オブリビオン(Oblivion) デイドラクエスト マラキャス編 小説 | TES&fallout forever

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 これはアンヴィル滞在時の出来事だ。

 僕は港で幽霊船の事件を解決して、アンヴィルの外を散策していた。その時にオークばかりで巡礼している祭壇を見つけた。

 

マラキャスの祭壇へ

 オークばかりが崇拝するのはあのデイドラ・ロードしかない。オークの守護神にして拒絶されし者、追放されし者の後見人であるマラキャスだ。そして、他のデイドラと仲が悪く、デイドラ殺しの武器も作っているのだとか。そのせいでダンマーからは悪しきデイドラとして「災いの徒党」の中に組み込まれているわけだけども。

 これも見識を深めるため。謁見を賜らせてもらおう。

アタナシア「マラキャス様に謁見は出来ますか?」

ショボブ「オークではないのにマラキャス様に謁見したいと言うのか?しかもモロウウィンド暮らしの長いやつに謁見などと...まぁマラキャス様の怒りを買ってどうなっても知ったこっちゃないがな。どうしても謁見するならばトロールの脂肪を捧げるのだ。」

 それなら既に持っている。洞窟をそれなりに探索したからトロールを退治する機会は多かったから持っていたんだ。早速謁見しよう。

 オーガの所有権(人権)は我のもの

マラキャス「オークの巡礼者ではなく、ダンマーの英雄にしてアズラの腰巾着のネレヴァリンか。モロウウィンド暮らしが長いからその偏見で嫌がらせにでも来たのか?」

アタナシア「いえいえ、見識を深めに来たのでそんなつもりはありませんよ。」

マラキャス「フン!そういうことにしておいてやる。見識を深めたいならばぜひやってもらいたいことがある。囚われの身になっているオーガ達を解放するのだ。」

 オーガを?

 詳しい話を聞いてみれば、ドラッド卿というダンマーがオーガを奴隷にして鉱山でこき使っているらしい。その鉱山はオーク達を騙して二束三文で買ったそうな。それに怒ったマラキャスはオーガを解放させて思い知らせようと考えているということだ。

 早速行って解放してこよう。

虐げられたものたちの反逆

 ドラッド卿に会ってみると、常識はあるみたいだけどオークやオーガに偏見があるみたいだ。オーガは危ないから仕方ないにしても、オークは話が通じる相手なんだけどなぁ。根付いた価値観や思想はなかなか変えられないからそういうものなんだろうけども。

 まぁ鍵を渡してくれそうにもないし、隠密で行きますかねぇ。

 警備員の監視をかいくぐり、オーガ達の牢屋を発見。開錠は難しい部類だったけども不壊のピックで開けた。

 するとオーガ達はナミラ信者である忘れられし者たちの様に解放されたとたんに暴れだして警備員を襲い始めた。

警備員「ギャー!助けてくれー!」

オーガ「ウォーォ、ウォーォ!」

 全部の檻ラキャスにとって可愛くてしょうがない存在なんだろう。それが虐げられるのはあってはならない。愛情故に過激なんだろうと感じた。

 外に出たら荘園はオーガ達が支配していた。ドラッド卿夫妻は逆に奴隷にされており、身ぐるみを剝がされて畑作業に従事させられてしまうのだった。

 

報酬 ヴォレンドラング

 祭壇へ帰還したら、マラキャスは上機嫌で話してきた。

マラキャス「よくやってくれたな。あの蛆虫どもにふさわしい末路だった。これからドラッドは泥を食うのだ!ウワッハッハッハー!」

アタナシア「まぁ何とかなって良かったです。夫人まで同じ目に遭わせるにはやりすぎな気がしないでもないけど...(ボソッ)」

 マラキャス「あん?何か言ったのか?まぁ良い。褒美としてヴォレンドラングを授ける。ダンマーの英雄よ、これからも我が小さな兄弟ともよろしく頼むぞ!」

 ヴォレンドラング。ハンマーフェルの由来にもなったドゥーマーのある一族が作り出した巨大な戦鎚といわれる秘宝だ。こんなものを所持していたとは、マラキャス恐るべし。

 今回はマラキャスの見識を深めることが出来て良かった。そして僕は帰路に就くのだった。