段々とヴォルキハル城の仕事が板についてきたある日、フェランさんが新たな仕事を依頼して来た。何の仕事だろう?
話を聞くと愕然とした。ドーンガードの装備一式を着用してホワイトランの住民を白昼堂々と殺せと言うのだ!しかも有名人であればあるほど、ドーンガードへと怒りが倍増するという実に後味の悪い仕事だ。闇の一党のガイアス・マロの濡れ衣を着せた暗殺を思い出す。
これらの目的はドーンガードが活動の幅を広げ、構成員を募集しているのでそれらを阻止し、世間に致命的な悪評をもたらし、吸血鬼から向こうに脅威のであると思わせることである。
後味が悪い上に悪質極まりないが、一族のためにやむを得ない。闇の一党でも活動の成果を活かすとしよう。
偽装殺人せよ!
装備一式をドーンガード仕様に装備し直してホワイトランにやってきた。僕は悩んだ。ここの人達は悪い人間もいるが良い人がほとんどだ。殺したくはない。まぁ闇の一党として肉屋のアノリアスを暗殺しちゃった訳なんだけどね...。でもやっぱり殺したくはない!
どうするか悩んでホワイトラン市外に出て道なりに歩いていると、街道沿いをパトロールしているホワイトランの衛兵を目にした。幸いにも他の衛兵もいないし、ホワイトラン圏内だ。良心の呵責に苛まれながらも実行に移すとこを決めた。
この衛兵に何の恨みも因縁もないが一族を守るためだ!と思い、近接戦は仕掛けず、弓矢で仕留めることにした。猛毒を矢に仕込み、自身を透明化のポーションで隠してパトロールしている一人の衛兵を射った。1発では仕留めきれず3~4発で何とか仕留めた。幸いにも衛兵はおらずに通報されずに済んだ。仕事は済んだがやはり後味がとても悪い。ガイアス・マロの時の感覚を思い出す。
彼にはとても悪いことをした。自分たちの都合でまた罪のない人間を殺してしまった。本当に申し訳ない。せめてもの救いは彼が悪人としてではなくドーンガードに殺された哀れな犠牲者として世間が悲しんでくれることだろう。彼にも家族がいるのだろうか。もしそうなら償いきれないことをした。
そして僕は偽の告発文を彼の懐に入れてその場を後にした。念のためにホワイトラン市内に入ってドーンガード装備を脱いでも衛兵に捕まることはなかった。盗賊ギルドとしての賠償金を払うこともなかったので安心したが、殺してしまった衛兵の事を思うと素直に喜べない。もう報告しに戻ろう。
フェランさんに報告しに戻ると、ドーンガードへの殺人の擦り付けがうまくいったことを喜んでくれた。しかし、有名人を殺さなかったことは不満を抱いているようであった。それに関しては勘弁してほしいと思う。難易度が高い上に無実の人を殺すんだからこれでも精一杯にやったよ...。ドーンガード装備はしっかり装備して殺したんだから。
何とか理解してもらったことでフェランさんから報酬を受け取ってその場を後にした。今日は精神的にも疲れたからもう寝よう。
血の魔法の指輪を手に入れろ!
明くる日にフェランさんから新たな仕事を受けた。今度は「血の魔法の指輪」一式を手に入れると言うものだ。今度はそんなに後味が悪いものではなさそうだ。吸血鬼の力を高めてくれるようだ。かつてモラグバルが有力な吸血鬼の王達に自ら授けた逸話があるようだ。それらは見つけたら僕の物にしていいと言う。これは嬉しい提案だ。早速探しに行こう。
最初は座礁しているオルファン・ティアー号にあるとされる指輪を手に入れるために行ったら山賊が占拠していたので全て仕留めて宝箱を開けて、「博学の指輪」を手に入れた。残りを探しに行こう。
残りは眠りの木の野営地にあるとされる。洞窟に入ると巨人がいたので仕留めたら、懐から残りの指輪である「獣の指輪」を見つけた。帰ろうと思ったらオークの遺体があった。不信に思ったから少し調べてみることにした。
グレーゾーンな商売
そのオークの遺体から手紙を見つけた。このオークはウラグと言う名前で「イソルダ」から依頼を受けていたようだ。場所はホワイトランとあるので、あのイソルダさんだろうか?この宝箱にある「眠り木の樹液」が必要なようだ。何となく毒々しいがこれを何に使うのだろう?気になるのでフェランさんに報告に帰る前に先に済ませてしまおう。
早速ホワイトランに赴いてイソルダさんにウラグの事を報告したら残念がっていた。次に彼女は樹液を見つけたらウラグに提示し多額の報酬を払うと言った。
どうやら眠りの木はヴァーデンフェルーの噴火によりかけらがスカイリムにまで飛んでクレーターとなり、そこから木が成長した説や空に浮かぶ島が胞子を落としたからそこで木が生えた説もあるが真相は定かではない。
効用は洞窟のトロールのように元気にさせて、酔っぱらったホーカーのようにのろまにさせる効果があるようだ。僕はそれら全てを売り払ったがどうにも麻薬ではないかと思う。これはスクゥーマより中毒性があるのではないだろうか?
