ALS(筋萎縮性側索硬化症)について
新しい治療ASO薬がはじまりましたね
ALSの新時代。
期待を集めていますが、今後どのように展開するのか
そのあたりのことが書かれていました。
ASO薬: アンチセンスオリゴ核酸薬
論文を書いたのはベルギーの
リューベン大学ルド先生
Ludo Van Den Bosch教授
芸術家みたい
雑誌Trends Mol Medは分子医学のトップジャーナル(文献1)
リューベンはクリスマスマーケットで有名でしょうか
概要
ALS についてのASO 療法が 承認されました。(米国)
このお薬はALS を阻止できるだけでなく、症状を回復できるという期待もあります。(下記)
新薬の功績は、起因する遺伝子を抑えることで、ALSは治療可能だと証明したことです
でもお薬はいまのところ少数の ALS型(SOD1型など) に適合するものです。今後、孤発型ALSなど多くのALSについて開発が進むでしょう。
病気の原因、すなわち異常なRNAの切断や異常蛋白の蓄積を修正することで、ALSは治療できるようになるでしょう。
感想
ALSが根治するまでの道筋、
ちょっと見えてきましたね。
いろいろなタイプにそれぞれのお薬。
期待したいと思います
寒さも厳しい季節ですが、
冬来たりなば春とおからじ
まずはいい体調ですごしていきましょう
ここまでご覧いただきありがとうございました
文献
1.Sien H Van Daele , Pegah Masrori , Philip Van Damme , Ludo Van Den Bosch The sense of antisense therapies in ALS Trends Mol Med. 2024 Jan 11: doi: 10.1016/j.molmed.2023.12.003.