ALS(筋萎縮性側索硬化症)について
脳内の老廃物を除去するシステムとの関係が注目されているようです。
脳内の清掃システム:glymphatic systemですね。(→こちら)
このあたりをALSの大家・三本先生が解説してくれたのでご紹介します。
三本(みつもと)先生は米国ニューヨークのコロンビア大学の教授
コロンビア大学は米国ニューヨークにある有名大学ですね。
三本先生は時々、日本でも講演されますね
雑誌はClin Neurophysiol Pract、米国の臨床医学雑誌です。(文献1)
2023年の12月号、最新のものです。
以下は引用です。
ALSの神経細胞の死滅には複雑な経路が関与します。
遺伝的リスク、加齢やライフスタイル要因、特に睡眠などが影響を与える可能性があります。
これによって、脳内のリンパ系の機能不全がおこり、異常タンパクが蓄積し、脳および神経機能の変化をおこします。
そして、酸化ストレス、ミトコンドリア機能不全、輸送プロセスの異常、興奮と抑制の不均衡をひきおこすでしょう。
最終的には神経細胞が傷害されます。
感想
脳内をきれいにする清掃システム。
脳内リンパは睡眠中にはたらくとのこと。
睡眠もたいせつですね。
ゆっくり休んで、脳内をクリーンにしていきましょう
ここまでご覧いただきありがとうございました。
文献
1.Andrew Eisen , Steve Vucic , Hiroshi Mitsumoto History of ALS and the competing theories on pathogenesis: IFCN handbook chapter Clin Neurophysiol Pract. 2023 Dec 12:9:1-12. doi: 10.1016/j.cnp.2023.11.004. eCollection 2024. DOI: 10.1016/j.cnp.2023.11.004