オブリビオン(Oblivion) 盗賊ギルド編 アーダルジの家宝 小説 | TES&fallout forever

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 ブラヴィルのスクリーヴァさんが新たな仕事先になり、単身の盗品納めに勤しんでいたある日に特別な仕事の依頼が舞い込んできた。

 

家宝を探して!

スクリーヴァ「最近はメキメキと実力をつけたみたいだね、クレプティス。そんなあんたに依頼だ。未亡人のアーダルジの指輪を探すことだ。」

クレプティス「分かりました。吉報を期待していてください。」

 そして僕は、レーヤウィンで乞食からアーダルジの家を探して依頼を確認するのだった。

 アーダルジさんに確認してみると盗んだ人物はアルゴニアンのアミューゼイらしい。もしかして盗賊ギルドの加入コンテストの時にいた彼の事だろうか?

アーダルジ「本当にどうしようもないね、トカゲ野郎ってのは!いっその事殺してくれないかねぇ。」

クレプティス「盗賊ギルドでは殺しはご法度なんで無理ですよ...」

アーダルジ「フン!バカバカしい!殺しが無理なら懲らしめておくれよ!」

 どうやらアーダルジさんはアルゴニアン差別主義者らしい。何とか宥めつつアミューゼイの居場所を乞食から聞き出して会いに行くのだった。

 

指輪の本当の持ち主は...

 レーヤウィン上に赴いた僕は看守にモロウィンド流挨拶(賄賂)を行い、アミューゼイに会った。彼はかなり不貞腐れていた。

アミューゼイ「何だぁ?偽名野郎じゃないかよ。お前の出しゃばりのおかげで野良盗賊になっちまった俺を笑いに来たのかよ?」

クレプティス「まさか。アーダルジさんの指輪について聞きに来ただけだよ。」

 簡単には教えてくれないらしい。どうしたものか。ゴールドは塀の中では役に立たないし、看守や城主が無文を画した僕を信用してくれるものかどうか...そうだ!盗賊らしくロックピックを渡せばいいんじゃないだろうか。僕はそう思いロックピックを条件に情報を聞き出すことにした。

 ロックピックを渡して指輪について聞きに来た僕はアミューゼイから驚くべきことを聞いた。

 アーダルジさんの指輪はそもそもレーヤウィンの伯爵夫人の物だったのだ!その指輪を伯爵夫人に買い取ってもらおうとしたら、窃盗犯として逮捕されたらしい。

 僕はアミューゼイの脱走の成功を祈りつつ、乞食から情報収集を行い、伯爵夫人の侍女のヒリダラがスケジュール管理をしていることを突き止めた。早速彼女に確認を取ると、秘密の通路が場内にあり、伯爵夫人はアルゴニアンの囚人を拷問しているらしい。

 恐ろしい二面性に驚愕しつつ、指輪を外す時間を聞き出した。入浴時と就寝時とのことだ。真夜中に盗み出そう。盗賊らしく。

 

指輪を盗め!

 真夜中になり、警備が手薄になったのを見計らい侵入。秘密の通路を見つけつつ行動していたら拷問部屋に到着。

 本当にやっていたみたいだ...大丈夫かな伯爵夫人。バレたら立場やばくない?

 シャドウスケイルに狙われないか心配だよ?

 そんなこんなで伯爵の部屋に到着。しっかり寝ているので注意しつつ、指輪の入った宝石箱を開けて回収完了。そそくさと城を脱出した。

 

昇進 プロウラー(こそ泥)

 アーダルジさんに指輪を返したら、とても喜んでいた。アミューゼイには思いつく限りの罵詈雑言を呟きつつ、自分たちに良くしてくれる盗賊ギルドに感謝していた。色々言いたいことはあるけどもうまくいったので良しとしよう。

 ブラヴィルに戻り、スクリーヴァさんに報告したら、任務達成を喜びつつ僕をプロウラー(こそ泥)に昇進させてくれた。

何というか英雄の資質はあるとは言われたことはあるけど、僕には悪人の資質もあるのかもしれないとこの時思った。