急いでアップルウォッチに帰還したが全ては遅かった...。
ルシエンさんは陰で暗躍していた裏切り者によって、裏切りの濡れ衣を被せられブラック・ハンドに処刑されてしまった...。
無念!ルシエンの死!
打ちひしがれてしまった僕の前にブラック・ハンドのリーダーであるアークエンが話しかけて来た。ルシエンさんを処刑したことにより脅威が去ったことを告げて来た。そして僕を新たな伝えし者に任命するという。嬉しい申し出だがその気になれない。
ドロフォノス「その申し出は嬉しいのですが...、その、うまく整理がつきません。」
アークエン「そうでしょう。一党のために働いていたのがルシエンの裏切りに加担していたのですから。でも貴方は操られただけなので不問とします。」
聞こえし者を僕が殺してしまったので、夜母に今後の教えを請わなければいけないという。深夜から夜3時に執り行うそうだ。裏切り者は男とあったのでアークエンではないだろう。
ルシエンさんは身の潔白を証明しようとしたが聞く耳を持たなかったようだ。このことが後々響かなければいいが。
ドロフォノス「ルシエンさんの話を少し聞くべきではなかったんでしょうか?」
アークエン「どうやら貴方は忠実な部下だったようですね。しかし、その忠誠心を利用されていただけなんですよ?」
次に話しかけたのはべリサリウス・アリウスというメンバーだ。管理職だったことで手に血を染めることが長いことがなかったようでルシエンさんの処刑で久しぶりに興奮しているようだ。
べリサリウス「いや~これは良かった!君にも見せたかったよ!」
ドロフォノス「そうでしたか...。」
その次に話しかけたのはバヌス・アローというメンバーだ。処刑した時にそれは舞踏と呼ぶにふさわしく、剣の煌めきや血しぶきに楽しさを隠しきれないと言った。
バヌス「我らの舞踏がお見せできなかったのは実に残念だよ。」
ドロフォノス「確かに...。」
最後はマシウ・ベラモントというメンバーだ。処刑後のルシエンさんの姿を詩的で美しいと言った。
マシウ「切り傷や刺し傷、実に詩的かだとは思わないかい?」
ドロフォノス「そうですね、詩的ですよ...。」
この3人の中に裏切り者がいると見て間違いがないだろう。
ルシエンさんの遺体を眺める。かつての風貌が微塵もない程に切り刻まれている...。
この無念は僕が晴らしてみせましょう...。
昇進 伝えし者!
気分を落ち着かせるためにアップルウォッチの周りを歩いた。近くには墓が立ててある。闇の一党かドラコニスの親族が立てたのだろうか。その墓を一つ一つ見ていく。
これは天罰だろうか?自分たちの金と快楽のためだけに殺人を行う闇の一党への...。一連の壊滅に動いていた裏切り者の復讐は正当性がある。このままなら間違いなく歴史から消滅してしまうだろう。
僕ならばどうする?やっぱり同じく復讐で行動するだろうか?するかもしれないと思いつつそれでも一党のみんなは嫌いにはなれない。ならば最後までどうなるか見届けるべきだろう。
そして最後に母親であるペレニアの墓標を見たら、呪詛の言葉が刻まれており、彼女の霊が襲い掛かって来た。
しかし、今攻めてくるのはタイミングが悪かったかな?反撃の隙も与えずに一撃で成仏させた。
ドロフォノス「悪いけど...今の僕は機嫌が悪くてね!!」
この復讐心には正当性はあるけども、僕は一党を守るために夜母の古代の儀式を受けるべきだろう。