スカイリム(skyrimSE)デイドラ・ロード編 第7話 モラグ・バル神話 VIGILANT序章 | TES&fallout forever

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 「決して注意を怠ってはいけない闇の物語」というものがある。僕の場合は確かこの出来事を境に始まっていたのだと今にして思う。

 それはモーサルでの事件を解決して闇の一党の聖域に戻る途中で物資の調達のためにマルカルスに寄った時のことだ。買い出しが終わって少しだけマルカルスを観光している時にステンダールの番人に声をかけられた。その番人はティラヌスという名前でここの家がデイドラ崇拝で利用されているらしいので手を貸して欲しいと頼んできた。

 またデイドラ関連かと面倒に思ったがこれも何かの縁だと思い協力することにした。「警戒を怠るな」と彼は警告して来た。分かっているのその場は聞き流したがこの言葉が後々重要な意味を持つとは僕は思いもしなかったのだ。

 

恐怖の館

 家の中に入ると誰もいなかった。隠れているのか出払っているのか、逃げたのかは分からないが調べる必要がある。ティラヌスさんは鍵がかかった部屋を開けて最深部に進もうとしたが突如怪現象が起き始めて彼はパニックを起こして入り口に逆戻りした。

 何とかするんじゃなかったの?気持ちは分かるけどね。こうなっては増援を呼ぶしかないか...。

 すると声が聞こえてきた。男の声だがティラヌスさんではない。恐らくデイドラの声だろう。その声は僕がティラヌスさんを殺さないと死ぬぞと脅して来た。一方でティラヌスさんの様子もおかしい。向こうも同じことを言われているのかもしれない。

 恐怖に駆られ、逃げられないと悟ったティラヌスさんはデイドラの都合のいい駒にされようとしている。何とかしなくては!何度もデイドラと渡り合ってきた経験は今こそ試されるのではないか?そうだ、今がその時だ!

 

モラグ・バルの祭壇を浄化せよ!

 僕はティラヌスさんを説得することで何とか出来ないかと思った。このデイドラを一緒に倒そうと持ち掛けたら彼は正気に戻って僕に謝罪した。そしてデイドラにここで決着をつけることを宣戦布告した。

 最深部へと向かう道中でそのデイドラは慌ててティラヌスさんを殺すように説得して来た。報酬にモラグ・バルのメイスをやろうと持ち掛けてきた。この声はデイドラ・ロードのモラグ・バルだったということか。支配や隷属、凌辱を司るとされるデイドラ・ロードの中でも邪悪とされる部類の存在だ。ここまま言いなりになっていると何をされるか分からない。ヴェルミーナの時と同じく逆らってでも切り抜けるのみ!

 最深部にてモラグ・バルの祭壇とメイスを見つけた。これを破壊しなければならない。ティラヌスさんが呪文を唱えて破壊しやすくしてくれた。僕はそれを物理的にでも魔法でも使って破壊すればいい訳だ。

 そこでなおもモラグ・バルは僕を脅して来た。破壊すると死ぬことになると。しかし、ここまで来たんだから破壊するのに躊躇はしない!

 そして近接攻撃で祭壇を破壊したら最深部が崩壊し始めた。ティラヌスさんと入り口付近まで避難しなくては。

 崩壊から逃れた後はティラヌスさんがスカイリムをより良い場所にする手助けをしてくれたことを感謝してくれた。彼は自分を見失いかけたことを謝罪し、僕無しではモラグ・バルに勝てなかったことを明かした。そしてこの栄誉は我々の物であり、僕はここで成し遂げたことを誇りに思うべきだと言ってくれた。 

 闇の一党として行動している僕にはもったいない位に眩しい言葉だ。彼との友情は長続きさせたいものだと思った。こうして僕たちはマルカルスに潜むモラグ・バルの祭壇を破壊したのだった。

 そう、この時の僕はまだ気づかなかったのだ。モラグ・バルの祭壇を破壊したことでモラグ・バルに因縁をつけられてしまったことを。ステンダールとモラグ・バルにまつわる長き物語の始まりに触れてしまったことを、それはしばらくしてから僕は知るのだった。