スカイリム(skyrimSE) ドーンガード編 第2話 定命との決別 | TES&fallout forever

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 その女性は名前をセラーナと名乗った。彼女の家はソリチュードの西にある島に住んでいるらしい。その一族もやはり吸血鬼で今も健在の可能性がある。そこに向かうためのボートがあるようなのですぐに向かうべきだろう。

 しかし、家族関係は相当複雑のようで父親との関係は最悪のようだ。巷にある「お父さんとうまくいかない女の子の話」を100回読むくらいの関係のようだ。心中お察しするよ。

 次にどれぐらい棺の中で眠っていたかを尋ねたらかなり古い時代から眠っていたようだ。今のスカイリムの王は現在後継者争いをしており、帝国の事も話すとシロディールに帝国が出来たことを知らなかったりと第1紀よりも古い時代の吸血鬼なのだろうか?それにしても血の気の多そうな娘ではあるなぁ。後継者争いの時代に目が覚めたわけだけど「退屈しない」と言っているあたり豪胆というかなんというか...。

 

セラーナさんの実家へいらっしゃ~い!

 脱出する際にガーゴイルやスケルトン、ドラウグルが攻撃してきたようだ。そこではシセロやセラーナに協力して倒してもらった。どうやらセラーナは戦闘経験があり死霊術も扱えるようである。目が見えない中これはありがたい。

 やっと外に出たらセラーナは感慨深く息を吸っているようだ。永き眠りから目覚めたのでそれは嬉だろうなと思った。

 ソリチュードから西に行って海辺に到着した。セラーナ曰く、行き来するためのボートを確保していたようだ。古い時代のボートで沈まないの?と思ったが魔法で強化されてあるのだろうと思い深く追求せずに使うことにした。ここから北に行ったところに家があるようだ。

 ナビゲートはシセロやルシエンさんに任せて僕は漕ぐことに集中した。島に到着するとルシエンさんが言うには「荘厳な城」がそびえ立っているいると告げていた。え、セラーナってお嬢様、いや、この場合はお姫様なの?彼女は城で一日中座っている女性だと思われたくなかったので言わなかったらしい。

 こうなると吸血鬼の規模も計り知れないなと思い気を引き締めてはいるとしよう。

 城に入る前にセラーナは協力に感謝していた。ドーンガードに連れて行ったら彼女は殺されていただろうし家に帰すことが最善で良かった。家に入ると彼女がうまく段取りしてくれるようだ。彼女の家族が定命の者に寛容であるとは限らない。怒らせないように気を付けねば。

 入城するとルシエンさんとシセロは追い出されてしまった。何らかの魔法で弾き出されてしまったのだろうか?次に男の吸血鬼が話しかけてきたようだ。

 名前はヴィンガルモという名前の吸血鬼のようでセラーナの帰還を喜んでいた。一族と城主のハルコンにそのことを報告しに行った。ディムホロウ墓地の襲撃したロキルがマスターの名前をハルコンという名前を出していたのでそこを探すように指示していたのだろうか?つまりはセラーナの帰還を確信していた?彼女は帰ってくることが分かっているような状況に危機感を露わにしていた。僕も注意して行動すべきだと思った。

 広間と目される場所まで来たが血の匂いが充満していた。貯蔵していつでも食せるようにしているのだろうか?

 城主のハルコンとされる声の主はセラーナの帰還よりも彼女が携えているエルダースクロール(星霜の書)を気にしていた。あのエルダースクロール(星霜の書)を持っているのか!ハイロックで見てしまった伝説の書!彼女も持っていたとは思わなかったなぁ。

 そのことを先に気にするハルコンにセラーナは怒りを露わにしたようだ。直後にハルコンは心配しないはずがないだろうと訂正したが彼女の言うとおりに親子関係は破綻しかけているようだ。その後ハルコンは僕に気づいて何者かと尋ねたらセラーナは僕が彼女を助けたことをハルコンに告げた。ついでに拠り所とまで言われちゃうなんて照れるなぁ~!まだ会って間もないよ?

 ハルコンは僕に自己紹介して我々の事をどう思うかと聞いてきた。ここでルシエンさんやシセロの助けもなく大勢の吸血鬼と戦うことは出来ないので「何者でも気にしない」という風に言った。むやみに刺激して怒らせるのは良くないからだ。それに吸血鬼だろうがデイドラだろうが敵を剥き出しにして攻撃してこないならば僕は種族や出自を気にしない主義なので特に問題はなかった。

 

光を取り戻す代償、定命の自分よさらば!

