介護を受ける人(父)にとって何がいいのか。
介護を受けさせたい人(私)にとって何がいいのか。
サービスを受けることに対する拒否が強い元気な場合こそ、悩みます。
母が抗がん剤4クール目で入院した7月上旬は、私は保活の園見学ピーク。
1日に2園行ったり、毎日行ったり。
抱っこひもで娘を連れて片道20分以上を歩いていった雨の日、重いし雨だし汗だくで辛かった。。。
夫は、職場に特別に認められたテレワーク(という名の父の在宅介護=見張り)、
父は、ただぼーっと天井を見つめて寝転がっているか、たまに家の外回りの掃除に出て、夕方になると母の面会に行くと言い出し…
といういつもの日々を過ごしつつ。
娘がひいた鼻風邪が私と夫にうつり、567ではないかと疑うレベルに私だけ重症化し…
なんてこともあったうちに、7月下旬に。
抗がん剤5クール目で入院した翌日、母からLINEがきた。
キミエ『肝臓の数値が悪いから、内視鏡手術するって』
アキ『え??手術?!』
キミエ『今の数値だと抗がん剤できないらしい』
アキ『手術、今日するの?』
キミエ『来週みたい』
アキ『そっか。入院長引いちゃうね~。がんばってね』
もともと肝臓に負担がかかる抗がん剤の種類だというのは聞いていた。
しかし、、、、手術…???
母には質問攻めにするのも負担かなと思い詳しく聞かなかったが、何となーく、嫌な予感がした私がとった行動は。。。
父の介護保険の結果を踏まえて、どのようなサービスが受けられるのかを聞いてみたくなり、地域包括支援センターに電話した。
↑思ったら即行動。そして、今思えばこのタイミングがグッジョブだったと思う。
以前面談していただいたFさんがいらっしゃって「要介護1だった父にどのようなサービスが合いそうなのか教えてほしい」と伝えたが、なんだか長くなりそうだったので直接伺うことにした(家から徒歩5分!)。
Fさんはまず、雑談を兼ねて最近の状況を聞き取りしてくださり。
そののち、以前お話しした父の性格や介護状態や我が家の状況的には「【看護小規模多機能型居宅介護(看多機)】がいいのでは?」とご提案くださった。
そのときは「かんた、、、き・・・????(ん?どこで切るのが正解?)」というレベルの私でしたが(笑)
簡単に【看多機】とは
・通所(デイサービス)
・宿泊(ショートステイ)
・訪問看護
・訪問介護
を全て同じスタッフが行ってくれる施設。
例えばよくあるデイサービスの施設は、"「運動」などのレクリエーションが得意"、"「食事」がおいしい"など各施設に特色があり、もちろん施設の数も豊富だ。
ただ、やはり入浴や食事に介護が必要な人が利用することが多いとのことで、食事も排泄も入浴も自立して生活できている父にとっては、行くメリットが少ないので、ただでさえ介護拒否がある父には行くきっかけがつかみにくいだろう、とのことだった。
父の好みに合う施設を細かく探すのが大変、というのもある。
・父の在宅介護(というか相手)していた母がステージ4で抗がん剤治療中
・二世帯同居している娘は0歳育児中、来春には復職予定
の我が家にとって、父が【看多機】を利用することで…
「通所」 → 日中父が家をあけることで、私が育児や家事に集中できる。
「宿泊」 → 母に何かあったときに、夜間の父を預かってもらうことができる。
「訪問介護」 → 急に父の認知症の症状が進んだときに、家で介護もしてもらえる。
というメリットがあると説明された。
「え、とてもいい感じじゃん!!!」
(父が行ってくれるかは置いておいてね…)
しかも、徒歩10分圏内で家からとても近い場所にある!
何かあってもすぐお願いできるし、すぐ帰ってきてもらうこともできる。
ただ【看多機】のデメリットは、、、
・ここのサービスを受けている間は、他のデイサービス施設などを利用することができない。
前述したよくあるデイサービス施設などを利用する方の中には「月曜日はA施設、火曜日はB施設…」といくつか組み合わせる方もいるらしい。
「ふーん、、、うちの父には難易度高いな(行かせるのも難しいのに、曜日によって行く先が変わるのは理解がついていかないだろう)」という感想。
・月額で利用料が決まっている。しかも少しお高め。
デイサービスは1回いくら、という設定がほとんどなので、1度も行かないのに月額とられてしまうのは損になってしまう場合もあるとのこと。
「申し込んでも1度も行かない…父の場合ありえる(苦笑)」と思ったが「それならそれで仕方ないか…」とも思った。
この日は、ひとまずこの【看多機】の資料をいただき、よく考えてみることにした。
が、保活とは違って、特色のあるデイサービスを調べて選ぶ労力も時間もない。
「もし父が利用するとしたら【看多機】にしよう」と、ほぼほぼ私の心は決まった。
この日は夫が出勤だったので、ベビーカーに娘(この時点で生後6ヶ月)を乗せて連れて行ったが、後半盛大にぐずりだしてしまい、授乳しながらの面談となった。
Fさんは「可愛いね~懐かしいわ~うちの子どももこんなときがあったなんて」と優しく受け入れてくださってありがたかったのですが…
やっぱりダブルケアはしんどいよ・・・!!!
そして後日、入院9日目に母の内視鏡手術が決まり、その日は奇しくも父の認知症外来の診察の日だった(もちろん私が付き添い)。
いいねで応援していただけると励みになりますフォローもぜひ
初めましての方、ご訪問ありがとうございます
ぜひこちらの記事で、ご挨拶させてください!