少しの休暇をもらった後にオチーヴァさんから契約が舞い込んだ。
内容としては、5人はスキングラードにあるサミットミスト邸でゴールドの詰まった宝箱を探すゲームに参加するという。探し終えるまで扉が開かない密室状態にして暗殺に移るようだ。
しかし、この5人を暗殺する際に誰にも正体がバレないようにしないといけないようだ。これを達成するとボーナスが付くようだがこれはかなりレベルが高い任務になるだろう。
門番は闇の一党の関係者のようで、密室に協力してくれるとのこと。これはありがたい。
この依頼人は過去に5人から虐げられたことがあるようだ。成程ね。その復讐は僕が成就させてシシスにその魂を捧げましょう!ちょうど5人だしね。夜母が5人の子供を捧げたように僕も捧げるとしましょうかね。
ドロフォノス「5人とは夜母の伝説をなぞるようで面白いですね。成功させて見せます。」
オチーヴァ「フフフ、その意気よ。でもバレたら袋叩きで殺されるから注意してね。ボーナスが無理でも全員始末すれば最悪でも任務達成になるから柔軟にやってちょうだい。」
任務の対策!
アントワネッさんはターゲットが心を許すように仕向けなければならないと言った。信用させてから暗殺するべきだという。
ドロフォノス「話はそれなりに出来ると思うのでペースに引き込みます。」
アントワネッタ「フフフ、そうね。信用させてからブシュッと斬って血を浴びなさい。ウフフ!」
テイナアヴァさんは暗殺者と役者の両方をやらないといけないから集中して行動しろと言った。相手の信用を得て味方にして使うのも手だという。
服装もそれなりのものにしなければならないとも言った。この前のボーナスが役立つそうだ。確かに使えるだろうと思ったので使用しよう。
ドロフォノス「詐欺師の一張羅はボーナスでもらったので有効活用します。」
テイナアヴァ「そうだな!その装備を活かして隙を突くんだぞ。」
ゴグロンさんは一人ずつ殺すときは強烈な一撃で殺すようにと言われた。助けを求められたらアウトだからだ。注意せねば。
ドロフォノス「バレないように注意します。」
ゴグロン「堂々とやれと言いたいが5人も相手じゃな...。気を付けて殺せよ!」
ヴィセンテさんはフードを被るのはやめように言われた。紛れ込むのに不自然だからだ。
ドロフォノス「素顔で行動します。そしてバレないように注意します。」
ヴィセンテ「そうだな。いかにも闇の一党でございというような服装は避けた方が良いだろう。」
テリィンドリルさんは気長にやる様にと言われた。予定やパターンを調べて1人の時を狙うために必要だという。またターゲットと仲良くなるために雄弁になる必要もあるという。心を許したが最期と言うわけか。
ドロフォノス「焦らずじっくりとやります。」
テリィンドリル「そうよ!焦って失敗するよりも何日かかけて確実にやることよ。」
早速サミットミスト邸に赴いた。詐欺師の一張羅を着て準備満タンだ。
門番に話しかけると情報通りに闇の一党の関係者だった。鍵を渡されて契約達成に向けて激励してくれた。頑張らないとね。
ドロフォノス「しっかり暗殺するので心配ご無用です!」
ファフニール「そりゃあ頼もしい!殺人パーティーを楽しみな!」
そして僕は屋敷に入った。誰にもバレないように暗殺することは見ていないことが条件だが、密室ではやりづらい。そこでここに来るまでにいいものを手に入れていた。それが役立つといいが...。