ヴァレリカに僕は敵ではないと説明し、ハルコン卿を止めるためにエルダースクロール(星霜の書)が必要だと言った。しかし彼女曰く、書は目的の手段に過ぎず、「太陽の専制」の鍵はセラーさん自身とのことだった。
手に入れたアーリエルの弓にセラーナさんの血を染めることで「太陽の専制」が完成するようだ。つまり自分の娘を殺すと言うことか?吸血鬼になったとはいえそこまで堕ちるものだろうか?まぁ闇の一党の聞こえし者になった僕が言えた義理じゃないけどさ。常軌を逸してると思った。
もしもの時は、僕がハルコン卿を仕留めるしかないだろう。そうするから手を貸して欲しいと説得したが僕はハルコン卿と同じところがあると思っており力を貸す素振りがない。
それでしびれを切らしたセラーナさんが僕をかばいヴァレリカと親子喧嘩を始めてしまった。
セラーナさんはヴァレリカもハルコン卿と同じで自分の事を道具にしか思っていないと憤り、もう一度家族になりたいと心からの訴えをした。ここまで感情的になったのを見たのは初めてだった。関係は冷え切っても家族としてやり直したかったのだろう。
それを聞いたヴァレリカは心を打たれて彼女に謝罪した。そうして僕にも協力してくれることとなった。何はともあれここの障壁を解除することから始めよう。
これを取り除くにはソウル・ケルンに存在する「番人」と呼ばれるアンデッドを3人を倒す必要がある。しかし、そうすることで「ダーネヴィール」と呼ばれるドラゴンが襲い掛かってくるので注意が必要だと言う。ドラゴンもここに来れるのか?もしくはアンディール・マスターとの取引を行って騙されて使役されているのかもしれない。用心しよう。
そこで僕はヴァレリカに色々と確認してみることにした。ここに捕らわれているのはアンディール・マスターとの取引で騙されてしまい、魂を収穫されそうなところを逃げ込み、アンディール・マスターが障壁を張ってお互いに「究極の持久戦」を繰り広げることになったためだ。
そのアンディール・マスターの弱点は飽くなき魂の飢えであるらしい。それがソウル・ケルンの存在理由であり、死霊術師が取引で唯一扱えるものだと言う。
最後に「太陽の専制」が成功したらどうなるか尋ねてみた。ヴァレリカは吸血鬼が生きやすくはなるがそれを良しとしない者達が 吸血鬼を一人残らず皆殺しにする決意を固めてこちらがいずれ滅ぼされるだけだと明言した。吸血鬼が生き延びるためには隠れてひっそり暮らすしかない。そうすることで永き時を生き残ってこれたのだと言う。僕もそれには同感だ。こちらの都合だけで太陽を奪うのはやり過ぎだろう。やはりハルコン卿を止めるしかないようだ。
ダーネヴィールを倒せ!
道中である魂からお願いをされた。アルヴァクという名前の馬がどこかに逃げているので助けて欲しいのだと言う。番人を探す傍らその馬を探した。やっとのことで見つけたが頭蓋骨だけだった。これでいいのだろうか?持ち帰って確認しよう。
他の場所にいる番人も仕留めることに成功した。ボーンマンやラスマンと呼ばれるアンデッドが攻撃してきたがセラーナさんの協力のおかげで勝つことが出来た。
番人をすべて倒してヴァレリカさんの下に戻るとダーネヴィールが察知してこちらを殺そうとしかけてきた。ただのドラゴンと思ったら死霊術を駆使してアンデッドを使役して来た!なるほど、一筋縄ではいかないという訳だ。
しかしこちらは3人がかりだ。おまけに全員吸血鬼だ。持久戦はこちらに有利なので隙をついてじわじわ攻めたので倒すことが出来た。但し魂まで殺したわけではないので復活中かもしれないとのことだ。注意しておこう。
ヴァレリカさんが僕達にエルダースクロール(星霜の書)の血の書を渡してくれた。これで一つ目を入手した。去り際にヴァレリカさんも帰ってくるかなと思って尋ねたらここに残るらしい。セラーナさんの事は今でも大事に思っているのでお願いされた。その気持ちはちゃんと受け取っておこう。セラーナさんとの家族の繋がりはまだ切れてないことが知れて良かった。
対してハルコン卿の事は信用するなと言われた。狡猾さは僕たちに計り知れないところがあるので細心の注意を図らなければならない。
外に出ると、ダーネヴィールがもう復活していた。魂が無事だったためか?どうやら死ぬのではなく永遠にソウル・ケルンに存在させられる呪いを受けたらしい。生と死の狭間に閉じ込められたのだとか。
ダーネヴィールに勝った者は誰もいなかったらしいので彼から竜語で征服者の意味とされる「クァーナーリン」の名前を授かった。これは名誉として受け取っておこう。
そして彼はもう一度タムリエルの空を飛びたいらしい。帰ったら呼び出して自由に飛ばそうと思った。
魂のハスクの取引とアルヴァクの救助!
タムリエルに帰る前にジウブの手記や魂のハスク集めを行った。また来るのに手間がかかるから先に済ましてから帰ろうと考えたからだ。手記の方はなかなか面白いなぁ。いあっまでの冒険譚といった具合だろうか?魂がここにあるなら会って話をするのもいいかもしれない。
モルベンに魂のハスクを25個渡したら取引に応じてくれた。武器や呪文もあるようでまた集めるのも面白そうだ。ただ全部集めるのに時間が掛かるので魂のハスクは最初の分でとりあえず置いておこう。
アルヴァクの頭蓋骨を飼い主の魂に引き渡した。彼はアルヴァクの魂を助けてくれたことに感謝して僕に呼び方を教えてくれた。忠実な馬だから大切にして欲しい事、僕は助けてくれたので英雄だと言って消えてしまった。
成仏したのだろうか?感謝してくれたのは嬉しいけど僕は英雄と呼ばれる存在じゃない。むしろ極悪人だ。闇の一党の聞こえし者、マスター・マニマルコに一時的にでも師事した死霊術師、そして今は吸血鬼だ。そんな綺麗な存在じゃないんだよ。断るべきかとも思ったけど彼はアルヴァクの事を本当に大切に思っていた。その魂の頼みを断るのはモラグ・バルと同じじゃないのか?
そう思ったらアルヴァクを引き取ろうと思った。自分がモラグ・バルと同一と思われるのが嫌という訳じゃない。彼の魂の願いを守ろうと思ったからだ。そしてアルヴァクの気持ちを考えての事だ。そう思い僕は託されたものを守ろうと誓うのだった。






























