スカイリム(skyrimSE) 闇の一党編 第7話 見えない悪意 | TES&fallout forever

TES&fallout forever

TESのOblivionやSkyrim、falloutのことを書きます

 僕はこれからヴィットリア・ヴィキを結婚式という晴れの舞台で仕留めるというかなり悪意を感じる任務を引き受けることになった。観衆の中で決行するのでしっかりアドバイスを聞いて最適な方法で行動すべきだろう。

 

ヴィットリア・ヴィキの任務のアドバイス

 アーンビョルンさんはか弱い女性を結婚式で殺すことに嫌悪感を覚えているようだった。確かにこれは常軌を逸している。悪態交じりに足の悪い孤児を今度は殺すのかと言ってきた。元同胞団だけに義憤に駆られるのだろう。僕だって同胞団に参加している身としては義憤に駆られる思いだ。

 しかし、ここでやめては闇の一党の仕事を放棄することになる。中途半端は良くない。最後までやり遂げるまでだ。

 ヴィーザラさんは潜入は出来ても脱出の方法も考えておかねばならないとアドバイスされた。警備の事もあるのでしっかり検討すべきだろう。

 ガブリエラさんは接見の間を調査した際にバルコニーにちょっとした欄干があるとアドバイスしてくれた。遠距離から仕留めるには最適かもしれない。これも考慮しておこう。

 フェスタスさんは以前に自分も花嫁を始末した経験があるとのこと。ハネムーンの時に「あたたかく!」とターゲットに忠告したらしい。恐らく入浴時に何らかの細工で仕留めたのだろう。でも僕は対面して仕留めるのはやめとこう。警備が多いだろうし。

 バベットはこの任務を自分が受けたかったことを明かした。警備の様子を調べるだけだったのが不満らしい。結婚式の場では聖堂で執り行うことになるがバルコニーの上にある石像が老朽化していることを教えてくれた。

 それを倒すことで像が落下して花嫁を仕留めることが出来るとアドバイスされた。それが自然にバレにくいかもしれない。

 ナジルさんは皇帝の親族を結婚式で殺すことに驚愕していた。暗殺が成功したら警備兵が血を求めることになると忠告された。群衆も邪魔になるので考慮することになるだろう。

 アストリッドさんは公然な殺しになるのでブ区に任せると言った。人目を引くやり方ならどんな方法でもいいと。

 なぜ花嫁なのかと尋ねたらヴィットリア・ヴィキは現タムリエル皇帝タイタス・ミード2世の従姉妹に当たるのだそうだ。その花嫁が暗殺されると帝国軍とストームクロークの対立の末の殺人を各方面が殺気立ち皇帝が事態の収拾にスカイリムに赴くしかなくなるという段取りだ。そこで闇の一党が待ち構えて皇帝を仕留めてしまうという流れのようだ。そのために花嫁を殺すのは耐え難いが仕方ない。

 指示書によるとヴィットリア・ヴィキは「野心的」らしい。彼女の持つ会社の力と全てのコネを合わせて東帝都社を我が物にしたらしい。次に彼女の親友リストには何とメイビン・ブラックブライアやサルモールの第一特使エレンウェンとも親しいようだ。

 特にエレンウェンのパーティーには必ず参加しておりその友好関係が伺える。サルモールのスパイ疑惑があるとされており、新郎の良心がそう思い込んでいるだけかもしれないので推測の域を出ないがエレンウェンとヴィットリアがあちこちに手紙を書いているとの情報があるので当たらず師も遠からずと言ったところか。皇帝ともかなり親しいのでその意見をかなり左右する人物でもあるようだ。どこまで本当かは分からないが注意するに越したことはないだろう。

 ソリチュードに到着するとエヴェット・サンという名前のスパイス入りワインを打っている女性と出会い、東帝都社が引き留めているスパイスの積み荷を降ろしてもらうように依頼された。僕はさっそくヴィットリアにそのことを頼み込んで関税の2,000ゴールドを僕が支払ってスパイスの積み荷を降ろしてもらうように取り計らった。彼女は僕に感謝してゴールドとスパイス入りワインを2本くれた。何とか商売に支障が出なくて良かった。

 何で仕留める前にこんなことをするのかって?個人的にかなり後ろめたいからだよ...。

 仕事前に新郎のアスゲールや花嫁のアスゲールに出合って少し挨拶してみた。この装備の僕を仮装した道化師ぐらいにしか考えておらず特に嫌悪感を示すことがなかった。彼らはとても幸せそうでこれから花嫁を仕留めると思うとかなり心苦しい。特にヴィットリアは今この瞬間の幸せとこれからの未来をこっちの都合と悪意で奪うわけだから本当に申し訳ない...。

 

ターゲット ヴィットリア・ヴィキ

 僕は重苦しい気分になりながらも任務を実行した。実行方法はバベットから聞いたバルコニーの上にある老朽化した石像を落とすことだ。なぜこれにしたかというとバレる可能性が低いことと自分の手で花嫁を殺すことの重責を少しでも和らげたかったこともある。どっちにしても許されざることだが...。

 透明化のポーションを何度が服用して実行したのでバレることはなかった。そのまま退散しようとしたらヴィーザラさんが助太刀してくれた。どうやら僕の監視のために派遣されたようだ。彼は時間を稼いでくれるとのことでその言葉にありがたく甘えてすぐにソリチュードを脱出した。

 

虚無からの帰還者 ルシエン・ラシャンス!

 アストリッドさんに任務の成功を報告した。気は進まない任務でまだ気が重いけどね。彼女は闇の一党が何世紀も経験したことがない皇帝暗殺への冒険へと誘われたと話した。確かにこれはすごいことだけど失敗したら後はないから慎重にならざるを得ないと思う。

 そして報酬として闇の一党の伝説的人物を召喚する呪文を授けてくれた。その魂は死後も闇の一党を支えているらしい。敬虔な信徒なんだなぁと思った。そしてゴールドもしっかりくれた。ヴィットリアの命がゴールドに変換されたのはやはり重苦しい。しかしやってしまったことは引き返せない。最後まで進むしかない。

 ヴィットリア暗殺の成功により次の任務に入る。作戦担当はガブリエラさんになるので詳細を聞きに行かねばならない。

 そして伝説的人物であるルシエン・ラシャンスを召喚すると彼は第一声を「浄化の儀式がこの聖域に必要かもしれない」と発した。意味が分からなかったがそれは見えない悪意のカウントダウンを意味していたのを後になって僕は気付いたのだった。