スカイリム(skyrimSE)デイドラ・ロード編 第10話 アズラの導き | TES&fallout forever

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  今度はホワイトランに行ってバナードメアで食事をしている時、店主のフルダさんがアズラの祠がウィンターホールドにあるとの話を聞いた。何でもモロウウィンドから避難したダンマーが建てたのだとか。

 デイドラ・ロードのアズラ。宵と暁を司る神とされる。スカイリムに来て本を読んで知ったことだが(あっているのかは分からないけど)何とノクターナルの妹らしい。デイドラ同士血縁関係があるのかな?義兄弟的なものかもしれないけどどうなんだろう?まぁモラグバルは血縁と言うかアレなやり方で縁を結ぶからそうそう無いだろうけど。

 気になるので行ってみようと思う。セラーナさんのアズラの話も面白かったから興味が沸いた。

 ウィンターホールドから向かって山沿いを歩くと、アズラを祀った像を発見した。離れた場所から分かるようにかなり立派な感じだ。ちょっとワクワクしている自分がいる。

 

アズラの星

 祠に行くと司祭のアラネアが僕が来るのを待っていたと告げた。運命が導いたとも言っていた。暁と黄昏の神とも。運命?黄昏?それはノクターナルの司るものではなかったか?ああ、姉妹だからその力も近いものがあるのかもしれない。伝承通りという訳ね、納得。

 彼女は「明るい星を闇夜の漆黒のように変えることが出来る」エルフの付呪師を探せとのことだ。

 そして、アズラの信者たちは200年程前のヴァーデンフェルーの火山の噴火を逃れることが出来たのはアズラの預言を聞いたかららしい。伝承通りに凄い存在のようだ。じゃあ、付呪師を探しに行きますかね。

 ウィンターホールドの宿屋に行って付呪師を探すと、該当する人物にネラカーと言う人物に出合った。かつては大学に所属していたのだとか。アズラの司祭の使いで来たと言ったら彼は眉間にしわを寄せていた。もしかしたら反デイドラ主義、もしくはステンダールの番人なのかもしれない。

 とりあえず明るい星について尋ねたら、「アズラの星」と呼ばれるアーティファクトらしい。

 なぜこうもデイドラを憎むのかと聞いてみたら、彼の師であるメイリン・ヴァレンがアズラの星を用いて自分を不死にする研究をしていたらしい。ただこれのせいでアズラに干渉されて、発狂してしまい学徒を殺してその魂を研究に利用していたようだ。

 アズラのせいで師を狂わされた恨みでデイドラを「悪魔」と罵っていた。デイドラの前には無力で利用された挙句に、都合が悪くなれば処分されるチェスの駒と一緒だと断言していた。

 それに関しては同意見だけど僕はアズラに対しては悪い感情はない。セラーナさんやネラカーの話通りなら恐ろしいデイドラデアあるけど、何となく、僕の勘ではあるけどそこまで悪いデイドラではない気がする。だから悪魔呼ばわりはアズラにはしないかな。彼には悪いけどね。

 メイリン・ヴァレンの潜伏先は、「イリナルタの深淵」と呼ばれる場所にいるらしい。早速行ってアズラの星を取り返そう。

 イリナルタの深淵は半ば水没しており、内部も所々浸水していた。潜伏していた死霊術師はそんなこともお構いなく攻撃してきたが、死体の状態はかなり悪くなるけどそこの所考えているのかなぁ?多分メイリンの命令で魂を集めることに終始しているから二の次かもしれない。

 道中では精鋭死霊術師がアズラの星のために魂を集めに行く計画を立てようとしているところを目撃した。メイリンの命令とはいえ、これ以上野放しには出来ない。同じ死霊術師とはいえここは倒させてもらおう!

 最深部に行くとメイリン・ヴァレンの白骨遺体が鎮座していた。傍らには大きなオブジェがあり、これが恐らくアズラの星と言われるアーティファクトだろう。もう壊れてしまっているが。

 次に椅子の下に彼のグリモワール(魔術書)を発見した。読んでみると、大学の目を離れて、自分の信者と共に行動してこのイリナルタの深淵に身を潜めて、アズラの星を使い「究極の魂石」として構築し直し自分を不滅にするためにここで実験を繰り返していたらしい。

 確かに隠れるにはうってつけかもしれない。戦力も申し分なかったし邪魔されなければ本当に不死になっていたのかもしれない?だとしたらマスター・マニマルコマスの再来になっていたのかな?