 ハルコンはセラーナとエルダースクロール(星霜の書)を送り届けた報酬として彼の血を授けると言った。吸血鬼の血ではなくその王の血をくれると言うのだ。しかし、ウェアウルフである僕はどうなるのだろうか?ハルコンは臭いで分かると言い、吸血鬼の王の血を授かることでその汚れを浄化しようと浄化してやると言ってきた。ウェアウルフと吸血鬼は敵対しているの?どっちも人間からしたら恐ろしい存在には変わりないと思うけどなぁ。

 しかし、僕は断るのか?これはチャンスではないのか?魔法や錬金術で治すために方々を渡り歩いたが駄目だったのだ。ここで断ればもうチャンスはない。これを受け入れることで眼が見えるようになるかもしれない。但し、定命の者ではなくなってしまうことも確か。どうすべきか...。

 しびれを切らして来たハルコンはどうやら吸血鬼の王の姿に変身したようだ。「この力が手に入るのだぞ?」と迫ってきたが盲目なので分かりませんって!もうこれが最後通牒だろう。僕は飲むと受け入れた。

 同胞団のアエラさんの腕をスコールさんが切って血を流してそれを飲むようにすると思っていたが、その考えは甘かった。ハルコンは僕の首に噛み付いてきたのだ!血液を飲ませてくれるんじゃないの!?と言おうとしたが激痛が走り僕は意識が吹き飛んでしまった。

 意識を取り戻すと僕は別の部屋に移動しているようだった。待て?どうして別の部屋だと分かるのか?暗黒しかもう見えなくなっていたが光が灯っていた。一縷の望みに縋ったが成功したようだ。僕は眼が見えるようになったのだ!こんなに嬉しいことはない!

 どうやら僕は意識を飛ばしたがうまくその血が馴染んだようだ。ハルコン卿は耐えられない者がいてもおかしくなかったと言っていた。それだけ強大だがリスクが高いというわけだろう。

 そして後から気付いた訳だけどその祠に目が止まった。なんとその祠はモラグ・バルを象った祠だったのだ!吸血鬼の神はモラグ・バルだったの!?やられた~!今頃モラグ・バルは腹を抱えて僕を笑っているに違いない。マルカルスで祠とメイスを破壊したのでその報復で僕を吸血鬼にしたのだろうか?ドーンガードに来るように書かれていた謎の手紙はモラグ・バルの手によって書かれたもので、僕は掌で踊らされていたのだろうか...。

 ハルコン卿は最初に古き血を授かった時はモラグ・バル本人からだったらしい。直接もらったからこれだけ強大なのか。

 遥か昔はハルコン卿は強大な王で領地は広く、富は際限なく、権力は無限とすら言えるものであったが限りある命の宿命には勝てなかったようだ。死から逃れるためにモラグ・バルに忠誠を誓い、無実の者を千人も生贄に捧げてしまったようだ。死から逃れるためにそこまでするとは、彼もなかなか業が深い。

 その見返りとして彼とその妻、セラーナさんは無限の命を授かったとされる。寿命さえ打ち勝ったと彼は豪語していたがそのために多くの「人間としてあるべきもの」を捨てたと見える。まぁ僕も闇の一党として任務をこなすことでそれなりに多くのものを捨てた訳だから言えた義理じゃないけどね。

 そしてハルコン卿直々に吸血鬼の王の力の使い方や吸血鬼の特性と弱点を教えてもらった。吸血魔法や死霊術、浮遊方法や近距離回避能力、地上戦や吸血のやり方や飢えの満たし方等々だ。

 しかし、この吸血鬼の王の姿はコウモリを擬人化させたような姿だなぁと思った。能力を高めることで変化できるなら調べてみようと思った。

 能力と弱点の講義が終わるとこのヴォルキハル城(この城の名前のようだ。ディムホロウ墓地のヴォルキハルとは同名なだけみたいで良かった。)にいるガラン・マレシに会って「時が満ちた」と伝えるようにと言われた。何らかの合図だろう。吸血鬼となってしまったがどうやって生きていくのかは見当もつかない。うまく生き残れるようにしよう。