こんにちは、たまこです。


昨日の記事↑で、「最近夫の休みが多い」という話をしたのですが。

それにははっきりした理由がありまして、まあ単純な話なんですけど「代休をちゃんと取るようになった」からなんですね。


たまこ夫の仕事は基本的には土日祝日休みなのですが、たまに土日も出勤する事があったりします。

それは別に良いんですが、問題なのは休みだったはずの日に出勤しても代休を取らない事。

夫の言い分としては「取りたくても取れない」らしいのですが、たまこから言わせてもらえば「取る気がないよね」としか思えないんですよ。


例えば、職場の誰かが急に休む事になったから代わりに出勤しなきゃとか、繁忙期で人手が足りないと言われたから応援として出勤とか。

夫の職場は慢性的な人手不足らしいので、そういう事はしょっちゅうなんですが、だからといってそれが「休めない」理由だとしたらずっと休めない事になりますよね。


でも夫は自分は管理職だから仕方ないと思っているらしいです。

部下の休みが取れないようにした事は一度もない、とは言っていますが結局その分を夫の出勤でカバーしているという事になります。

そして管理職だから手当は出ないので、夫の給料はどんなに残業しても変わらず。


そんなの、おかしい!とたまこは何度も夫に言ってきましたが、夫は全く聞く耳を持たず。

それでも言うと「たまこは俺の仕事に対する理解が足りな過ぎる!」と必ず言い返されてケンカというパターンになり、結局そこから何も解決しないままで、解決どころかむしろ夫婦関係は悪化する一方でした。


それで去年までは土日休める時は月に一度くらいで、あとは土曜か日曜どちらか休みという感じ。

ヘタすると土日どちらも出勤になったりして、代休は平日に1日だけ取り、その週末もまた土日出勤なんて時も。


そうなると食材の買い出しの予定も立てられないし、夫は休みの日は仕事疲れを前面に出して「家の事はたまこちゃんに任せた感」がすごい訳です(笑)。

確かにたまこは現在専業主婦ですから、夫の仕事のサポート役として家事を負担する事は了承していますが、この「休みが少な過ぎる状況」は全然納得いかないとずっと思っていました。


ど正論を言えば、夫は「管理職」なんだから自分の休みも管理できなきゃおかしいですよね。

でもそれはさすがに現実問題では難しいって事くらい、たまこだって以前は仕事してたんだからわかります。

だからこそ「理解ある妻」になりたくてずっと我慢してきたんです。


でも、それじゃダメなんだって思い知らされたのが、去年のたまこの入院手術の時の出来事でした。


たまこは去年(2023年)の10月末に子宮全摘手術を受けるために9日間入院したのですが。

その時の様子をシリーズにして書いたのが、こちらの記事です。


おかげさまで術後の経過は順調で今は元気になりましたが、手術内容は悪性ではないとはいえ臓器をひとつ丸々摘出する訳でして、全身麻酔で開腹手術ですから全く心配ないとは言えないというか。

つまりは「もしかしたら、手術中に死んじゃったり重い障害が残って意思の疎通ができない体になる可能性も、ゼロではない」という不安を抱えながら、本人は手術に臨む訳です。


それは当然、家族も同じ思いだと、、たまこは信じていました。

というか、夫もそこは同じ思いだと言うと思うんですね。

でも、夫はたまこの手術日当日の朝、付き添いの為に病室へ来た所までは良いのですが、

「実は急に仕事が入ったから、たまこの手術が無事終わったのがわかったら(仕事へ)行くね」

と言ったんです。


その事を言い出すまで、夫が病室に入ってきてから多分10分くらいあったと思うのですが、たまこは30分後には手術室へ行くという緊張と不安をあまり感じないように、それまではいつも通り変わらない調子でテレビを見ながら雑談をしているつもりでした。

ですが夫のその言葉を聞いた後、喉の奥がキュウッと締まるような感じがして、

「あー、夫はこんな時でも仕事を優先する人なんだなぁ、、」

と思ったら、その後はもう何も言えなくなって。


我ながら大人げないなーとは思いましたけど、その後はもう何もかもどうでも良いや、と思ってしまい、夫とは目も合わせず一言も会話する事なく、迎えに来た看護師さんの後を付いて病室を出ました。


病室を出る時、振り向いたつもりは無かったのに一瞬だけ夫の顔が見えたような気がしたのですが、なんだか「捨てられた子犬」のような顔をしていました(笑)。

48歳の男性に対する形容詞ではないのは充分わかっていますが(笑)、たまこ的にはそう見えた、、というか、たまにこの人ってこういう顔するんだよなぁと。


つか、こうなるような事を言ったのはそっちでしょ?って話ですよね。

この状況で「そっか、仕事なら仕方ないよね!私も手術頑張るから、あなたもお仕事頑張って!」って言われるとでも思ってたんでしょうか?


