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最悪の結果を目にしたあと
私はしばらくそれを誰にも
言えずにいた
これを私が口にした瞬間
それが現実になるような気がしたからだ
それに、この張り詰めているものを
緩ませたら、私自身どうなってしまうか
わからなくて、弱音を見せることが
とても怖かった
検査がどんどん進むことも
恐怖でしかたなかったけど、
自分が壊れてしまうのではないかと
それが一番怖かった
毎日毎日不安で押しつぶされそう
だったけれど
必死に笑顔を作って
毎日母親として自分を奮い立たせていた
でも、一人で抱えるには苦しくて苦しくて
大事な人にはこの話をそっと打ち明けた
受け止めてもらえてうれしかったな
そして
細胞診の病理検査の結果を聞く日。
夫が休みを取ってくれ
朝から神社にお参りに行ってから
病院に向かった。
今日の結果次第では、私のこれからが
ものすごく変わってしまうな。
どうか、どうか
一番よい結果でありますように、、、
心の中で小さくお願いした。
くしくも、検査結果を聞く日は
上の子の誕生日だった
もしかしたら、最悪の結果を
聞くことになるかもしれないな
母として、
笑ってお祝いしてあげらるだろうか。。。
そんなことを思いながら
今にも押し潰されそうな気持ちを抱えながら
診察室に入った。
つづく
おひと