スカイリム(skyrimSE) 闇の一党編 第12話 代償 | TES&fallout forever

TES&fallout forever

TESのOblivionやSkyrim、falloutのことを書きます

 急いで聖域内部に戻った。マーク&リコールの魔法ですぐに帰ってきたおかげかフェスタスさん、アーンビョルンさん、ガブリエラさん、ヴィーザラさんが無事だった。もう駄目だったのかと思っていた。本来ならば間に合わずに殺されていたかもしれない。本当に間に合って良かった。

 これだけ揃っていれば負ける気がしない。さぁ反撃だ!

 

アナザーデスインカーネット!

 聖域の皆の暗殺者としての実力を目の当たりにした。ヴィーザラさんやガブリエラさんの目にも止まらぬ剣捌き、フェスタスさんの破壊魔法の威力、アーンビョルンさんの獰猛な野獣の力、その全てがペニトゥス・オクラトゥスの精鋭達を悉く虚無に送っている。これなら聖域を守り切れるぞと思ったのも束の間、ナジルさんの声が聞こえてきた。彼と二人でペニトゥス・オクラトゥスのアークチュラスという名前のエリートを返り討ちにした。

 ナジルさんは僕が裏切り者とは思っていないようだ。少しは考えていたが今助けてもらったことでその疑念も消えたそうだ。しかし、聖域の皆を守ることが出来たが聖域自体が持ち堪えることがもう出来ないようだ。早急に脱出せねば!

 だが火の手が回って助かるかどうか怪しくなってきた時に夜母が再び僕に語り掛けた。どうやら助かるためには抱擁するしかないようだ。気が進まないが仕方がない。

 夜母を抱擁したら物凄い衝撃が走った!どうやら棺ごと吹っ飛んだようだ。その後にナジルさんとバベットがそれぞれ愚痴をこぼしながら棺を開けようとしていた。

 そして夜母がまた語り掛けてきた。アストリッドさんに会わなければいけないようだ。まだ彼女は生きているのか!姿が見えなかったのでもうやられたのかと思っていた。

 棺が開かれた。そこにはアストリッドさんを除いた聖域の皆が勢揃いしていた。無事で本当に良かった。そして僕は夜母からアストリッドさんに会わないといけないと伝えたらナジルさんも同意してすぐに向かうことになった。

 アストリッドさんは変わり果てた姿で発見された。これではもう助からないかもしれない。そして彼女は衝撃の事実を告げた。なんと彼女自身が裏切り者だったのだ。マロ指揮官に僕を引き渡せば闇の一党をそっとしておいてやるという取引を引き受けたとのことだ。かつての一党に戻したかったらしい。そのために僕や夜母を裏切り、その果てにマロ指揮官に裏切られたのだった。

 だが彼女は願った。彼女自身が黒き聖餐となることで夜母に祈りを捧げて闇の一党の窮地を救うようにしたのだ。確かのこの部屋の状態はアレティノ君の部屋にあった黒き聖餐の儀式に当てはまる。

 そして今度は僕が闇の一党を率いていく番になると彼女は指名した。そして「悲痛の短剣」と呼ばれる短剣で彼女を殺さねばならないようだ。これで儀式は成功することとなり彼女の罪も清算されることとなる。僕は初めて会った時からアストリッドさんの事を仲間だと思っていた。今までも、これからもそれは変わらない。彼女の覚悟を踏みにじらないためにもその願いを受け入れるべきだろう。

 そう思いアストリッドさんに悲痛の短剣で斬り付けた。彼女は最期に「ありがとう」と言って事切れた。彼女に虚無の安らぎがあらんことを。

 悲しみに暮れる僕は、夜母はアストリッドさんはこうなる定めだったと諭して来た。彼女が虚無の悲願で慰めを見出せればと心配していた。彼女なりにアストリッドさんを機にかけているのだろうと思った。

 次に本物の皇帝タイタス・ミード2世を仕留めるように命令された。どうやって探すのかと思ったが、その答えはアマウンド・モティエールが知っているそうだ。ホワイトランのバナードメアにいるようだ。そこで話を聞いて行動しよう。ナジルさんにもしっかり話しておかなければ。僕は聞こえし者で闇の一党のリーダーになったのだから。

