オブリビオン(Oblivion) 闇の一党編 犯人は誰だ? 後編 小説 | TES&fallout forever

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5人とも挨拶して信用を得よ!

 

 サミットミスト邸に入ると早速老婦人が話しかけて来た。ターゲットの一人であるブレトンのマチルド・ペティットである。僕が来たことでやっと宝探しが始められることにウキウキしているよう自己紹介を求められたので暗殺者のふりをするふりをした。

 彼女は面白いジョークだと思っているだろうけど、実際に暗殺者で嘘はついていないのから後ろめたくはない(`・ω・´)!

 マチルド「アハハ!面白いジョークね!楽しいゲームになりそう。」

 ドロフォノス「楽しくなりますよ。(殺人パーティーを僕が楽しむんですがね...)」

 次に挨拶したのはダンマーのドヴェシ・ドランだ。先にゴールドの詰まった宝箱を探していたようだ。本当はないのにね。まぁ少しの間楽しんで下さい。さらに楽しくなりますから。

 ドロフォノス「モロウウィンド出身だそうですね。最近は向こうの治安も少しは良くなって観光しやすいですよ。(帰れるとは言っていないけどね。)」

 ドヴェシ「あらそうなの?ゲームが終わったら行ってみようかしら。」

 その次は部屋で休んでいたインペリアルのプリモ・アントニウス。既に大金持ちだがこのゲームが面白そうだから参加したとのこと。いいでしょうさらに面白くしますから待っててください。

 プリモ「君もゴールドに惹かれたクチかな?実際どれくらいの額なんだろうね。僕はこのゲームが楽しめればゴールドは手に入らなくてもいいけど。」

ドロフォノス「僕は断然見つけて大金持ちになりたいですね。(ゲーム自体は僕が楽しませます。)」

 その次は飲んだくれていたノルドのネルズ。彼は過去の悲惨な出来事から反帝国感情を持っており参加者のネヴィルに嫌悪感を抱いているようだ。その葛藤も今日までではあるんだけどね。

 ネルズ「帝国軍人は悪党の集まりだ!そうだろう?一緒にいるのも嫌なんだ。」

 ドロフォノス「終わったらその苛立ちからも解放されますから。(虚無に送ることによってね...)」

 最期は元帝国軍人であるレッドガードのネヴィル。長いこと帝国軍に尽くしてきたようで帝国への忠誠心はこの5人の中では一番だろう。

 しかしモロウウィンドやソルスセイム島、ダンマーへの偏見がかなりあった。ここは我慢して暗殺の時に盛大に虚無に送るべきだろう。

 ネヴィル「元帝国軍所属だが仲良くしようじゃないか。」

 ドロフォノス「よろしくお願いします。(虚無でも仲良くやって頂くことを願いますよ...)」

 これで全員に挨拶を済ませた。これからどう始末するか...。この前手に入れたアレが役立つといいんだけど。

 

5人まとめて暗殺せよ!

 宝探しをしている中で山分けやロマンスを求める者、楽しむ者やこれが仕組まれたものではないかと疑う者も出始めた。そろそろ実行に移すべきだろう。

 暗殺に使用する物はずばり爆弾だ。一人ずつ暗殺しても疑心暗鬼に駆られるとはいえ、すぐにバレてしまうだろう。よって一辺に暗殺することにした。

 この代物は以前帝都で価格競争による事件の中で助けたソロニールが新しく帝国軍関連で爆薬を取り扱うことになったのを耳にしたからだ。僕からのお願いならと購入を許してくれたのだ。これで盛大に暗殺できるだろう。

 

 丁度いいことに彼らは晩御飯の最中だった。一度に5人全員始末できるのはありがたい。

 僕はこの爆弾をモロウウィンドからの伝統工芸の壺だと偽った。彼は不思議がることはあっても不信には思わなかったようだ。このゲームのために参加者の僕が持参したコレクションだと思ったのだろう。もしくはゴールドの宝箱の場所のことを考えていたかだ。

 スイッチを押してしばらく隠れていたら爆音がサミットミスト邸に轟いた。

 この爆弾はかなりの威力があったようで全員死んでいた。死亡の確認をした後は聖堂に帰還した。

 

報酬 夜母の祝福!

 オチーヴァさんの今回の手際の良さに感謝の言葉を示してくれた。誰にもバレなかったことでボーナスとして夜母の祝福と言う魔法を授けてくれた。これは暗殺者に必要な能力を向上させてくれるありがたいものだった。

 今回ばかりはここまで大胆に暗殺できたので踊ってしまうくらいに嬉しかった。次も頑張ろう。

 

 オチーヴァ「大胆不敵にも壺と偽って爆殺とは恐れ入るわね。このまま一党のために尽くして頂戴ね。」

 ドロフォノス「仰せのままに!このまま一党のために尽くしていきますよ。」