自慢じゃないですがたまこは全くそんな良くできた妻、良くできた人間的な振る舞いをした事なんて結婚してから1度も無いと思いますし(つか、しようとして自爆した事なら何回もあるかな 笑)、少なくともたまこはここまで深刻な状況じゃない時でも家の事を後回しにして仕事を優先させるような休みの取り方をされる度に、遺憾の意を示すと共に盛大に抗議してきたつもりだったのに、、つまり、今までの休みがダメになった時の大喧嘩は何だったんだ?と思いましたけど。


これについては後になってから、「妻の全身麻酔手術直後に駆けつけなければならない仕事」について友人の意見も聞きつつ考えた事があるのですが(笑)、「医師」以外は妻優先で良いのでは?という結論になりました。


一応手術後に、夫本人からもその仕事の内容については聞きましたけど、確かに軽いものではないけれど、それは別に夫以外の誰かでも対応できるのでは?という内容でした。

でも多分、仕事の内容そのものは関係ないんですよね。

つまりは夫にとっての優先順位が、常に家庭(というか妻)より仕事が上になっているというだけの事。

そして問題は、その優先順位が家族が危機的状況になっている時でも崩される事が無い、という事だと思います。


それでもまだ、みんなが健康で問題なく暮らしている時なら仕事優先でも良いと思いますが、、家族の誰かがピンチの時にも「俺は仕事あるから」と言って自分だけいつも通りのやり方を通していたら、何の為の家族なんでしょうか?


今までずっと、仕事優先を許してきた結果がこれなの、、?とさすがのたまこも手術の後、麻酔から覚めた後はしばらく涙が止まりませんでした。


(シリーズの記事でも書いていますが、術後は麻酔の効きがドンピシャだったみたいで、痛みが全く無くて気分は異様に高揚していました。

その勢いで泣きながら2時間近く夫と話し合っていた事については、今回初めて書きましたけど 笑)


でもその後も何度も何度も話し合いをしてわかった事ですが、夫も去年はかなり仕事で体力や気力を消耗していて、しかもそれが長期化していたので家庭や家族をかえりみる余裕が本当になくなっていて、休みの日でも仕事の電話などが来ると半ば自動的に「行かなきゃ」と思っていたようです。

それって結構ヤバいですよね。


はたから見ると、確かにいつも疲れた疲れたとは言っていますけど、そりゃ毎日仕事してるんだから疲れるだろうし、もう年だし。でも普通に毎日起きて仕事行って、ご飯を食べて寝ているし。としか見えないんですよ。

ですがおそらく本当は、長年の過労状態で極度の省エネモードになってるというか、仕事以外の面倒な事は何も考えたくないとしか思えなくなっていたんじゃないのかなー、、と。


そしてそれは完全に無意識だから、たまこからいろいろ指摘されると全然普通だし!いろいろ考えてるし!だから理解がないのはたまこの方だ!ってなってたのかなー、なんて思ったり。


でも今回の手術の日の事で、さすがにこの状態ってなんかおかしいんじゃない?と夫が気づいてくれるきっかけになったように思います。


仕事と家庭、どっちも大事に決まってる。

と口では言うのに行動では明らかに仕事優先的な選択をしてきた矛盾が、妻を泣かせているという現実として現れている事を、夫はどう受け止めているのかな?と思っていましたが、結論を言えば夫はどうも思っていない、つまり「受け止めずにずっと流し続けていて、それで良いと思ってた」という事です。

でもさすがに今回は受け止めざるを得なかった、という感じでしょうか。

(一応、手術後はしばらく話し合ってから、たまこが了承した上で仕事に行きました)


別に2人とも間違った事をしてきた訳じゃない、むしろ頑張ってきたとは思っていますが、強いて言えばたまこが夫の仕事に理解ある妻になりたくて、休みが無くなっても文句は言うけど結局「我慢」してきたのが悪かったんだと思います。


だからもう我慢するのはやめて、改めてはっきりと「ちゃんと休みを取って」と要求したのが、手術直後と去年の年末だったかな。

そこからもまたいろいろありましたけど(笑)、なんとか今までとは違う新しい方向へ動き出せたような気がしています。


なんかつくづく、たまこ夫婦は普通の夫婦が当たり前にできてるだろう事ができてないというか、どうしていちいちこんなに時間がかかるんだろう?と思いますが、、それでも一緒にいるならまあ何とかやっていくしかない。


という訳で、今年は夫の休みが増える(というか適正に戻すだけ)前提で、休日の過ごし方などを考えていきたいと思っております。


いつぞやの夜明け。

今朝も少し雪が積もっていましたが、すぐに溶けました。

今年の春はもう少し先になりそうですが、確実に近づいていますね。


ではまた!