闇の一党の正式な加入を済ませて聖堂と赴かなければいけないがその前にやることがある。それはアズラ様の祭壇への参拝だ。モロウウィンドでお世話になってこちらに来てからまだ謁見していなかったので、タマネギ君と一緒に聖地巡礼をする予定だ。
タマネギ「え!アズラ様の祭壇に連れて行ってくれるのかい!」
アタナシア「そうだよ。まだ行ってなかったから信者の君と一緒に参拝しようかと思ってね。一緒に行くかい?」
タマネギ「もちろんだよ!嬉しいなぁ、バイアズーラ!」
アズラの祭壇へ
アズラ様。それはダンマーを守護するデイドラ・ロードであり、黄昏と夜明けを司るデイドラで、ノクターナル様の妹とされている。
ソーサ・シルの守護者とされていモーンホールドで現界したのはソーサ・シルの仇を取ったから現れていただけたのだろうか?
良きデイドラに数えられており、僕自身も大分助けてもらったから感謝の意を込めて参拝に赴くのだ。
早速ブルーマ郊外にあるアズラ様の祭壇へ訪れた。そこの信者のリーダーに謁見の許可をもらった。
メルスマリオン「おお、ネレヴァリン卿!アズラ様が今か今かと首を長くしてお待ちしておりました。捧げものは発行する塵を夜明けか夕暮れ時にお持ちください。」
タマネギ「そんな!グランドチャンピオンが有名なネレヴァリンだったなんて!どうして教えてくれなかったんだい?」
アタナシア「ここでは一人の人間として暮らしたかったからね。デイドラ・ロードは知っていてもシロディールの人々には言わないでね。その方が活動しやすいんだ。」
この方が気が楽だからね。ギルドの人やブレイズに人にも言ってない。マーティンさんにさえも...。
そして、夜明けごろに捧げものとして発行する塵を祭壇に捧げてアズラ様を召喚した。
アズラ「ようこそネレヴァリン。モロウウィンドでの戦いは苛烈を極めたでしょうが生き延びることが出来て何よりです。第六家と現人神、ハーシーン等強大な敵に打ち勝った様は生涯我々が語り継ぐでしょう。」
アタナシア「いえいえ、アズラ様のおかげで僕は今こうして生き延びております。感謝してもしきれません。」
アズラ「フフ、殊勝な心掛けは素晴らしいですね。参拝していただいて悪いのですが、貴方のお願いがあります。数々の敵を打倒した貴方に吸血鬼になってしまった私の信者たちを殺してその苦しみから解き放ってほしいのです。」
アズラ様曰く、5人の信者たちが強力な吸血鬼であるドゥラティクとその眷族との戦いで、吸血鬼の病を全員患い運命を悟り、その吸血鬼が使用した洞窟に自ら封印したという。吸血鬼になってしまったことの終わらない苦しみから救済するために殺してほしいと言われた。
なるほど、かつての信者たちの苦しみから解放するために討伐しなければならないといけないわけか。ならば自分がその任務果たして見せましょう。
その洞窟は全焼鉱山と呼ばれる。そこの扉の封印はアズラ様が解除してくれたので、行って人の信者たちお苦しみから解放しなければならない。しかし、懸念事項がある。タマネギ君をどうするかだ。彼はどうしても付いて来るようだ。
タマネギ僕も連れて行ってよ、グランドチャンピオン!荷物持ちでも明かりを灯す係でも何でもするからさ!邪魔しないって!」
アタナシア「本当に来るの?アズラ様の戦士たちだから向こうは容赦しないよ?何よりも吸血鬼だし...。」
しかし、彼はどうしても行きたいと言って聞かなかった。まぁ後方で松明を燃やしているように命令したら攻撃されることはないかな。
洞窟内部に侵入すると、かつての信者である吸血鬼たちが攻撃して来た。流石はアズラ様の信者だけあって強い!連携して攻撃してくるので後手に回ってしまい、後方でタマネギ君の悲鳴が聞こえた。
しまった!と思い足早に駆けつけてみると血痕が所々付着しているのみで遺体は見当たらなかった。生き延びたのか、それとも吸血鬼に変貌させられているのかどうかは分からないが、最深部でオークの元信者を討伐した後に探し回っても見つからなかった。
それから三日間探し続けたが見つからずに意気消沈しながら祭壇に帰還した。
祭壇に帰還すると驚いた。だって死んだはずのタマネギ君が生きてここにいたからだ。
アタナシア「無事だったのかい?でもあの時元信者の方に殺されてしまったんじゃ?」
タマネギ「う~ん...。それは僕のも分からないんだよグランドチャンピオン。確かに吸血鬼に切り殺されたと思ったんだけど、気が付いたらここにいたんだ。不思議だよね?」
これはアズラ様の加護で生き返ったのだろうか?いやでも加護なら他の信者の方々が受けていないのはおかしいし、何か他に理由があるのだろうか?しかし無事で何よりだ。安心したのでこれでアズラ様に報告が出来る。
報酬 アズラの星
アズラ「お疲れ様ですネレヴァリンよ!貴方のおかげで5人の信者たちの魂が解放されました。今までの功績と合わせて私の星を進呈いたします。活用なさい。」
アタナシア「光栄です。ありがとうございます。」
アズラの星。それは人間以外の魂を何度でも出し入れし、管理することができる秘宝である。これはアズラ様の信頼の証として大事にしようと誓った。
今日はタマネギ君と聖地巡礼が出来て良かった。彼はシェインデハルの家にしばらく住まわせて安全を確保しよう。生き返るからって何度も死なせるのは良くない。彼には日常がふさわしいんだ。
そして、闇の一党に関わるのは僕一人で十分だ。これから聖堂に向かわねば。