今度のターゲットはブラヴィルにいるウンゴリムというボズマーだ。指令書によるとある結婚したある少女に恋をしているという。その恋を知った彼女の夫が闇の一党に依頼したようだ。気持ちは話kらなくはない、その少女の平穏のために討ち取りましょう。
しかし、この指令書は今まで以上に不可解だ。感情が乗っているというか、興奮して書いたとしか思えない。ブラヴィルの老婦人の像に祈りを捧げる住民たちに対する侮辱やウンゴリムを必ず暗殺するようにと書き綴られていた。
ジ=ガスタのように既に衛兵を買収しているようだ。これはうまくやれば暗殺しやすいかもしれない。
ウンゴリㇺを暗殺せよ!
ブラビルに赴いたらもう朝方あだったが、指令書通りにウンゴリムは老婦人の像に語り掛けているようだった。これはチャンスだ。背後から近づき一撃で暗殺した。
そしたら、覚えのある気配を感じた。これはルシエンさんが初めて僕に接触してきた日の感覚だった。しかしその感覚は警告を告げていた。血が凍るような殺気を放たれていることに気が付いたからだ。
驚愕!裏切り者の暗躍!
殺気を放っているルシエンさんは一方的に捲し立てていた。なぜこんな裏切り行為を働いたのかと...。流石にカチンときたので今まであまり感情を露わにしたことがなかっただけに自分でも捲し立てるように言い返してしまった。
ドロフォノス「それはこっちのセリフですよ!僕は指令書通りに行動したのに裏切り者扱いですか!内容的にしんどいものもあったのに全部やったんですから、逆上しないで下さいよ!大体貴方の方が裏切り者じゃないんですか!?
ブラック・ハンドの構成員を殺すように指示したりしたのは貴方じゃないんですか!?聖堂の皆を殺すように仕向けたのもバレないようにするためじゃないんですか!?」
ルシエン「なんだと!聖堂の浄化は正式な任務だぞ!しかし待てよ、今聞き捨てならないことを言ったな?指令書通りにだと?」
...いけないいけない。こんな時こそ冷静にならないと。モロウウィンドでの経験を活かせていないじゃないか、反省。
どうやらドラコニス一家の暗殺まではルシエンさんに指示書通りだったようだ。彼はまだ僕が裏切り行為を働いたと思っているようだけど、我慢して聞くべきだ。
そして驚くべきことにジ=ガスタやアルヴァル・ウヴァーニがブラック・ハンドの伝えし者であるのはもちろん、悪党であると書かれていたシャリーズやハヴィルステインも闇の一党の関係者である奪いし者、ウンゴリムはなんとトップである聞こえし者だったことが明らかになった!
この一連の暗殺任務を達成することによってルシエンさんの立場はかなり悪くなり、生き残っているブラック・ハンド野メンバーが血眼になって探しているようだ。
下手人となってしまった僕はと言うと指令書通りに動いただけなので不問だという。嬉しいような肩透かしのような気がしてならないが裏切り者の次の行動が気にかかる。
次にしなければならないのは指令書をすり替えた本物の裏切り者を突き止めて対峙しなければならない。アンヴィルの指定された場所に行って待ち伏せして捕らえ、対峙するようにと命令を受けた。
今までルシエンさんが拠点にしていたファラガット砦はもはやブラック・ハンドの監視下にあるという。今度の拠点はペレニア・ドラコニスを暗殺したアップルウォッチに身を隠すという。
もし本当にルシエンさんが裏切り者でないなら助けるべきだ。オチーヴァさん達が現在潜伏中のディープスコーン空洞の場所を教えるべきだろうか?いや、やっぱりダメだ。本心を隠している場合があってルシエンさんがやっぱり裏切り者の可能性も捨てきれない...。信じて匿いたいがここは証拠と裏切り者を特定するまで警戒すべきだろう。
最後に聞いておくべきだろうか?信じていいのかと...。
ドロフォノス「僕も貴方のことは信じたい...。でも確証がないので早急に確認してきます。本当に裏切り者でないですよね?さっきはカッとなってしまいましたが本当なら助けられるならそうしたいと思っているんです!」
ルシエン「嗚呼、奪いし者よ。今やお前だけが頼りなのだ。頼む、本当に違うのだ!シシスに誓って私は裏切ってなどいない。アンヴィルで裏切り者の確保を急ぐのだ。吉報を待っているぞ!」
そう言ってルシエンさんは新たな潜伏先であるアップルウォッチに向かった。
僕もルシエンさんの身の潔白と裏切り者と証拠を確保するためにアンヴィルに向かうのだった。