初めて足を踏み入れた老健の印象は"無機質"でした。

1階フロアしかみていないけれど、活気はなく、静かでした。 


生まれてからずっと自由奔放の人生を送ってきた父を施設に入れる。

難易度が高いことは予想していたのでスタッフさんにも色々聞いたけど…

結果的には、想像の斜め上をいくレベルの入所拒否となります泣き笑い

 

 

 

   

 

 

 

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老健、やっぱり遠い。

 

案の定、診療情報提供書は間に合わず、その他の書類を持って行くことにした。

 

「高速使っても20分しか変わらなそうだから、下道で行こう」と言った夫。

 

 

 

 

え、朝10時に施設で面談ってことは…

「余裕持って8時出発にしよう」

 

育休中の8時出発驚き

それまでにデイに行く父も起こして真顔

娘に授乳もしてミルク

 

ひぇー、ハードル高い…昇天

(復職した今ではもう電車乗ってる時間なんだけどさ…あのときの私には辛かった泣き笑い)

 

 

ケアマネOさんには事前に連絡をして、

「父は起こしておくのでなるべく早くデイのお迎えに来て欲しいこと」

「鍵は玄関においておくし、父も鍵は締められるのでサポートをお願いしたいこと」

をお願いした。

 

そして父には「お母さんの手続関連でどうしても早く出かけないといけない」と数日前から説明しておくことに。

「全然大丈夫だよ~僕のことは気にしないで~」といつもののらりくらりな調子。

 

当日も父のバッグの中身をチェックして、鍵の場所や朝ご飯のメモを書いてから起こして、「もう出ちゃうからね」と同じ説明をして、予定どおりに出発車

 

 

道中は、娘をお気に入りのおもちゃであやし、飽きて泣き出したらスマホでEテレを流し、ハイハイン(乳児のおやつ)を食べさせ、、、

 

車窓から地元ではない土地の風景を眺めながら「こんな風に3人で遠出のお出かけ全然できてないな」と気がついて、「普通なら育休だからこそ平日に出かけたりするんだよな」と思っていた。

 

 

 

 

 

片道約2時間あれやこれやをしてどうにか持たせて9:50に到着…

え、ぎりぎりじゃん泣き笑い

 

着いた時点で結構疲労困憊だった私でした←

 

 

 

担当のHさんとご対面

 

何度もお電話でやりとりしていた事務スタッフHさんと対面。

声で思っていた通り、私より年下。

若いのにテキパキしっかりしている。

 

応接室に通していただき、夫→娘→私の並びでソファ座り、私はひたすら書類記入鉛筆

 

 

娘(このとき生後9ヶ月)は隣でピョンピョン跳び跳ねたり。

つたい歩きでソファの上を行ったり来たり。

記入しているペンを取ろうとしたり。

チラシをぐしゃぐしゃにしようとしたり。歩く

まぁ忙しいこと昇天

 

そうだよね。2時間もチャイルドシートにしばられてたら飽きるよね…と思いつつ、「一人で来なくてよかったぁ真顔と心底思っていた泣き笑い

 

 

 

Hさんに、老健とは何なのか、施設の説明してもらい、こちらからもいくつか質問。

 

「入居拒否の家族を連れてくるときって、みなさんどうされていますか?」

→「病院に行くよ」と言って連れてくる方もいらっしゃれば、散歩だと言われてくる方もいますね(笑)

 

「無理矢理は連れていけないですよね?」

→ご本人が嫌がる状態のまま入所は難しいですが、入所フロアに移動した後は比較的落ち着かれる方が多いです。

 拒否する方には初日は何度も説得しますが、1晩お過ごしいただければそのまま入所できる方が多いですね。

 

「あまりの入居拒否で入れないことってありますか?」

→スタッフが繰り返しお話しすることで納得されるのか、諦めるのか…私が知る限り、本当に拒否で入居できなかった方はほぼいませんね。

その"ほぼいない"に父が入ることになるとは昇天(後日談)




その日の私のメモにはこんなことが書かれていた。

 

 

この時期はまだコロナ禍。

面会は「施設1階の待ち合いブースで部屋とタブレットでLINE電話でつなぐ」という形。時間は最大15分。

 

面会来るのに片道1.5時間。そこで短時間のオンライン面会して、また片道1.5時間。

…来れたとしても月イチくらいだな。

どうせオンラインなら家でオンラインしてくれたらいいのに知らんぷりというのが正直な気持ちでした泣き笑い

 

 


今となっては「メモの内容が能天気だな」と激しく思う。

 

一時帰宅?

施設の転居?

面会?

ははは、まずそんなにスムーズに入居できないのだよニコニコ

とあのときの私に声をかけてあげたい真顔凝視昇天ネガティブ魂が抜けるオエー

 

 


施設滞在はトータルで1.5時間ちょっとだったと思う。

最後にHさんに「私も2歳の娘がいるんです。今日の娘さんを見て、こんな時があったんだなぁと思いだしました」と言われて衝撃。

なんと!的確なお仕事をされる素敵なワーママだこと!!!ひらめき飛び出すハート

 

診療情報提供書ができ次第ご連絡することをお約束し、その日は退散した。

 

 

 

念願の!キッズパークへ!!!

 

インスタで以前から見ていた充実したキッズパーク。

なにせ片道約2時間なのでご縁はないと思っていたが、これが父の施設の近くだということに気がついていたひらめき

 

わざわざ来たんだもん。行くよね~ニコニコ爆笑

ということで、施設を出た瞬間「さっ、モモ!これから遊びに行くよ!」と、施設から車を走らせる(運転してるのは夫。ゴールドペーパーアキ泣き笑い)こと5分(近すぎる)車

 

まだはいはいとつたい歩きで、1人で歩くにはほど遠い生後9ヶ月。

フードコートで離乳食を食べさせて、おむつを替えて、いざびっくりマーク

 


1.5時間めーいっぱい遊び倒して、娘は本当に楽しそうだった。

髪の毛ぼさぼさじゃんニコニコ




 

 

3週間前に母が亡くなったばかり。

父は今ごろデイ。

アル中で手に追えず、片道2時間の施設に入れようとしている。

娘は目の前ではしゃいでる。

 

私は、何してるんだろう?

 

目の前ではしゃぐ娘を見ながら、ぼーっとそんなことを考えていたけれど…

娘はたくさん体を動かしたおかげで、帰路は家に着くまでずーっと爆睡してくれた泣き笑い

父がデイから帰るまでに帰宅もできて、めでたしめでたしおやすみ(?)

 

 

  

 

 

 

私の経験談が、プレジデントオンラインに掲載されました。

 

このもしゅだきではまだ更新されていない、母の亡くなったあとの父のことも触れています。

 

「もしゅだきの更新が遅すぎるから待てない」

「いままでの経緯をざっと知りたい」

そんな方におすすめです合格

 

介護に携わる方、育児に翻弄されている方たちにとって、少しでもお役に立てますようににっこり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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