母の退院予定の翌日は誕生日。
母は診察室を出て「誕生日は家で過ごせるかなぁ」とボソッと言いました。
「来年は家族で過ごせないかも」という気持ちが伝わりました。
そんなこと望んでいない、よくなると信じたいけれど。
なんとなく私もそんな気がしてしまったのです。
抗がん剤4クール目をするはずだった母が、内視鏡手術をしたあと母の黄疸は落ち着いた。
母の今後の治療方針を変えるとのことで、主治医との面談(診察)の日。
・今までの抗がん剤では肝臓への負担が大きすぎた。
・【免疫×免疫】の新薬の治療に切り替える。
・新薬治療は日帰りで受けられるので、入院する必要はないが、初回だけ副作用などを見るために1週間程度入院してほしい。
そんな内容だった気がする。
エスカレーターでさえ乗るのによろよろ、立ったり座ったりがしんどそうな母に付き添っていた私。
これを聞いて後ろから「え、入院しなくていいんですか」と思わず言ってしまった。
母が家にいてくれるだけで我が家が明るくなる嬉しさと同時に、
母に治療に専念してゆっくり休んでもらうために「父の通所をどうにかしてスタートせねば」と思ったのだ。
そして続けて「1つお伺いしてもよろしいでしょうか。今までの抗がん剤は効かなかったということですか?」と尋ねた。
すると医師は「お母さんには合わなかったということだね。次は新しい免疫のお薬で様子を見ていくよ。順番に今の腫瘍に合うものを探していく」と言った。
「効かない」と「合わない」。
薬が効かないというのは薬が悪になってしまうが、
効く人もいる薬だが、母の症状には合わなかった、ということか。
でもそれって、つまり母には効かなかったんだよね?
と思ったが口をつぐんだ。日本語の問題だね…難しい。
そんなこんなで、翌日からまた1週間の入院になった。
免疫力を強く、あげる薬。
母に少しでも効いて、腫瘍に打ち勝つ免疫を!!
願わずにはいられなかった。
そしてその日、一旦母を送るために帰宅してから、夫と留守番してくれていた娘を連れて出かけた。
行先は、家から徒歩10分ほどの場所。「一時預かり保育施設」だ
ママ友が「これを利用して美容院に行った!」「ランチしてきた!」と聞いて、「父や母に何かあったときに使えるのでは?」と思ったのだ。
・自宅保育している乳幼児の利用が可。
・1時間数百円で預けられる(格安!!)。
・9時~18時まで、事前予約制。
・保育園と違って、買い物や美容院などの保護者のリフレッシュの用件でも利用できる。
ただ…
・授乳用のミルクは、授乳回数分の哺乳瓶を持参。
・持ち物全てに記名する。
・離乳食はレンジと冷蔵庫で提供できるものを持ち込む。
というのがどうしてもネックになり(面倒くさがり)、私は結局利用せずに保育園入園を迎えてしまった。
が、孤独に自宅で保育しなくて済むお助けサービスとして、うまく利用できたらとてもいいと思った
保育園に入園した今となっては、記名のハードルはグンと下がったが…。
これらのおかげです
父の施設入所時にも大活躍!洗濯機も乾燥機もOK!
おむつ以外使い道も!インク内蔵で楽
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