真相はこれも分からないが手紙の件からこれがグレーゾーンな案件であることは明白だ。人は見かけによらないものだと思った。僕もドラゴンボーンなのに悪事を働いているから人の事は言えないけどね。
フェランさんに血の魔法の指輪一式を手に入れたことを報告したら僕がそれらをうまく活用できるだろうと言ってくれた。それと報酬の血液の薬も貰った。この前の件のフォローなのだろうか?ありがたく受け取るとしよう。
血族を増やせ!
今度はヴィンガルモさんから仕事を受けた。どうやら血族を増やす仕事のようだ。同意の上ではないので無理やりとなる訳だ。どうやらまた気の重くなるような仕事らしい。まぁやりますが。場所はマルカルスのウォーレンズでカイリーンと言う名前の女性がターゲットだ。
やり方は吸血鬼の誘惑で落ち着かせた後で吸血して吸血鬼にすればいいようだ。
そして、くれぐれも人目に注意するようにと言われた。確かに吸血鬼が加須を増やそうとしているのを見られたら大事になる。注意しよう。
マルカルスのウォーレンズに赴いて就寝中のカイリーンを見つけた。僕はゆっくりと近づいて吸血鬼の誘惑を使って彼女の精神を虚ろにしてから吸血した。しかし、すぐに彼女は大声を出して助けを求めてしまった!
衛兵が来る失態を犯してしまったが僕が盗賊ギルドの者だと言ってゴールドを支払って見逃してもらった。盗賊ギルドに吸血鬼がいるとの噂が出かねないので早々に立ち去った。これで吸血鬼にしたのでうまく達成できていればいいけど。
そしてヴィンガルモさんにカイリーンを吸血鬼にしたことを報告した。次に会うのが出会う時に自分に起こった変化を感謝するだろうと喜んでいた。これでうまくここに馴染めばいいんだけど。やはりこれも後味が悪い。報酬の血液の薬を受け取った後また寝るとしよう。精神的に疲れた時はすぐ寝るに限る。これが僕の仕事を続けるための心のケア方法だ。
夜の力のアミュレットを手に入れろ!
それから明くる日にフェランさんから仕事を受けた。血の魔法の指輪に続いて今度は「夜の力のアミュレット」一式を探すようにと言われた。これも吸血鬼の力を高めてくれるようだ。これもモラグ・バルが有力な吸血鬼の王に自ら授けた逸話があるようだ。そして漏れも僕が見つけることが出来たらそのまま持っていていいらしい。昨日の気分転換で受けるとしますか!
最初はブロークン・ヘルム・ホロウで探すことになった。そこにいた山賊や山賊長を隠密で仕留めた後に隠し扉にいた野良吸血鬼を発見した。それも隠密で仕留めて「ガーゴイルのアミュレット」を手に入れた。残りのアミュレットを探しに行こう。
残りの場所とされる沈没しかけたウィンターウォー号に赴いた。そこを根城にしていた山賊を隠密で仕留めつつ、奥にいた山賊長も仕留めて全滅させた。その懐から「コウモリのアミュレット」を手に入れた。これで一式手に入れたことになる。報告しに戻ろう。
夜の力のアミュレット一式を手に入れたことをフェランさんに報告した。これも僕が活かせると褒めてくれた。そして報酬の血液の薬を貰った。やはり褒められるのは嬉しいなと思った。
今までヴォルキハル城のために活動してきたがそれなりに力を蓄えることが出来たと思う。もしかしたらドーンガードと決戦することになるかもしれない。気を引き締めて取り組もう。


















































