インコのおとちゃん | 『認知症(かもしれない人)の生き方』

『認知症(かもしれない人)の生き方』

2020年秋に健忘型MCIと診断されました。
2022年夏に別のクリニックでMCIではないと言われます。
多分その間にいるのかな。

うちの子ではないけど、遠くから見守って来たコザクラインコのおとちゃんという子がいます。

 

飼い主さんが写真家で、八重洲ブックセンターに展示会のポスターが貼ってあるのを見つけて

うちの子と同じ羽根色だったので「わぁ」と思って展示会に行きました。

 

あれは何年前だろう。

写真集は2014年5月12日初版となっています。

 

小鳥って小さくてすばしっこいから写真に撮りづらいんです。

 

村東さんのおとちゃんの写真集を見ると、あんなのも、こんなのも、あーそうそうと共感できる仕草がバッチリ可愛く写っています。

それから親戚のような気持ちが芽生え、おとちゃんのブログやイベントを見守るようになりました。

 

 

 
下の写真はぼやけていますが、村東さんが写真集にサインをしてくださって、うちの子の名前とコザクラインコ2羽のイラストを添えて下さった内表紙の部分です。

 

家に持ち帰ってうちの子に自慢しながら見せたら、たちまち帯の部分をガブガブっと噛まれて穴が開いてしまいました。

それも思い出です。

 

今はうちの子も12歳で、写真集の上でお利口にしていることもできるようになりました。

 

 

 
おとちゃんは17歳だそうです。
そして先月5月15日に虹の橋を渡って行ったそうです。
 
うちの子と一緒におとちゃんの写真を一枚一枚見ました。
羽根の柔らかさと体温の温もりを慈み、命が震えているのを尊く感じながら写真集のページをめくっています。