 ナジルさんは聖域が壊滅状態になったことに悲観的になっていた。僕は夜母から聞いた本物のタイタス・ミード2世を仕留める事を聞いた彼は活力を取り戻し、最終作戦を最後まで完遂しようと僕に発破をかけた。

 そして、この聖域はもう使えないのでドーンスターの聖域を使おうと考えていることをナジルさんは明かした。バベットとヴィーザラさん、アーンビョルンさん、ガブリエラさん、フェスタスさんと向こうで合流するらしい。その間に成功させてこよう。彼の求めるたんまり報酬のゴールドをもらってね。

 

真のタス・ミード2世の任務のアドバイス

 アマウンド・モティエールに会うと彼は自分は聖域壊滅には関与していないと弁解して来た。本物の皇帝の死を願っているが闇の一党を敵に回すようなことはしないという。あくまでマロ指揮官の企みのようだ。それを聞いて安心した。これで集中して取り組めるというものだ。

 契約続行を彼に伝えると僥倖と喜んでいた。本物の皇帝はソリチュードの入り江に停泊しているカタリア号という名前の船にいるらしい。いつまでもいるわけではないようなのですぐに向かおう。

 カタリア号は港にではなく水路に停泊しているようなので泳いで行く他ない。そしてペニトゥス・オクラトゥスの精鋭達が乗り込んでいるので注意が必要だ。しかし、闇の一党が滅んでいると思い込んでいるようなのでいくらか警備が手薄かもしれない。それを願うばかりだ。

 マロ指揮官についてはソリチュード港で皇帝の出発の準備をしているそうだ。今この時に仕留めておかないと今度こそ滅ぼされてしまう。皇帝を仕留める前に済ませてしまおう。

 全ての話を聞き終えた僕はバナードメアを後にしてソリチュードに向かった。

 

ターゲット マロ指揮官

 夜中を狙ってソリチュード港でマロ指揮官と対面した。彼は僕を殺したはずだと思っていたら生きていたので驚きつつ、半狂乱になって襲い掛かってきた。今までのお返しとばかりに攻撃したが思いの他粘ってきた。ペニトゥス・オクラトゥスのぺ指揮官だからか息子を奪われた憎悪からか猛攻撃ばかり仕掛けてくる。

 そしてとっさの隙が出来てしまい顔面をもろに刃を受けて負傷してしまった。兜を付けていたために即死は免れたが目を傷つけたために視力を失ってしまった!万事休すと思われたがそこをルシエンさんが的確に囁き掛けてくれたおかげでマロ指揮官の位置が割れた。

 そしてこちらからも反撃してマロ指揮官を仕留めることに成功した。彼は最期に「息子を返せ...」と呟き事切れた。息子を失い、家名を汚され、最後は自身も殺されてしまう。僕は言っていいことではないがなんとも不憫なことをしてしまった。息子のガイアス・マロと共に虚無に安らぎがあらんことを。

 とりあえずの応急処置を済ませ布で目を隠した。素顔はウィンターホールド大学でしか晒していないので恐らく大丈夫だろう。今の僕の現状は闇の一党として大勢の人の命(光)を奪ってきたことによる報いなのだと思う。その果てに僕は自分の光(視力)を失うことになったのだろう。

 悪いことはしちゃいけない、それはいつか自分に帰ってくるよと昔父母から教え込まれたものだが今になって実感するとは思わなかった。これでマロ指揮官を恨むのは筋違いだし、悲観したり塞ぎ込んでも何にもならない。最終計画を実行してけじめをつけるのだ。闇の一党に関わったからにはそうすべきなのだ!報いであれ因果であれ中途半端では終わることは許されないだろう。

 そこで僕はルシエンさんに視覚を担当してもらい、対応できない時は一緒に戦ってもらうようにお願いした。彼は皇帝の暗殺を成功させて闇の一党を至高の存在へと復活させるべきだと言った。次に僕は虚無の危機に瀕しているらしい。かつて聞こえし者となった彼の弟子「アタナシア(ドロフォノス)」を思い起こさせるようだ。もう遠い昔の出来事だが彼は生前も死後も見守り続けてきたのだろう。彼の伝えし者としての能力を借りて最終計画を成就させるべきだ。

 賽は投げられたのだ!