イスグラモルの墓からジョルバスクルに帰る道中に怪しげな人物が立ち往生している姿を見かけた。道化姿の男性だった。道化の衣装はハイロックではよく見かけたがスカイリムでは見なかったので懐かしい気持ちとなる。困っているようなので話しかけることにした。
遅くなった埋葬
道中で憤慨しているのはシセロという名前の男性だ。彼は母親を新たな住居(地下堂)に運ぶ途中で馬車の車輪がダメになってしまい立ち往生していたようだ。ここまで困っているとさすがに気の毒だなと思ったので僕は助けることにした。
付近のロレイウス農園の主であるロレイウスに頼んで直してもらうように頼んでほしいと言ってきた。彼が頼んだところ怪しいからか断ったようだった。何とかうまくいくようにやってみますかね。
早速掛け合ってみるとロレイウスはあの怪しい道化が本当には母親の棺を運んでいるか信用ならないらしく、戦利品や武器、スクゥーマを入れているのではないかと疑っていた。面倒ごとに関わり合いたくないとのことだ。
僕は変わり者だろうと悪人じゃなければ助けるべきだと説得してくれたら彼もそうするべきだと考えを改めてくれた。不信だっただけで悪い人ではないらしい。すぐに向かうとのことだったのでシセロに吉報を伝えよう。
すぐに来てくれることを伝えるとシセロは小躍りしながら感謝してくれた。報酬も嬉しかったけど彼の明るい仕草にはこちらもほっこりした。そして彼との会話を終えて僕はその場を後にするのだった。
今にして思えばこれが「家族」との関りを持つ最初のきっかけだったとしばらく後の僕は思うのだった。