こんにちは、たまこです。



恥ずかしながら、夫に「おはよう」が言えなかったたまこが、どうやって言えるようになったのか?というお話を、めっちゃ長い記事で書いております(笑)。


今回で終わりにしますので、よろしければお読みくださいね。


(お茶でも飲みながら、お気軽にどうぞ、、)


さて、前編ではたまこが夫に対して長年感じつつ我慢してきた夫婦の不公平感について。

そして中編ではたまこの夫への不公平感は母親のそれとほぼ一致していた事に気付き、それでは永久におはようと言える日は来ないと自覚したというお話を書きました。


その自覚を踏まえてたまこが考えたのは、

「たまこは夫がずるいと感じてしまうほどに家事分担が不公平だと思っているけれど、じゃあどこまで分担したら公平だと思えるんだろう?」

という事です。

ここで妥協とか、現実的には無理だとかを考えると意味ないので、できるかできないかはともかく、自分の気持ちに正直に書いてみるのが大事かなと。


もちろん、たまこがどのような働き方をするかでも変わってくるので、まずはたまこ自身の仕事について考えなければなりません。

それで気付いたのは、夫はいつも

「仕事してないんだから、暇でしょ。だから、家事はやってほしい」

という言い方をするのですが、たまこ側からするとそれは全く逆なのです。つまり、

「家事負担がたまこに偏りすぎているから、仕事を減らすか、辞めざるを得ないんですけど」

と。

ですから、夫が家事を分担してくれる人だったら、たまこもフルタイムで働けるよ?という理論です。


とは言え、たまこは正社員になった事はないのでずっとパートかバイトなんですけど、ヘルパーの時は契約時間数を自分で決められたのでフルタイム並みに働いている人もいましたから、たまこもその気になればできたんです。

でも、そうしたら夫は家事を分担してくれるのか?と言えば、俺は仕事忙しいから無理だよの一点張り。

このやり取りで手詰まりを感じて、結局たまこが時間数を調整しながら家事をする。という選択をしてきました。


でもこれだとたまこは不満だったから我慢が溜まっていった訳で、、だからこれはダメ。

じゃあ、仕事を辞めて専業主婦になったら不公平感は解決だ!と思ってマイホームを建てたタイミングでヘルパーを辞めるという、ベストな選択をしたはずでした、、それなのに。


しかも、感情にまかせて辞めた訳ではなくて、5年以上かけて断捨離して暮らしを整え、貯金ほぼゼロからマイホームの頭金を揃えられるように超絶節約してお金を貯め、専業主婦になっても生活できるように考えて考えて、行動して結果を出して、ここまで実現できました、、それなのに。


現実は、、「おはよう」が言えない毎日でした。

もう、、ホントになんでこうなるの?って感じですよね。


さて、ここでもう一度家事分担について戻ってみて、結局専業主婦でも「ずるい」という気持ちが消えなかったのなら、もういっその事、たまこは夫にご飯を全部作らせて、掃除洗濯も一切放棄して一日中ゴロゴロして好きな事できる毎日が一生続くよ!と言われたらハッピーラッキーで満足するのか、、?

と自分に聞いてみました。


そしたら、うーん、そういう訳じゃない。という答え(他人事みたいですが、自問自答です 笑)。

たまこは自分だけがラクをして、夫を苦しめたいとか、今までの恨みを晴らしたい(笑)とかの訳ではないんですね。

かと言って、今後夫ばかりが好きな事だけやりたい放題で、たまこには面倒な事を押し付けられるのも嫌。というのも本当の気持ちです。


という事は、本質的には「家事分担」ではなくて、夫と自分の「やりたい事、好きな事」をする割合と「やりたくないけどやらなければならない事」の割合のバランスの不公平感の問題なのでは、、?と気付いたんです。


例えば「仕事」というと、人によってはただただ辛くてやりたくない事、という認識の人もいれば、たまには嫌な事もあるけどやりがいあるし楽しいという人もいる訳です。

同じように「家事」もただただ面倒なだけの人もいれば、好きな人もいる。

今までのたまこから見た、たまこ家の「やりたい事とやりたくない事の割合グラフは、こんな感じ。↓


(手書きすぎるwww)


