約半年、投稿ができなかった間に、為替レートではすっかり円安傾向。
今日(7/18)は、1米ドルが155~156円で推移しているみたいで、少し円高に振れてきているようではあります。
でも、ここまでは、歴史的円安なんていわれて、交換すれば為替差益が出るオーストラリアなど海外へ出稼ぎに行く日本人が少なくないというニュースを耳にするようになりました。
日本人が海外出稼ぎ?
私のような外国人にしてみれば、何か変な感じです。だって、海外からの不法滞在者が日本で出稼ぎをするっていうのが、今までのパターンだったわけですから。
日本経済が停滞から抜け出せない、栄枯盛衰ってことでしょうか。。。
こういうご時世なので、日本経済が悪化と一途をたどり、日本に住むより外国に住む方がいいとか、日本の将来を悲観するような風潮がまん延しているみたいですけど、私個人的には「ちょっと違うんじゃないの?」と言いたいわけです。
例えば、NRIの「野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計」というページを参考にすると、日本人の富裕層は増加しているという点です。
このページでは、このように記載されています。
純金融資産保有額が1億円以上5億円未満の「富裕層」、および同5億円以上の「超富裕層」を合わせると148.5万世帯で、内訳は、富裕層が139.5万世帯、超富裕層が9.0万世帯でした。 2021年の富裕層・超富裕層の合計世帯数は、この推計を開始した2005年以降、最も多かった2019年の132.7万世帯から、さらに15.8万世帯増加しました。
また、ダイアモンドオンラインの「日本の「超富裕層」人口は世界で何位?格差に絶望…社員の200倍の報酬受け取る役員も」というページでは、3,000万ドル(日本円にして40億円程)以上の資産を持つ人の数の国別ランキングがあります。
超富裕層人口の国別ランキング(2020年版)で、日本は何位だと思いますか?
実は、日本は世界第3位なんですよ!
上位の5傑のランキングは、以下のようになっています。
第1位:アメリカ合衆国(101,240人)
第2位:中国(29,815人)
第3位:日本(21,300人)
第4位:ドイツ(15,435人)
第5位:カナダ(11,010人)
私もちょっと驚きましたが、この事実を知れば、日本経済はもうだめだとか、軽々しく結論付けられないと思うわけです。
歴史的円安や日本経済は疲弊していると世間では報道されながら、商売や投資などで儲けて財を成している人は増えているってことですよねぇ。
日本では、国民の大多数が雇用されて給料をもらって生活しています。
血税を搾り取られているサラリーマンが、なかなか生活の豊かさを実感できないのとは逆の現象が日本では進行中なんです。
私も雇用されている立場なんですが、「サラリーマン以外の人生もありなの?」と本気で考えています。
それと、先進国で、日本ほど治安が良い国はあまり無いんじゃないかな。
銃や薬物を厳しく規制しているのが主な要因だと思います。
日本でも猟奇的な事件が起きますが、他の国と比較すると、日本は極めて凶悪犯罪の少ない国に違いありません。 治安の良さ、凶悪犯罪の少なさは、住み易さの目安ですからね。
それに、日本は、食べ物が美味しい!
言うまでもなく、現在の日本社会には改善すべき所は多々あります。しかし、安易な日本没落論には賛成できません。
日本の将来についての議論は、円安や海外出稼ぎ労働者の傾向だけで、結論付けられるでしょうか?
生活の豊かさを実感するという問題は、国家の経済政策も大きな要因なのですが、個人としての生き方の問題も深く関係していると思いますよ。