記憶が抜け落ちたり、飛んだりした頃、やや言葉が出づらく、会話のスピードについて行きづらくなっていました。
左の耳から入ったことが右の耳から出ていくように、頭の中から抜け出てしまう。
耳に入ってくる段階では特に理解できないことではないのに、数秒後に分からなくなってしまうから不思議な病気です。
ハードルが高かったのが女子が集まって複数でする雑談。
全員からランダムに飛び出す球を様々に打ち返すって、情報処理の速さや高度な状況判断が必要で、なかなか技術が要ることだったんだと気付きました。
失言すると思わぬ傷を負いかねないので真剣勝負です。
暫くはラケットを握って構えていましたが、やがて無理だと悟って、空気を変えないように表情を合わせてうなずくだけになりました。
職場でのコミュニケーションはいきなりゼロにはできないので、笑顔で忙しい人キャンペーンです。
視線がぶつかるとニコっと会釈からの直ぐに仕事に集中する
フリ、です。
実際仕事も押していたんですけどね。