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看護系大学、これは看護専門学校も含めて考えると、
今、一番悩まされていることが、臨床実習ではないでしょうか
今、
コロナ禍で、本来の臨床実習の対象となる医療機関および施設では
クラスター感染予防対策のために
患者様の面会禁止など、厳しい入室制限が行われています。
そのような状況下で、まして、学校からの臨床実習の受け入れなどは
許可できる状況ではないことも察しがつきます。
結果として、臨床実習の受け入れを断られているのが現状ではないかと思います。
確かに、看護師を養成する学校をはじめ、大学にとっては、
臨床実習が出来ないことは、かなりの痛手だと考えられます。
そのため、
全国の看護師養成機関、学校をはじめ大学では、
その臨床実習に変わる学内実習が行われていることと思います。
実際、文部科学省の指針でも、臨床実習に代替えできる学内実習で単位認定を認めるといったものが
発表されました。
できるだけ、質を落とさない、、臨床実践に近づける、しかもそれが学内で行える実習を
各大学、学校で
考えていかなくてはなりません。。。。。。。
正直言って、難しいですよね。。。。
そういう実習って。。。。
。。。大変です
しかし、それでも、考えていかなくてはなりません。。。。。
そんな中、
本学看護学部の成人看護学実習Ⅱ(成人慢性期実習)では、
小城市のクリニックの院長、看護師長のご理解とご協力、ご支援をいただき
疾患をもちながら、小城市で生活されている患者様をご紹介していただき、
その患者様とZOOMを通じて、学生と関わらせていただく実習を展開するという
“疾患をもちながら地域で生活されている患者様が参加する成人看護学実習Ⅱ”を展開しています。
あくまで、西九州大学看護学部内の実習室で行っている学内実習です!!
この実習、
本学看護学部の成人看護学領域教授である 鷹居教授が考案されました。
私も、教員として、この実習につかせていただいておりますが、
やっぱり、改めて凄いと思います。
この発想も凄いと思いますが、実際に学内でやれていることもです
これまで、地域住民の方々にご協力いただき行ってきた模擬患者シミュレーション演習とは、
また、全く違うんですよ!
本当に疾患をもたれた患者様を対象とした実習なのです
小城市で長年保健師として活躍され、小城市の地域医療を知り尽くされている、本学看護学部公衆衛生学の南里真美先生
と連携され、小城市のクリニックへの協力依頼、ならびに調整と患者様へのご協力依頼など、
すべて自分で計画を立てられ、考えて、動かれていました。
思えば、振り返ると、
あの8月の灼熱の太陽の下、
顔が汗まみれになりながら、日傘をさされて、
大学とクリニックを行き来し、
この実習調整を命がけで立てられていた後ろ姿を
いつも影ながら見てきました
そして、私は知っています。
土日も休まれることなく、いつも大学に来られて、常に学生のことを考えられていることを。。。。
さて、
その実習の方なんですが、
学生は、学内の実習室から、
そして、患者様は、かかりつけ医のクリニックから
ZOOMを使って
つながりました。
患者様へのインタビューを通じて
現病歴、治療薬、病気についての受け入れなど
情報収集を深めていきます。
情報収集して
情報の整理、そしてアセスメントへつなげていきます。
患者様を受け持たせていただく以上、
学生も責任ある自覚が芽生えたと思います。
アセスメント、関連図
迷い迷いながらも
泣きながらも
確実に書いてきます。
みんなです。
この3年生、
ホントによく頑張ってくれます。
これから、来年2月まで
実習は続きますが、
それぞれが、
学びを深め、
また、自分の看護観をもち
立派な看護師になってくれることを願っています。
コロナに負けずに
粘り強く、頑張っていきましょう