オブリビオン(Oblivion) 闇の一党編 浄化の儀式 前編 小説 | TES&fallout forever

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 アダムス・フィリダを暗殺して少ししてからオチーヴァさんがルシエンさんからの指令所を受け取ってきたようだ。ブラック・ハンド直々の指令とは鼻が高い。アサシンの僕に出来ることならなんでもやろうと思った。

 ドロフォノス「ブラックハンド直々の塗んむは今まで以上に緊張しますね。」

 オチーヴァ「でもこれはとても名誉なことよ。どうか無事にやり遂げてね、シシス万歳!」

 そして僕はファラガット砦に向かった。内部はガーディアン達の妨害があったがな難なくたどり着いた。どんな任務でもやり遂げる覚悟だったがこの時の僕はこの後に起きる脅威に何も気づかないでいたんだ。

 

昇進 奪いし者!そして運命の分かれ道!

 僕はルシエンさんから恐るべき任務を受けることを言い渡された。

 その内容はシェインデハルの聖堂の皆を皆殺しにせよというもの。誰かは分からないが裏切り者が入り込んでいて聖堂が汚染されたらしい。その裏切り者がいるであろう聖堂を一人残さずに殺すことで浄化するというものだった。

 教義に反するのではと思ったがブラック・ハンドに仕える限り、あらゆる殺戮や盗みをシシスは許して下さるだろうという。無茶苦茶な理屈と思ったが盗賊ギルドのグレイ・フォックスも同じことをしたので黙っておくことにした。

 儀式成功のために致死量の毒が含有された毒リンゴや最初に暗殺したルフィオの例を呼び出す魔法を授かったが全然気が乗らない。

 闇の一党が永き年月を生き延びてこられたのは大胆な手段を何度か講じてきたからだという。それが浄化の儀式と言うもので懐疑者や背教者を粛正するために、過去の2回実行して組織は生き延びたという。今回で3回目になるそうだ。

 教義は初めに言ったとおりに守るべきものだが時には背くことも必要になるという。臨機応変に対処するために仕方がないということだろうか?

 やるしか...ないのか...?奪いし者の昇進を受けたけど今はちっとも嬉しくなれない。

 ルシエン「どうした?やらねば一党の存続が危ぶまれるぞ。ブラック・ハンドの命令は絶対なのだ、早く行動せよ!」

 ドロフォノス「...お、仰せのままに。シシス万歳!」

 

浄化の儀式で聖堂を浄化せよ!+そして決断!

 聖堂に戻ってきた僕はどうすべきか考えあぐねていた。兄弟の皆を殺すのは正直に言ってやりたくはない。だがせねばならないのならせめて裏切り者だけを暗殺するだけにしたい。

 そこで僕は聞き込みを行うことにした。表の顔の時に培った技術であぶり出すためだ。うまくかかるといいが。

 ヴィセンテさんはどうやら違うようだ。ルシエンさんからの任務だと聞いてこれからの頑張りを祝福してくれた。裏切り者なら逃げるか返り討ちにしてくるだろう。

 ドロフォノス「ルシエンさんからの任務は特殊なので言えませんが頑張ります。」

 ヴィセンテ「でそれだけ重要ならさぞお前の能力を信頼しているのだろう。頑張れよ!」

 ゴグロンさんは自分が以前ルシエンさんから受けた特別な任務の武勇伝を語っていた。今は面白がる気分になれないけど、云うのは悪いけどこの人は単純だから裏切り者ならすぐにバレそうだから違うかな。

 ドロフォノス「じゃあ僕はこれで。」

 ゴグロン「なんだよ、もう終わりか?これからが面白い話だってのによぉ。」

 テイナアヴァさんは僕の出世を喜んでくれた。この人も違うだろう。裏切り者なら祝福はしないはずだ。うまくごまかしてるだけなのかもしれないけども。

 ドロフォノス「どうもありがとうございます。これからも精進します。」

 テイナアヴァ「出世街道まっしぐらだな!おめでとうさん。」

 テリィンドリルさんはルシエンさんからの特別な任務を受けることが出来なかったことを悔しがっていた。裏切り者ならここまでのことは言わないだろう。

 ドロフォノス「きっと次は受けられますよ。」

 テリィンドリル「でそうだといいけどね。ああ、羨ましいわ。」

 僕は個人的にダーサンが一番怪しいと思っていた。いつも話しかけても悪口ばかり言うし、無視されることが多いし良い印象はなかった。

 しかし、彼は自分から謝って来たのだ。僕のこれまでの任務を達成したことで貴重なメンバーであることを証明してみせたことで自分の過ちに気付いたようだ。仲直りして真の友達にならないかと提案して来た。

 ここまで変わるのは何かあるような気がしてならないが、経験則から言えば彼も違う。本当に心からのお詫びがしたいだけなのだ。偏見を抱いていたのは自分もだったことを恥じた。もっと早く気づいていれば...。

 ドロフォノス「僕も...、仲良くしたいと思います。任務の後でも...いいですか?」

 ダー「いいのかい!嬉しいなぁ。お前さんは優しいぜ。任務を頑張れよな友よ!」

 アントワネッタさんは特に任務のことについては言わなかったが彼女も違う。ルシエンさんを救世主と思っていると常々言っていたのでわざわざ裏切るのだろうか?

 ドロフォノス「実はルシエンさんから特別な任務を受けましてね。」

 アントワネッタ「すごいじゃない!いいなぁ~、私も早く受けてルシエンの役に立ちたいのに~!」

...残るはオチーヴァさんだけか。ここまで来たら聖堂には裏切り者はいないんじゃないかな?もしくは闇の一党を壊滅させようとしているのがその裏切り者で偽情報を流し、ルシエンさんを介して僕が手を下すことでノーリスクで事を進めるつもりなのか?それとも実際にいて命令通りに浄化しなければいけないのか?

 分からない、分からないけど、僕は...。