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小説以外ではこれかな?ダウン




忙殺されたワーママ生活の3月を乗り越えました。

1ヶ月ぶりの更新ですオエー

(4月から娘は保育園を転園(そのうち記事にしますね)。直前に夫と娘がインフルになったり…激動の1ヶ月でした泣き笑いもはや記憶なし!)


 


最近、進路模索中ですオエー(急な悩み相談)


育休という名目の休職中に"介護"に出会った私は、それに関係する職業に興味を持ち始めました。

介護職ではないのですが、何か違う形でダブルケアラーや若者ケアラーに関わる仕事ってないのかな。

そんなことを日々考えながら過ごしていました昇天




ただ、今の仕事が3月に最繁忙期を迎え、娘が寝てから帰ることも何度も泣き笑い(夫さんも娘も本当にがんばった。)


時短で働いているはずなのに、所属部署だけたまたま人手不足

なんなら産休前の2倍近くの担当業務

そして、通勤は片道1.5時間



ね。そうすると、ここで働く意味に疑問を持ち始めるわけで。


そしてもはや親友にもなりつつあるママ友に「ねぇ、遠すぎるよ。辛くなったらいつでも連絡して(うちの会社で働いて)」と言われるのです泣き笑い

「最近アキさんに向いてる部署どこかなって考えてる」と先日も言われました飛び出すハート

ありがたい限りです目がハート




だがしかし、今の職場には不満があるわけでもなくやりがいもある。

そして、何より、今の職場は離職率が著しく低い。本当に引くレベルで低いびっくりマーク



私が働き始めて10年以上のうちに30人は入社(新卒も中途も)したけど、退社したのは

クローバー定年退職のおじさん、おばさん(言い方)

クローバー地方に嫁いだ後輩ちゃん1人

クローバー体調不良のおじさん数人

のみ!自己都合の退社(いわゆる転職とか)がいない!


どう見ても優秀な経歴の中途社員が転職していかないってことは、よっぽど居心地がいい恵まれた職場なんだろうな、と思い知らされる。

私は新卒から働いてるので他社と比較できないけど…



ただ、もう10年以上経ってるし「言いたいこと言ってみよ」と思い、今年に入って提出した異動希望用紙にこう書きました。

そして、人事と面談の場でもこの話をしました。



鉛筆時短が3歳までしか取れないのは、周り(数々の友人たち)を見ると今どきでは短い方です。

→6歳がスタンダード。10,12歳までなんていう職場もあります。


鉛筆自宅が遠いので、このままでは娘の学びの選択肢の幅が必然と狭まってしまいます。

→本当は幼稚園受験したかったけど、預かり保育時間を考えると到底無理そう。


鉛筆自宅が遠いのは引っ越せば解決しますが、まず遺品整理からしないと。二世帯リフォームしたばかりだし。

→単なる育休ではなく介護休職だったので、色々想定外のまま復職しました。


鉛筆時短3歳まででいままでの先輩方が働いていた、ということももちろん理解できます(なので制度を絶対変えてほしいという強い主張ではありません)。

→そもそも職場環境が合わなきゃ、働く人が職場を変えればいいじゃん、という考えです。


鉛筆育児だけではなく、期間の終わりがよめない介護にぶち当たった社員のために、ケアラーへの支援も考えられないでしょうか。私は介護経験者の話を聞く機会が欲しかったです。

→部課長の年齢ではなく、比較的まだ若手(?)の私が言うからこそ、真剣に耳を傾けてほしいと思いました。




アキさんの転職は本当に困るから。

若手(?)筆頭だから、私が抜けたら続々と離職が続く恐れあるから。

と止められました泣き笑いそう言ってもらえるのはありがたいんですがね…




そんなことを思って悶々としていたら、私的良書に出会いました。



 


最初は図書館で借りたけど、買ったよね泣き笑い





あまりに心を動かされて。

「そうそうそれ!」と共感することがたくさんあって。

今後も会社で働いていくのであれば知っておきたいことも書かれていて。

人事課長(飲み仲間)に「私の転職を止めるなら、これ読んでみてください」ってすすめました泣き笑い!!!


ケアラーだけでなく、人事担当の方、管理職の方、いまはまだ関係ないと思ってる若い方、にもぜひ読んでみてほしいです。


 




以下、共感した部分をメモ鉛筆

他にもあるけど、それはぜひこの本を手に取ってみてください。



「育児と介護は比較できるものではないけれど、介護の方が絶対に大変です。終わりがいつか見えないから。そして、(わたしの年齢だと特に)経験談を聞く機会がなかった から」

職場の労働組合にそんな話をした私ですが、同じこと書いてありました。

仕事との両立において「育児も、介護も、同じようなもの」という誤解がとても多いということです。

実際に介護を経験すれば明らかなのですが、これは、完全に間違いです。

育児と介護は似ているどころか、むしろ正反対とも言えるほど、異なっています。


①情報が足りない

②考える時間が足りない

③職場に相談できるネットワークがない




亡くなる前日に介護認定調査を受けた母は、この5%に入っていますね。

つい先日「みんなに迷惑かけないようにピンピンコロリと行こうと思ってるからさ」と言っていた義父に対して、(心の中で)鼻で笑ったのは私です立ち上がる「そんなの誰でもそれを望んでるわ」

両親同時に介護が必要になるケースも多数あり、その場合は(略)2000万円以上の準備が必要になると考えられます。

ピンピンコロリと、介護を必要とせずに亡くなる人(急死)は、全体の5%程度にすぎません。




「自分が仕事続けるために、俺を家から追い出すのか!」と私に怒鳴った父は、真逆ですね。もちろん認知症なので言ったことすら瞬間に忘れてしまいますが。

そんな言葉を浴びたケアラーは「私のせいで親を追い出してしまった」と自分を責めるわけで…仲がよい親子であればあるほどそれは強くなると思います(私のように)。

より現代的な「親孝行」を考えるとするなら「自分が親だったら、自分の子どもに本当にしてもらいたいことをする」ということになるかと思います。




これ、わたしひらめき

ケアマネ、看護師、保健師、、、色んな人に言われた言葉がこれ。あのとき多くの人にそう言ってもらえなければ、絶対に親を優先してました。気づかせてくれたことに感謝です。

小さな子どもを育てながら、同時に、親の介護も行うことを、特にダブルケアと言います。ダブルケアの専門家たちが伝えているのは、いざ、本当にどうにもならない状況となった場合は、子どものケアを優先させるという原則です。




いまだに、ケアマネさんに足を向けて寝られません。

私と家族を救ってくださってありがとうございました。

ある介護の研究を行う研究者によれば「介護とは、家族と介護サービスのプロによるチーム戦」とのことです。




「1日も早くデイ始めてもらえませんか?」「助けてください」母が緊急入院した翌日に、ほぼ一睡もしてない状態で泣きながらベッドの上でケアマネさんに電話したのは、これですね。

パフォーマンスを落とさずにビジネスケアラーとしてやっていくには、知らない誰かに「助けてください」と伝え、恥をかくことがどうしても必要です。格好をつけている余裕はないと認識しましょう。




"自立"という言葉の説明で、ここまで腑に落ちることって今までなかったなぁ。

自立とは、依存先を増やしていくことであると理解すれば「介護とは自立支援である」という定義もスッと頭に入ってくるはずです。

実際に、優れた介護においては、要介護者は、この人がいないと死んでしまうという状態、すなわち特定の人への過度な依存が上手に避けられています。



続きはぜひ手に取ってみてくださいねニコニコ

長文失礼しました。