアさんにこのことを報告しようと思ったからだ。彼女は樹の岩が解き放たれたことを感じていたらしい。これで全ての聖なる岩が解放されたことになるのだろう。
ストルンさんの死はやはり彼女には受け入れることは出来ない犠牲だった。僕もこうなるとは思わなかった。ハルメアス・モラはあまりにも狡猾だった。
ミラークの件は言葉を濁すことにした。ストルンさんの命を奪ったのはハルメアス・モラだからだ。彼女もそのことは分かっているとのことだ。今は時間をかけて心を落ち着かせるようだ。この裏切りを伝説として、ストルンさんの死を記録として残すようだ。
最後に僕をドラゴンボーンにしたのはもっと崇高な使命のために全創造主が定めたことであり、ハルメアス・モラの誘惑に乗らないで欲しいと言っていた。僕はろくでもないことばかりする業魔だから耳が痛い話だ。確かに意味があってドラゴンボーンになることが出来たのだろう。この使命を全うできる日が来るように努力しようと思った。
ミラークの件はセラーナさんにはきちんと真相を話した。このメンバーの中では一番聡明だからだ。いずれセロさんやシセロにも話そうと思う。彼女はこの突飛な話を聞いて頭を抱えてしまった。物語のような話過ぎて現実味を帯びていないように感じたのだろう。僕も同感だ。死んでもおかしくなかったからね。
事件が解決して疲れ果てた僕はレッチングネッチで2~3日泊まった。そしたら不思議な感覚がした。何だがミラーク聖堂に行くべきだと思った。もしかしたら...。
明くる日僕達はミラーク聖堂に赴いた。樹の岩は浄化されて青い輝きを帯びていた。そこにはミラークとその信者たちがキャンプをしていた。僕はとても嬉しかった。オブリビオンの領域以外で会えた事を。僕はミラークに一緒に旅しないかと持ち掛けた。彼は了承して共に行動してくれることを決めてくれた。これには感謝してもし足りない。
レイヴン・ロックの港でセラーナさんはミラークの正体はここでは伏せようと言った。バレたらパニックどころではないからだろう。それとは別にグレイビアードには言っていいかもと言っていた。きっと腰を抜かすだろうからと。神話の人物だからねぁ。セラーナさんもお茶目だなぁ。
それにシャウトの勉強もミラークに負けないようにしなければいけないと言われた。耳が痛いなぁ。今まで暗殺や吸血鬼としての汚れ仕事ばかりだったからやっていなかったし、折を見て教わっることにしよう。
ミラークは久しぶりのムンダス、セロさんは初めてのスカイリムなので色々向こうで旅してみようと思う。道中敵は出るだろうからシセロも殺しは出来て満足だろう。セラーナさんも見識を深めることが出来て全員得をする。
そうと決まればダブル・ドラゴンボーン含めて全員スカイリムに出発だ!











