 そんな考えは一旦置いてこれをどうするか決めねばなるまい!アズラの司祭アラネアに渡すか反デイドラ主義のネラカーに渡すのかを...。

 結局僕は最初にお願いされたアズラの司祭のアラネアに渡すことにした。ネラカーのデイドラ悪魔説は正しいと思うけど、優先順位で言えばこちらが先だし、同じアルトマーにしても彼の言動は何となく過激な気がしたので却下した。

 これを渡すと彼女はとても喜んでいた。うん、やっぱり同性よりも異性に喜んでもらえるのは男冥利に尽きるね!しかもアラネアは美人のダンマーだし!まぁセラーナさんは呆れた顔で僕を見ていたけどね、いやいや女性だからじゃないよ!美人だからでもないよ!彼女の誠実さに心を打たれたんだからね、うん!下心はありませんもん!僕は紳士です!(暗殺者で吸血鬼のくせに何が紳士なのか!)

 そして彼女はアズラに祈りを捧げて星を取り返したことを報告した。その後、アズラ本人から話があるようで僕が祭壇で話しかけるようにと言われた。怒らせないように注意せねば。

 アズラに謁見すると、像の通りで女性の声が聞こえてきた。凛とした気品のある声色でダンマー達が熱烈に信仰するのも分かる気がする。アズラの話を聞くと、メイリンの魂はまだ星の中で魔術を行使して生き残っているらしい。浄化されない限りアズラの星は効力を発揮しないと言う。

 方法は一つだけ存在する。それは僕が星の内部に入ってメイリンの魂を消滅させることだと言う。うまくいくのだろうか?しかし、やらなければこちらが死んでしまうのでやり遂げるしかないだろう。声援を受けて僕はアズラの星の内部に入り込まされた。絶対に生きて帰るぞ!

 星に侵入するとメイリン・ヴァレンの魂が僕を信者だと思い込んで話しかけてきた。しかし、すぐに僕がそうでないことを実感し、警戒態勢に入った。

 実験はここまでだ!と告げると、怒りを露わにして死を乗り越えデイドラ・ロードも恐ろしくはないと豪語した。多大な犠牲の上で手に入れた物をみすみす手放す気はないと言って攻撃を仕掛けてきた。こうなっては生きるか死ぬかしかない。

 こちらも仕掛けようとしたらメイリンはドレモラを3体も呼び出した。使役しているのか操っているのかは分からないが、手強い相手だと思う。こちらもデス・ライトニングを使用して遠距離から攻撃を開始した。

 その後、ドレモラ3体を倒した後は。久しぶりに吸血鬼の王の姿、業魔狂皇の姿となってメイリンに迫った。彼は恐れ戦き背中を見せたので僕はそれを見逃さずにメイリンの頭を掴み、狂皇になってから編み出した「吸血鬼の手」と言う技を使い彼を氷漬けにして始末した。

 彼は定命の者の枠から飛び出したと思っているがそれは違う。まだ人間だよ。心がまだ残っていたんだから化け物になった僕を恐れる心が残っていたのだから。これで妄執から解放されて死んだ訳だけどオブリビオンに逝くのかエセリウスに逝くのかは分からないが来世は定命の者らしく全うして欲しいと思う。

 その後アズラの声が聞こえてきた。メイリンが死んだことで星自体が持ち合わせている浄化能力で内部を一掃するようだが、僕を解放してから行うとのこと。良し、これで終わったかな。

 

報酬 アズラの星

 星から帰還するとアズラに話しかけられた。どうやらメイリンの魂はオブリビオン送りになったようだ。アズラの領域なのかそれとも違う領域に送られたのかは分からないが何とかたくましく生き延びて欲しいと思う。まぁ僕が殺したわけだし、メイリンはもう魂だけの存在だった訳だけども。何とか来世がありますようにと我ながら無責任に祈った。

 そして報酬としてアズラの星を僕が使っても良いという事になった。アズラは僕に賛辞の言葉を送って黄昏から運命の加護を与えていることを忘れるではないぞと告げてきた。ノクターナルの姉妹らしく、抜け目がない。常日頃から怒らせないように細心の注意を払おう。呪われちゃ堪らないからね。

 でも、個人的には好きなタイプだった。何となくお母さんのような優しさと厳しさがある。盗賊ギルドでナイチンゲールのメンバーであるカーリアさんがノクターナルがお母さんみたいな存在だと言っていた理由が少し分かった気がする。

 アラネアさんは僕が星の内部にいた頃に、アズラから預言はこれで最後だと言われたらしい。今まで信者として頑張っていただけにこれでお終いだと言われれば途方に暮れるだろう。ネラカーの言う通りだったのかもしれない。自分の都合でお役御免は辛いと思う。選択を間違えたかなぁ?ネラカーに星を渡したら彼女からは絶交されるが敬虔な信者のままでいられただろう。これで良かったのだろうか?

 しかし、彼女は次の目標としてアズラの星の守護者になった僕のお供になることにしたらしい。用がなければまた祠を守ることにするようだ。敬虔な信者ではあり続けるという事か。彼女の真摯さには心打たれる。旅で彼女の力が必要になれば必ず連れて行こうと心に決めた。そして彼女の人生に幸あらんことを。