スカイリム(skyrimSE) 闇の一党編 第9話 孤独な道化師 | TES&fallout forever

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 ドラゴン・ブリッジに到着した。そこではマロ指揮官と息子のガイアス・マロとその恋人が出発のための別れの挨拶をしているところだった。常に警戒をするように話をしているのを聞いたので簡単にはいかないだろう。やはり予定表を手に入れて先回りすべきか。

 

ターゲット ガイアス・マロ

 人気が少なくなったのを見計らい、ペニトゥス・オクラトゥスの部屋に侵入してバレることなく予定表を手に入れた。これで行動が掴みやすくなった。うまく人目に付く所で仕留められればいいが...。

 結論から言うとガイアス・マロは隙がない強敵だった。様子を伺いながら追ったが常に警戒を怠らなかったために仕留めることが出来なかったのだ。しかし勝機は訪れた。日中であるがリフテンの正門前の街道で一人きりになったところを攻撃した。一撃では仕留められなかったが手数でせめて仕留めることに成功した。

 そして、偽の暗殺計画の手紙を忍ばせて僕はその場を後にした。虚無に安らぎがあらんことを。

 聖域に戻ってガブリエラさんに任務の達成を報告した。報酬とボーナスを両方獲得できたのは嬉しかったが、大きな問題が発生した。シセロが謀反を起こしたのだ!

 シセロは聖域内で暴れまわりヴィーザラさんが深手を負ってしまったらしい。アストリッドさんアスとりっによるとド彼女を攻撃しようとしたが失敗して逃走。それをアーンビョルンさんが激怒して追いかけて行ってしまったという話だ。

 ヴィーザラさんはバベットが万能薬を施して回復させるようだが聖域の皆を敵に回してしまったことになる。何ということだ...。

 

シセロの任務のアドバイス

 フェスタスさんは最初にシセロを歓迎したがここまでやらかすとは思っていなかったらしい。そしてよく分からないことわざ?のようなアドバイスを受けた。殺す他ないのだろうか?

  ナジルさんはシセロの狂気を予想しておけばよかったと愚痴をこぼした。今頃はアーンビョルンさんの腹の中だろうとカナンが得ているらしい。元同胞団でウェアウルフならそうだろうけどうまくいくのだろうか?

 ヴィーザラさんは深手を負ったのでその場を動けないでいた。彼はシセロを甘く見ない方がいいと言った。見た目に騙されるなとも言っていたので注意が必要だろう。本当は殺したくはないが...。

 バベットはシセロが裏切ったことに怒り心頭だった。シセロが攻撃を開始したことでもう共感出来なくなったという。冷め切った声で殺して終わりにしようと言ってきた。そうするしかないのか?

 アストリッドさんはシセロの裏切りの原因は闇の一党の在り方について彼女と意見を違えてしまい、それが拗れて暴れることになったようだ。世簿に従い、聞こえし者を尊重すること、それは古いやり方で今の聖域のやり方ではないからということらしい。そして指導者である自分を殺そうとしたことが拍車をかけているようだ。もう修復不可能かもしれない。

 彼女はウェアウルフや魔術師、永遠に10歳の吸血鬼などの変わり者を拒まず受け入れて家族にして来たという自負があるだけにシセロのことが許せないのだろう。

 気は進まないが手がかりをシセロの部屋で探すとしよう。

 部屋に行くとシセロの日記が乱雑に置かれていた。慌ただしく脱出したことの証明だろう。その日記を失敬して読んでみると彼の孤独と狂気に至る内容が綴られていた。シロディールのシェインデハルの聖域での生活や偽の聞こえし者の誕生に憤り暗殺させたこと、長き孤独に狂気に陥ったこと、アストリッドさんとの確執等々だ。その中で合言葉と思わしきフレーズと古き聖域という記述が気になったのでアストリッドさんに聞いてみるとしよう。

 ルシエンさんはこの時番人は村政な地位に当たると忠告し、夜母の知恵を崇拝するか問いかけてみるがいいと言ってきた。彼はシセロを殺すことに否定的のようだ。僕も出来るならそうしたいがどうすべきか。

 確認してみるとその聖域はドーンスターにある古い聖域らしい。100年も使われていないとか。一刻も争うので闇の一党の馬とされるシャドウメアを授けてくれるとのことだ。その足を使ってすぐに追いかけよう。

 次に細切れにして殺して虚無に送ることを所望して来た。どうしてもやらないといけないらしい。気が重いなぁ。

 ガブリエラさんはシセロの境遇に同情していた。彼の裏切りは許せないがその行動を誰が本当に責めることが出来るのかと疑問を抱いているようだ。狩れと古き習わしを軽蔑したのはこちらに非があるとも言っていた。夜母も嘆いていると呟いていた。確かにそうかもしれない。

 聖域の外の沼地でブクブクと泡立ったかと思えば漆黒の馬が現れた。この馬がシャドウメアか。どうやらルシエンさんの古き親友らしい。彼は僕が望むならシセロを殺すのを手伝うが、気虚無に乱れがあり常闇の父、シシスがそれを望んでいないらしい。これはやめろという暗示だろうか?

 急いでドーンスターの古き聖域に辿り着いた。アーンビョルンさんは腹を抑えてうずくまっていた。どうやらシセロに返り討ちにあったようだ。その分やり返したらしいが。

 しかし、その扉は合言葉でしか開かないらしい。それに関してはもう知っているので大丈夫だと彼に伝えた。動脈まで切りつけたようなので血がしっかり流れているならば追跡は容易になるだろう。気が向かないけど。

 そして合言葉「無知」を呟くことで扉は開かれた。ここまで来たら腹を決めよう。

 

ターゲット シセロ

 聖域に入るとシセロはどこからか分からないが話しかけてきた。アストリッドさんやアーンビョルンさんへの悪口を叩いたり、僕がシセロを殺すかシエロが僕を殺すかの問答はイカれていると指摘したり、トラップの内容を説明したり、僕がまだしぶとく生き残って進んでいることに文句を言ってきたりなど自分が危ないのにかなり喚き立てていた。本当に狂ってしまったのだろうか?

 そう思っていたら途端に冷静になったりして忙しいなぁと思った。彼は夜母を侮辱されたことが許せなかったことを明かした。まぁ身内を、崇拝している人物を侮辱されたら誰でも許せないよね。

 そしてまた冗談交じりの悪態を付きながら僕に語り掛けてきた。最深部に辿り着くころになると、「劇は終焉、大団円だ」と呟いてきた。どっちに転んでも後味が悪いのは僕だけか?どう大団円になるんだろうか。殺すしか方法がないのか?そう思う内にシセロがうずくまっている部屋に着いてしまった。

 僕は決断しなければならないだろう。シセロをどうするのかを...。

 

 

シセロは殺さない

 僕はシセロに狂気を治療すると宣言したが彼は取り合わない。彼は自分を殺すのは間違いと言ってきた。夜母を怒らせることは本望ではないだろうと、アストリッドさんには自分は惨たらしく殺されたと嘘をついてくれとお願いされた。聖域の皆の事を思えばここで仕留めるべきだろうけど僕はそうしない。

 彼は僕にとっては友達だし、夜母の番人なら彼を殺したら誰が夜母を守るのか?ここで仕留めることが出来るとは思うけど簡単にはいかないだろうし。何より気が向かない。

 全く自分でもこれは自分勝手だと思う。散々人を暗殺して来たのにここで自分の都合でターゲットを見逃すことにするなんてね。わがままだとは自覚しているけど彼は殺したくない。僕は何も言わず彼の話をすべて聞いた後でその場を後にした。生き延びて欲しいと願いながら...。