このグラフをじぃーーっと見て、たまこが思い付いたのは、、

「じゃあ、、たまこが家事を好きになればいいだけじゃん」

という、ずっこけるような結論(笑)。

でも、そうすれば一気にたまこの割合グラフは「やりたい事」9割越えになる訳です。

これが現実になれば、たまこの人生、薔薇色じゃないはずがありません。

だって、毎日毎日「やりたい事、好きな事」しかやってないんですからね。


問題は、本当に心から家事が好きになれるのか?という事だと思うんですけど、まさにそれこそ「EASYLIFE研究所」で研究してきたラク家事や家計管理術が具体的な方法なんだと思うんです。


でも最初、ブログを立ち上げた時は「家事をラクにする」ための方法の研究をしようと思っていて、「家事が好きになる」方法という視点は全く抜けていました。

なぜなら、家事とは好きとか嫌いとかは関係なく「やらなければならない事」と思い込んでいたからです。

ただ、これってもともと家事が好きなら要らない研究だよな、、とは思っていました。

でも、基本的には家事は面倒でやりたくない事だという思い込みというか、家事が好きな人なんていないし、いるとしてもごく少数派という前提で全てを進めていましたので、ひたすら効率化を目指す方法しか思いつかなかったというのが今までのたまこです。


でも、断捨離やラク家事を自分なりに極めていったら、実はたまこは家事そのものは嫌いな訳じゃないかも。という事が多くなってきたんですね。

料理も毎日三度三度きっちり作れと言われたら地獄ですけど、自分が食べたいものを作って、お気に入りの食器に盛り付けられるなら、むしろ楽しかったりもする訳です。

洗濯も、服を畳むのは大嫌いだけど、タオルならきっちり畳むのは気持ちいいからハンガー収納とドラム式洗濯機を導入したらそれほど苦じゃなくなりました。


そうやって、自分なりの「できる、できない」と「好き、嫌い」を「家事=やらなければならない事」とひとくくりにしないで一つ一つ細かく考えていったら、いつの間にか「家事、、それほど嫌いじゃないかも」に変わっていました。

そこからなら、「家事が好きになればいいんだ!」にシフトするのは、それほどあり得ない事ではない、、と思う事ができたんですよね。

まあ、むしろたまこはこんだけ毎日家事の事考えまくってブログにしてる時点で、実は面倒くさいと言いつつ好きなんじゃね?とは薄々気付いてましたけどね(笑)。


でもたまこの場合はストレートに「家事、好きです!」とはなかなか思えないような母親との関係だったり、自分の不器用さ、不甲斐なさなどが積み重なっていたみたいです。

ただ、たまこが一番主張したがっていた「夫との不平等感」は完全にでっち上げで、たまこ自身だけの問題だったという事ができると思っています。

なぜなら、おそらくたまこは夫が今の人だろうが、別の誰かだろうが、何かしらの理由をひねり出して家事の不公平感を主張しようと思えばできるだろうと思うからです。

つまり、たまこ夫個人の資質の問題ではない訳ですね。

かわいそうにたまこ夫、、でも、彼がこれほどまでに家事に無関心じゃなければたまこもここまで突き詰めていろいろしなかった訳で。


もちろん、暴力や度を超えたモラハラなどがある夫なら、そんな事言ってる場合じゃないですけど、たまこの場合はとことんやってみたら自分の問題だった、、という事だったみたいです。


そこまでわかれば、夫に対して不機嫌になる要素はないと腹の底から納得できたので、ついにたまこは「おはよう」を笑顔で言える朝を獲得いたしました(笑)。

いやー、ここまで本当に長かった。


でも多分、ブログを書いていなければずっと「おはよう」と言える朝は来なかったと思います。

途中まではできているのに、どうしてもQ.E.D.まではたどり着けない数式のように、引っ越してからのたまこの暮らしは中途半端な幸せで止まったままでした。


やっぱり頭の中だけで悩むよりは、読んでくれる誰かがいる、ブログという媒体に書き出すという作業は本当に有効だと思います。

個人的な経験、考えですので、誰にでも再現性があるとは言えないのは承知の上ですが、これからもたまこはこの経験を踏まえて、誰かの参考になるかもしれない研究結果を記事として記録していきたいと思っています。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。


ではまた!