盗賊ギルドの仕事も落ち着いたので以前手に入れた本を読んでみた。これは雪帷の聖域に行くときにボエシアの信者が奇襲して来た時に還いうちにして手に入れた物なのだ。
デイドラ・ロード ボエシア。この神は謀略・隠された殺人・暗殺・反逆を司るとされる。ダンマーの守護神の一柱でもあると聞いたことがある。どんな存在か興味が沸いたので祠に行って確かめてみることにした。
ボエシアの呼び声
僕は祠に赴いて司祭に話しかけてみた。司祭はボエシアに謁見するためには儀式を行わなければならない。内容は信頼された人物を生贄に捧げなければならないという。儀式用の柱に括り付けて生贄の短剣というダガーで殺すことで儀式が完了して降臨するとされるようだ。
スカイリムに来てそれなりになるが知人を殺すようなことはしたくはない。どうしようか迷ったがボエシアの教義に立ち返ってみればそんなに悩むことはなかった。権謀術数なんでもござれ、裏切り最高!が浸透しているのなら信者を捧げてもいいのではないだろうか?そんな訳で近くにいた忠実なボエシア信者を言いくるめて柱の近くに呼んで作動させ移動できないのをいいことに儀式用の短剣で殺した。
そしたらボエシアが降臨した。この神には忠誠心や崇拝心よりも反抗心や独立心を持って行動する方がいいのだろうと本を読んで理解していたのであえて逆の答えを言うことでボエシアの機嫌を損ねるようなことはしなかった。
気分を良くしたボエシアは冷酷で抜け目なく、鋭敏な戦士を募るために信者達に殺し合いを行わせたのだ。僕は殺し合いで数が減ったのを見計らって残りを始末したのだった。その姿勢を見ていたボエシアは心底満足したようだった。
前の勇者は癪に障るから殺せ!(意訳)
最後の試練としてボエシアの前の勇者を殺すことになるという。最初はしっかりその責任を果たしていたのだがその力を自らの慰みにしたとしてボエシアの怒りに触れたとのことだ。場所はナイフポイント・リッジに潜伏しているという。
もしかしたら善人なのかもしれないしまだ教義に忠実な敬虔な信者なだけかもしれない。情報が少ないからよく分からないのだ。しかしその勇者には申し訳ないがこれも仕事として受けてしまったのでやるしかないだろう。
到着すると前の勇者の配下の山賊が攻撃して来た。それぞれ返り討ちにして洞窟に入り、前の勇者と対決した。
しかし、子の勇者の装備によるものか毒の霧のようなものを発生させてじわじわと体力を削ってきたのだ。ポーションをしっかり補給して持久戦に持ち込んで勝利することが出来た。
報酬 黒檀の鎖帷子!
前の勇者から黒檀の鎖帷子を回収した。これが報酬になる。どうやらこれはアーティファクトであり、毒霧を発生させていたのはこの鎧からだったみたいだ。
装着すると再びボエシアが語り掛けてきた。この任務の達成を喜び報酬としてこの鎖帷子を送ると言ってきた。最初に逢った時にはかなり偏屈な感じだったが独立心や反骨心を持つ者を寵愛するのだろうと思った。ダンマーの故郷であるモロウウィンドは過酷な地とされていて生き残るために反逆や裏切りを教えたとされるので苛烈な教えもボエシアなりの愛なのだろう。この期待に裏切らないように心掛けねば。